特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会機関紙 「日本とユーラシア」
今月の表紙:ハチャプリ(チーズ入りパン) グルジア料理教室にて

今月の表紙
ハチャプリ(チーズ入りパン) グルジア料理教室にて
行事予定

第13回大自然とハバロフスク市民交流の旅
事前企画

1「. ロシアの大人の部屋」出版記念講演会
「ロシアのアパート事情」

講師:豊田菜穂子(フリーライター)
日時:2011年6月19日(日)13:00~14:00
会場:横浜平和と労働会館5階
「ロシアの大人の部屋」は当協会事務所・ロシア物産オンラインショップ「うにべるま~ぐ」でも発売中!

2. 旅行説明会

日時:2011年6月19日(日)14:00~16:00
会場:横浜平和と労働会館5階
内容:今年の旅行の見どころ紹介、昨年の旅行のビデオ鑑賞、質疑応答 他

※詳細は上記リンク先ページをご参照ください。皆様のご参加をお待ちしています。


第13回 大自然とハバロフスク市民交流の旅

雄大なアムール河を臨む大自然の中で
日常から離れてゆったり、のんびり
手づくりの旅を満喫してみませんか

【期間】2011年8月8日(月)~8月12日(金)成田空港発着
【企画・申込】第13回 大自然とハバロフスク市民交流の旅 実行委員会(NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会内)
【協力】ハバロフスク対外交流協会
【内容】ホームステイコース、ダーチャ体験コース、キャンプ場訪問、交流パーティー他
【費用】ホテル・ホームステイコース/ダーチャ生活体験コース 各185,000円

詳細は上記リンク先ページをごらん下さい。

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活動報告

「歌うロシア人形」
イギリス館でマトリョミンコンサート開催

 ゴールデンウィーク初日、4月29日に山手のイギリス館でみなとみらいマトリョミンアンサンブルによるコンサートが開催されました。

 今までにも、ヨールカ祭や県連総会などのイベントでの演奏や、協会内でのコンサートはありましたが、自主コンサートとして演奏するのは初めてのことです。記念すべき、第一回演奏会でした。

マトリョミンコンサート

 会場となったイギリス館では、午後2時と午後3時半の二回の演奏はいずれも満員でした。イギリス館は見学無料で、一般の見学者が「あれ、面白そうなコンサートだね」と当日申し込みをしましたが、満員のため断る場面もありました。

 演奏は、みなと横浜をあらわす童謡「赤い靴」から始まりました。ソロ・デュオ・アンサンブルでの演奏は本当に楽しく、すばらしいものでした。
関戸の下手な文章では表現できないほど。マトリョミンの音色は人が歌うような感じです。まさに「歌うロシア人形」でした。

 演奏の合間にはクイズやマトリョミンに着せた衣装のファッションショーもありました。その中で、関戸が少し残念に思ったこと。「マトリョーシカは日本の入れ子人形がロシアに持ち帰られたのが始まりですが、その入れ子人形はどこのものでしょう」というクイズが出されたのですが、答えは箱根。ところが箱根という答えを聞くと参加者は「え~っ」「本当」という人がほとんど。神奈川に生まれ暮らしていながら、地元とロシアのつながりを知らないのはさびしいと思いました。でも、反対にこのマトリョミンコンサートを今後も開催していくことによって、ロシアとのつながりを持てばいいのだと考え直しました。

 マトリョミンの音色によって、ロシアの文化をもっと広めていきたいと思います。

(関戸)


初めて尽くしのグルジア料理教室

 5月22日(日)、本当に久しぶりの料理教室が行なわれました。

グルジア料理教室

 今回の料理教室は「初めて尽くし」の教室でした。まず、メニューです。今までは「ロシア」料理教室でしたが、この日は「グルジア」料理だったのです。関戸の記憶では「初めて」の教室です。

 次の「初めて」は料理の品数。今までの教室だと、メインの料理の他、一品。大体2品でした。そして、デザートを加えても3品が最高でした。ところが、今回は4品も作ることになったのです。ハルチョー(スープ)・ハチャプリ(チーズ入りパン)・グルジア風羊肉ケバブ・豆サラダです。本当に時間内に出来るのか、いささか不安がありましたが、きっちりと出来ました。

グルジア料理教室

 もうひとつの「初めて」は講師が日本人だったこと。今まではロシア人講師でしたが、今回の教室ではロシア滞在通算5年の滝沢三佐子先生が教えてくださったのです。

 以上、初めてだらけの教室でしたが、内容は充実。この日はあいにくの雨でしたが、参加者は雨にめげることもなく、坂道を登り、野毛山へ。木佐森理事長の中学時代の友人が何人も参加され、何となく同窓会の雰囲気も。

グルジア料理教室

 滝沢先生の教え方は大変上手で、ポイントごとに手を止めて、全てのグループが出来るまで待ってくれたので失敗はひとつもありませんでした。時間内に出来上がり、おいしい会食。参加者の一言には、「おいしい料理だった」「家でも作りたい」「また料理教室を開催してほしい」との言葉が。

 帰り際には、木佐森さんの庭で取れたビーツと、ジャム、チョコレートなどのお土産が大盤振る舞いされました。

 うっとうしい雨を吹き飛ばすかのようなすばらしい料理教室でした。

(関戸)


その他の活動

●5月29日(日)第57回ロシア語能力検定試験
●6月2日(木)~5日(日)平和のための戦争展 シベリア抑留展示

 詳細は次号で報告します。


協会事務所、会館1階に移転

6月から協会事務所が横浜平和と労働会館の1階エレベーター前に移転しました。
会費のお支払いや物品購入(一部を除く)など、事務員にご用の方はまず1階へどうぞ。
各種教室は今まで通り5階です。

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教室案内

第114期ロシア語教室 生徒募集中!中途入学も歓迎!

第114期時間割

入門~上級、月曜~土曜。各クラス全15回。個人レッスンのご相談にも応じます。各クラス等の詳細は教室ホームページをごらん下さい。曜日・時間・講師は変更される可能性もありますので、見学・入学をご希望の方は事前に事務局までお問い合わせ下さい。

お申し込み・お問い合わせ:
TEL/FAX 045-201-3714
メール yokohama-rosiago@hotmail.co.jp

教室ホームページ   教室ブログ


日本語教室 生徒募集中 Курсы японского языка 生徒募集中!!

月曜~金曜、10:00~17:00の間、1コマ90分。
基本的には個人レッスン、同レベル・同時期開始の場合はグループレッスンも可。
入学金5,250円(会員は無料)、受講料1回3,000円。
お問合せ先:045-201-3714 (事務局)



ロシア民族楽器 「バラライカ」「ドムラ」教室

毎月2回、土曜日開講
予定(2011年度前期)
前半:5月7日、5月21日、6月4日、6月11日、7月2日、7月16日
後半:8月6日、8月20日、9月10日、9月24日
時間帯:
Bクラス 14:00~14:45(バラライカ上級※)
Cクラス 15:00~15:45(ドムラ初級)
Dクラス 16:00~16:45(バラライカ初級※)
Eクラス 17:00~17:45(ドムラ初級※)
※募集中
講師:北川 翔(2008年・第7回国際ロシア民族楽器コンクール「ベロゴーリエ杯」バラライカ部門第1位)
会場:横浜平和と労働会館5階
受講料:
3~5名のクラス: 会員30,000円(1回5,000円)
2名のクラス:会員48,000円(1回8,000円)
1名のクラス:会員66,000円(1回11,000円)
※半期3ヶ月、1回45分×6回分。

お申し込み・お問い合わせ
balalaika_domra@yahoo.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714

 今までやむなく個人でレッスンしていた16時からのバラライカ初級クラスは5月から1名増えましたが、ドムラ初級クラスが2分裂、17時からのクラスが新たにできました。
 2~3名でゆったりレッスンできますので、途中からでも是非ご入学ください。


みなとみらいマトリョミン教室

日程:毎月1回、土曜日開講/4月16日、5月21日、6月18日、7月16日、8月20日
アンサンブルクラス(90分)13:00~14:30
グループレッスンクラス(120分)14:45~16:45
入学金:3,000円(継続の方、会員は免除)
受講料:
アンサンブル 3,500円×5回=17,500円
グループレッスン 3,000円×5回=15,000円
※初めての方も歓迎。楽器をお持ちでない方は授業時間内のみ借りられます。
会場:横浜平和と労働会館2階 音楽センター
講師:平野 麻里 (マトリョミン演奏家、指導者 マトリョミングレード1級)

お申し込み・お問い合わせ
minatomirai_matoryomin@yahoo.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714

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政治・経済

最近のロシアにおける「民営化」について

 ソ連崩壊後、国家の混乱に乗じ国営企業の高級官僚、党幹部などによる強盗的民営化=私物化が行われました。プーチンはこうした民営企業から経営トップを追放し、再び国営化しました。

 ロシアでは今再び「民営化」が行われています。しかし、これは90年代のものとは異ります。

 ロシアは2015年までに約900社の株式を売却予定で、総額は凡そ600億$(@¥81/$で4.86兆円)の見込みです。

 民営化の対象は大規模、重要国営企業で、全株式を公開売買し、内外の大企業を資本誘致します。計画完遂により、1兆8千万ルーブルが収入となり、一部は企業収入に、一部は国家収入となります。

企業名売却する株式の全株式に対する比率
ロシア農業銀行25%
対外貿易銀行25%
ロシア鉄道25%-1株
ロシア石油15%
ロシア水力発電8%

 上表実例のように今回の民営化は一部例外を除き、国家が株式の過半数を維持するような形の民営化です。この手法は2007年国営ガスプロムがロシア政府の環境問題を理由とするサハリン2プロジェクト中止命令を理由に、総事業費を100億ドルから200億ドルへ倍増させ、増資を強行してサハリンエナジーの株式の50%+1株を取得し、その結果、英蘭シェルが55%から27.5%-1株に、三井物産が25%から12.5%、三菱商事が20%から10%に減少し西側諸国が経営の主導権を失ったことを想起させるものです。ロシアはサハリンエナジーを事実上西側諸国から取り戻し国営化し、西側の技術、資本、経営ノウハウを利用することに成功しました。これが現代ロシア式「民営化」のプロトタイプです。

 目的は国営企業に内外の資本と資本家の経営ノウハウを導入し、非能率なロシア的官僚経営を改め、市場経済の軌道に乗せることと株式売却による国庫収入の確保です。 「民営化」→国営企業への民間資本と経営ノウハウの導入→「国営企業強化」が実態です。

(柴田)


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組織・財政

組織状況

(2011年5月31日現在)
年初会員数:220名、入会者数:16名、退会者数:22名、4月末会員数:214名。
前月比6名減、年初比6名減。 前年同期比0名増。会員拡大目標:250名(年度末)まであと36名、毎月6名の純増で達成可能です。
積極的に、いつでも、何処でも、誰にでも入会の呼びかけをしましょう。行事の時には忘れずに!
会員は協会活動の主人公、原動力です。



財政状況

NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会2011/5/31
単位:円
摘 要収 入支 出
一般会計669,4262,396,892
教育事業4,109,4971,459,180
一般事業1,510,1291,112,011
当期剰余金 1,320,969
合 計6,289,0526,289,052
前年同期(単位:円)2010/4/30
摘 要収 入支 出
一般会計778,3772,422,065
教育事業3,586,7121,380,607
一般事業1,073,068703,866
当期剰余金 931,619
合 計5,438,1575,438,157

貸借対照表 (2011)
科 目本年5月末残高前年同期残高対前年同期増減
流動資産3,820,5713,761,24259,329
固定資産2,340,0001,845,000495,000
資産合計6,160,5715,606,242554,329
流動負債000
固定負債570,1512,329,932-1,759,781
負債合計570,1512,329,932-1,759,781
純資産5,590,4203,276,3102,314,110

 総収入は予算対比5.2%増と順調に伸びていますが、会員数の低迷を反映して一般会計収入が約1%落ち込んでいるのが懸念されます。会員拡大のため絶えざる工夫と努力が必要です。

 協会の資産は着実に増加し、負債は政策金融公庫への長期借入金(事務所購入資金)一括繰上げ返済で大幅に減少しました。会員の皆様の長期に亘るご協力に深謝します。

 なお、諸事業の一層の発展を期して6月から新たに1Fに事務所兼店舗を増設(賃借)しましたのでご活用、ご協力をお願いします。

(柴田)


 当協会のロシア物産オンラインショップ「うにべるま~ぐ」、5月の売上は182,652円でした。 そのうち5%分9,132円を東日本大震災義援金とさせていただきます。 4月1日~9月15日までの全売上の5%は、9月にまとめて日本赤十字社等を通じて被災地に寄付します。 皆様の温かいご支援を引き続きお願い申し上げます。

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文化&スポーツ

音楽

ロシアの文化を堪能
バラライカ ドムラ&アコーディオン 第一回合同発表会

バラライカ ドムラ&アコーディオン 第一回合同発表会

 G・Wの最終日となった5月8日(日)、東京新宿の労音大久保会館で上記のコンサートがありました。神奈川からは田中事務局長・水野理事、ハバロフスク旅行参加者の富樫さんが出演しました。

 ところが、関戸は慣れない東京に車で行き、駐車場が見つからずに三人の方の演奏中に会場入りしたのです。残念無念。演奏はおなじみのロシア民謡メドレーでしたが、関戸は「行商人」「一週間」「カリンカ」しか聞けませんでした。けれども、幸か不幸か、後で田中さん・水野さんからは、「最初の曲は失敗があったから、聞かれなくてよかった」との言葉。良かったんでしょうか!(編集部注:ちなみに最初の曲は「野に立つ白樺」でした。) 

バラライカ ドムラ&アコーディオン 第一回合同発表会

 そして、出演者には懐かしい顔が。野田さん、浦野さん、立本さん、堀内さん。いずれも神奈川の教室で学んだ人ばかり。文章で表現することが出来ないほどの美しい音色。

 驚いたのは、アコーディオンの幅の広さ。アコーディオン一台で、まるでオーケストラかと思うほど、広い音量と主旋律・伴奏が。本当に自分の文章の非力さを感ずるのですが、読んでおられる皆様にぜひ聞かせたいぐらいです。時間がたつのを忘れるほどのコンサートは3時間も続きました。

 神奈川には今後もいろいろな行事があります。ぜひ、ヨールカ祭や総会などで、バラライカとドムラの演奏を加えたいものです。

(関戸)


「あなたたちは決してひとりではない」というメッセージを伝えたかった

大震災直後の桜の頃、ウラジオストクのイーゴリ・オブホフ画伯 横浜派遣を敢行―

イーゴリ・オブホフ画伯を囲んで

 4月21日に帰国したウラジオストクのイーゴリ画伯について、同市のミニコミ紙がインタビュー記事を掲載しました。その記事が、インターネットで日本ウラジオストク協会の田代さん経由で送られてきましたので、イーゴリ画伯を横浜、東京そして成田までアテンドした林誠さんに翻訳していただき、それを抜粋しました。

 ≪記事抜粋≫
 ロシア連邦芸術会員で極東アカデミー芸術ほか教授である画家イーゴリ・オブホフは創作活動のために、横浜に出張しました。
 まず、今回の出張を企画した最終まとめ役のアンドレイさん(ウラジオストク市OB)に目的などを伺います。

Q: なぜ、横浜に画家を派遣し、風景画を描かせようとしたのですか?

A:(アンドレイ):ご承知のように2012年9月に、ウラジオストクでサミット・APECが開催されます。それに合わせてATP諸都市の絵画展をやるのが目的です。この展覧会の狙いは、「多様性への団結」です。生産技術の発展とともに交通の便が良くなり、私達の世界は縮まっており、民族間の文化的格差はなくなりつつあります。しかし、まだ多くの国は、自分たちの文化的イデオロギーを大事にとっておいています。ウラジオストクに暮らす者にとって、アジア太平洋地域の国々の多様な文化を、一人の画家の目を通して見てみたかったのです。そのため、彼を、去年はシンガポールに行かせ、次には、ハワイに出張させる予定です。

Q: この時期に日本を選んだのは、適切だったのでしょうか?大地震と破滅的津波、それに福島の原発事故が起こったこの時期に。

A: はい、たしかに不運でした。日本が受けた経済的、精神的打撃は、たいへん強烈でした。しかし、4月には、横浜で桜が咲きます。その開花に合わせることが重要でした。また、日本人の精神的な強さと、組織能力を信じていました。それだけでなく、日本の人たちに「あなたたちは災難にあわれましたが、決して一人ではありません。たとえ、政府間の相互関係に問題があるにせよ。私たちは隣人であり、お互いに支え合わねばなりません」という意思のメッセージを伝えたかったのです。これは、民間外交のすばらしい例であったと言えるのではないでしょうか。

Q: 今回の出張の費用は、誰が出してくれたのですか。

A: 私たちの計画は、非営利です。したがって、関係者の熱意そのもので実現されました。精神的にも、物質的にも、たくさんの人々から支援をいただきました。沿海国立絵画美術館、日本ウラジオストク協会、神奈川県日本ユーラシア協会、横浜中学校、ウラジオストク航空などなどです。この秋には、横浜で画いたイーゴリ画伯の作品展を開催します。みなさんを招待したいと思います。

***

 次回は、イーゴリさんへのインタビュー記事(抜粋)を掲載します。


ユーラシア音楽芸能情報

ロシアと近隣諸国の音楽を中心とした芸能情報を紹介するコーナー「ユーラシア音楽芸能情報」を発信中!(^_^)v

欧州最大の音楽の祭典「ユーロヴィジョン2011」が開催され、意外なアノ国が優勝しました! ロシアはどうなった?!

■ユーロヴィジョン2011  アゼルバイジャン共和国が優勝!

■口は災いの元か ユーロヴィジョン2011ロシア代表


■ロシア TOP10

初夏の兆しが感じられるロシアから、5月第4週のMTVTOP10をお送りします。10曲中6曲が初登場!

詳細は協会ブログ「ロシア芸能」カテゴリーで。



The Story Series

Дорога на работу

(5月号掲載「通勤の道」ロシア語版前篇)

Сулейман Джабраилов

Утро буднего дня наполняет всё внутри истомой, похожей на похмелье: сознание, отказываясь принять наступивший день, совращает еле проснувшееся тело обратно в объятия тёплого сна, и утренний туалет, приготовления и завтрак проходят в полудрёме.

На улице, однако, девственный ветер изымает остатки прошедшей ночи и наполняет тело энергией нового дня.

Впереди дорога на работу. Ни короткий и ни длинный, этот путь начинается с шестиминутной поездки на электричке до тихой станции на окраине города, откуда его можно продолжить либо на автобусе вместе со спешащими успеть к началу рабочего дня пассажирами, либо пешком вдоль реки через старый тихий жилой квартал.

Я выбираю последний и, перейдя дорогу под мостом скоростного шоссе, удаляюсь от станции вглубь маленьких улиц.

Время от времени в обратном направлении мимо меня проходят люди – они идут к станции, направляясь оттуда к большому городу.

В тёмном плаще быстрой походкой мимо проходит молодая девушка, на мгновенье оставляя за собой еле уловимый аромат духов, который затем бесследно поглощает холодный утренний воздух.

Опустив голову, навстречу идёт мужчина в сером костюме. Его густые седые волосы растрёпаны ветром, от чего погода кажется холоднее. Здесь он так же проходил мимо меня вчера, и я теперь знаю наверняка, что иду по графику и не опаздываю.

Ещё немного вперёд по дороге вдоль узкого ручейка – и из-за поросшего дикой зеленью сада у потемневшего от времени домика на инвалидном кресле медленно выезжает укутанный в одеяла старик. В его руках готовый развалиться на миллионы ниток древний веник, которым он сосредоточенно начинает подметать пыль своего двора.

Старый автомобиль медленно выезжает из-за узкого поворота. Часто его владелец перед выездом моет свою машину, и сегодня оказывается одним из таких дней – на капоте видны ещё не высохшие капли воды. Похрипший звук старого мотора эхом отдаётся в глубине ещё не проснувшегося жилого квартала, затем исчезает.

Теперь тишину нарушает только звук потревоженного щебня под ногами.

(Продолжение следует)

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ユーラシア通信

リペツクの大聖堂

リペツク便り (4)花と新緑の季節

 ロシアに花と新緑の美しい季節がやってきました。

 4月の最終週あたりからコートが要らなくなり、「本当に春がやってきた」と思ったのも束の間、5月の声を聞いた途端に急に暑くなりました。日本に比べて朝晩の寒暖差が大きいので午前中は肌寒いですが、午後からは「夏」と言って良いほどの暑さ。リペツクの人たちは、日中はすでにTシャツやノースリーブ、上半身裸の男性もいるほどです。5月中旬の日の出は5時半、日の入は21時過ぎ。日照時間が16時間にもなり、天気の良い日は一日中明るくて本当に良い季節です。

タンポポ

 日本の春は、季節の花々が順々に咲き、少し遅れて緑が濃くなって行きますが、ここリペツクでは草木ものんびりとしてはいられないのか、4月の終わりからいっせいに木も草も芽を出し、新緑が色濃くなるのと同時にチューリップ、タンポポ、スイセン、スズラン、リンゴ、など花々もあちこちで我先にと咲き始めました。並木のポプラや白樺の若葉が青々と茂り、庭のリンゴは桜に似た白い花をいっぱいにつけ、草地はタンポポで黄色の絨毯のよう。すでにポプラの綿毛もふわふわと漂い始めています。

噴水

 人々も、窓拭き、カーペットやマットの洗濯、庭やダーチャの手入れ、街の清掃、車や道路の修理、街路樹の防虫処置、噴水池への注水などなど、個人も行政も冬の間できなかったことをするのに大忙し。それに、ロシアの学校の夏休みは6月1日から。暑い夏が来る前にあれもこれもしなければならないのでしょう。

 リペツクは内陸なので海はありませんが、市内に大きな川が流れています。川岸にはビーチもあり、夏は水浴びやバーベキューをする人で賑わうそうです。週末には家族や友人と森やビーチやダーチャでアウトドアライフを楽しむロシアの短く暑い夏が、間もなくやってきます。昨年は猛暑でロシア全土で森林火災や水難事故が多発しましたが、今年はどんな夏になることでしょう?!

(堀江 美恵)


タイでもロシア語!

インド料理店の看板

 5月末の土曜日、ロシア語教室生徒のKさんから、欠席のメールとともにこんな写真が送られてきました。

コンドミニアムの宣伝

 「今タイのパタヤにおり、街角でたくさんのロシア語に出会いました。ロシア人向けに、あちこちでコンドミニアムの売り込み広告や、ロシア語メニューを提供するレストランがたくさんあってびっくりしました。」

 左の看板はインド料理レストランです。スパイシーなカレー色の看板に「ロシア語のメニュー辛くない」と張り紙が(Kさんのクラスのサーシャ先生によると「少し間違っているけど通じます」とのこと)。辛いものが苦手なロシア人向けにご案内というわけです。

海鮮レストランの看板  ロシア語のフリーペーパー、地図、情報誌
(左)海鮮レストランの看板 (右)ロシア語のフリーペーパー、地図、情報誌
※クリックで拡大します。



困ったときの友は、本当の友 ~大震災とユーラシア諸国の支援~

 2011年4月26日までに253の国・地域・国際機関から日本政府にお見舞いが届いているそうです。大災害への支援に関しては「世界は一つ!」の時代がやって来ました。

 関東大震災のとき貧しいロシア極東の人々からの暖かい救援物資を積んでやってきたレーニン号を「赤」だからと日本政府が追い返したのを思い出すと隔世の感があります。

 5月末までに、ユーラシア諸国の次の国々から多様な支援がありました;アルバニア、アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、グルジア、クロアチア、コソボ、スロバキア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、トルクメニスタン、ハンガリー、ブルガリア、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンゴル、ポーランド、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ロシア。

 ほんの一部ですが、具体例を挙げます:

 ロシア、救助隊員第1陣75名、第2陣80名、宮城県石巻市で活動。

 モンゴル救助隊員12名。スロバキア、小学生を夏休みに招待。ロシア・アムールスク州政府、100万ルーブル、毛布8,600枚。モスコー音楽院、4/22ボリス・テヴリンによる義捐コンサート。

 ロシア、建設業者S. M.プロホロフ氏、4月中に仮設住宅1000戸、以後数ヶ月に亘り200戸ずつ。

 チェコ、プラハ城スパニッシュ・ホールにて国家行事として義捐コンサート。スロバキア、テント、シャツ、セーター、パンツ、寝袋、ほか必需品。ロシア、原子力公団、数百個の線量計と防護服。

 日本国内のロシアの人たちも活動しています。当会ロシア語講師のR・マリーナさんと友人たちはスニーカー10足、ショーツ婦人用20着、男性用20着、ブラウス10着、などを被災地に送りました。

 世界中から寄せられた支援をいつまでも忘れないようにしましょう。



ユーラシア関連おすすめサイト 「ベラルーシの部屋」

 東京電力福島第一原発事故の後、注目が高まっているウェブサイトです。

 日本で報道されることの少ないベラルーシからの生の情報に日本語で触れることができる貴重な老舗サイト「ベラルーシの部屋」。ブログ管理人の日本人女性Tさんは、1995年からベラルーシで暮らし、現在ミンスク市内の日本文化情報センターに勤め、日本・ベラルーシ両国民間の交流活動を行う「チロ基金」の責任者でもあります。

 1986年のチェルノブイリ原発事故で甚大な被害を受けた同国に住む子供や大人への同基金による医療支援活動報告、そして放射能関連の記事は、いま特に興味深いものです。現在のベラルーシ経済混乱の只中、その活動には頭が下がります。

 同基金が2002年から無料配布運動を行っている「ビタペクト2」(体内の放射性物質排出効果のあるペクチンにビタミンを加えた健康食品)を開発したミンスクの「ベルラド研究所」が2003年に発行した冊子『自分と子どもを放射能から守るには』の一部をTさんが今回の原発事故後に随時翻訳、ご自身がベラルーシ生活の中で得た情報と共に、専門知識のない人にも読みやすく紹介して下さっています。

 放射性物質を除去するための調理法(食塩水や酢につけたり茹でたりして水に溶けやすい放射性物質を捨てる)、放射性物質を吸収しやすい・吸収しにくい野菜や果物(ほうれん草等は前者、きゅうり・トマト・りんご等は後者)、食べたほうが良い食品、海洋汚染対策、土壌対策、セシウムの内部被曝予防にカリウムを、ストロンチウムが骨にたまる前にカルシウムを摂取しておくことが有効…等々。

 福島の原発事故は一向に収束の気配がありません。ここ関東南部にも放射性物質は降り注いでいます。また、危険な放射能が残る限り、何万年経とうと原発事故が本当の意味で終わることはありません。チェルノブイリ原発事故から25年、未だ放射能と共に生きることを余儀なくされているベラルーシから学ぶところは多いのではないでしょうか。

「ベラルーシの部屋ブログ」



ユーラシア関連記事・写真の投稿、ご意見、ご感想、情報等 大歓迎!

字数は読み物なら400字程度(長ければ連載で)、案内なら1行~200字以内でお願いします。
また、この神奈川県版機関紙「日本とユーラシア」に関するご意見やご感想なども歓迎します。
締切は毎月第3または第4土曜日(月末土曜日に開かれる協会理事会の1週間前)です。
投稿は郵便・FAX・Eメールのいずれかで。宛先は下記の通り。

NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部
〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館5階
Fax 045‐201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp

(機関紙編集部)

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中世ロシア興亡史講義

第62回 ノヴゴロド統治をめぐって

協会サイト内 ロシア興亡史のページ をごらん下さい。

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