4月15日(月)からロシア語教室新学期が順次開講します。
ロシア語を初めて学ぶ人のための「入門」クラスは火曜夜、土曜夕方に開講します。各クラス残席1名となりましたので、ご希望の方はお早目にお申し込みください。
また、初級・中級・上級・応用・会話クラスも前期からの持ち上がりで続きます。
見学も3クラス・各30分まで無料でできますので、受講をお考えの方はお気軽にお申し出ください。
時間割・内容・料金(会員割引有)等の詳細は教室ホームページ をごらんください。
受講お申し込み・お問い合わせ先は次の通りです。
お申し込み・お問い合わせ:
TEL/FAX 045-201-3714
メール yokohama-rosiago@hotmail.co.jp
教室ホームページ
※フェイスブック でも教室情報発信中。各クラスの様子や講座案内などをどなたでもごらんいただけます。
3月30日(土)、横浜平和と労働会館5階の教室にて、横浜ロシア語教室118期公開講座が行われました。
最初の2講座の予約は満席でしたが、桜の開花が予想外に早まった影響か、当日のキャンセルが出て、11時~12時の「入門」は7名、12時半~13時半の「会話」は4名、14時~15時の「入門」2枠目は5名の参加となりました。
土曜日のクラスを担当する須藤サーシャ先生が授業を行い、受講後に早速新学期からの受講を申し込まれる方も現れました。
今期は土曜日・火曜日とも入門クラスの開講が決定しています。
欠席した授業の課題や日頃の授業・宿題・独習でわからない点の補習が受けられます! 横浜ロシア語教室講師のサポートつきで、毎月1回第4日曜日の13:30~15:30に開催。4月28日(日)スタート予定です。当教室生徒・神奈川県日本ユーラシア協会会員限定、定員8名、要事前予約。詳細は教室サイトにて、お申し込みは事務局まで。
今年から横浜ロシア語教室講師として野口福美先生が復帰されました。
現在は個人レッスンを中心に教授されています。
以下、先生からの自己紹介です。
学んで教えて、教えて学んで
ロシア語大好き、教えることも大好き。
その大好きなロシア語歴は長い。高校時代にロシア文学にあこがれて上京し、しばらくしてモスクワの民族友好大学に留学。文学部卒業後帰国し、東京外国語大学大学院修士課程で学ぶ。でも語学研究は肌に合わず、通訳としている方が面白かった。
結婚後横浜に住むことになり、神奈川県連のロシア語教室で教え始める。その頃教室に通ってきた方たちとは、今もお付き合いが続いている。三児の子育てが一段落したころ通訳業を本格的に再開したら忙しくなり、講師を辞めざるをえなかった。
多様な分野で通訳として働く中、時は疾風のごとく過ぎ去り、今、通訳も良いけど、もう一度教えたいと思うようになった。通訳現場での経験を踏まえて、以前とは違った教え方ができるのではないかと思えてきた。
通訳業をしていても通訳準備で、あるいは通訳をする中で常にロシア語を学んできた。そんな自分の経験を活かして、学んだことを楽しく伝えて、伝える中でまた学んで行けたら最高である。多くの人たちにロシア語の美しさを、豊かさを伝えたい。なによりもロシア語を学ぶのは楽しいと思って貰える授業をして行きたい。
(野口 福美)
レッスンは月曜~金曜、10:00~17:00の間で応相談。1コマ90分。同レベル・同時期開始の場合はグループレッスンも可。入学金5,250円(会員無料)、受講料1回3,000円。連絡先は下記の通り。
お申し込み・お問い合わせ:
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
2013年度前期予定(変更の場合あり):
(前半)3/30, 4/20, 5/11, 5/18, 6/1, 6/15
(後半) 7/6, 7/20, 8/3, 8/17, 9/7, 9/21
時間・内容はお問い合わせ下さい。
講師:北川 翔
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):3~5名クラス:24,000円、2名クラス:36,000円、1名クラス:54,000円
お申し込み・お問い合わせ:
eurask2@hotmail.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714
日程:毎月1回、土曜日開講
2013年度前期予定:4/20, 5/18, 6/15, 7/13, 8/17, 9/21
◆アンサンブルクラス(90分)
13:00~14:30
◆グループレッスン(60分)
Aクラス14:45~15:45(満席)
BクラスBクラス15:55~16:55 (空席4)
入学金:3,000円(継続の方、会員は免除)
受講料:アンサンブル3,500円×6回=21,000円、グループレッスン3,000円×6回=18,000円
会場:横浜平和と労働会館2階 神奈川音楽センター 音楽ホール
講師:平野 麻里(マトリョミン演奏家、指導者)
お申し込み・お問い合わせ
minatomirai_matoryomin@yahoo.co.jp
Tel/Fax 045-201-3714
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イベント参加報告/ザーラ・イマーエワ スピーキングツアー
あれもこれも、聞きたい、話したい、日本とチェチェン
「わたしたちの戦争と平和」
於:3月31日 高円寺コモンズ
2月から来日中のチェチェン人亡命映像作家で、国際アートセラピーセンターDiDiを主宰するザーラ・イマーエワさん(写真中央)のスピーキングツアーも終盤となった。今回は「旅する対話」という本を出版した姜信子さんのシリーズ企画で、作家の田口ランディさん(写真右、神奈川県在住)との鼎談会。前半は、チェチェン紛争についての通史的基礎知識をジャーナリストの林克明さんが解説し、マスコミからあまり報道されなくなったチェチェン情勢を来場者と共有した。ザーラの最新作「私はエラザ」、DiDiで行われている戦争孤児・障害を持つ子どもたちへのアートセラピー映像、そして田口さんによる福島の子どもたちとのアートワークドキュメンタリーを鑑賞したあと、ザーラと田口ランディさんが「戦争・スーフィー・子ども」をテーマに対談した。
1994年に始まったチェチェン紛争は、100万人の人口のうち20万人を戦火で失い、多くの亡命者・難民を出した。現在は親ロシア政権の下で都市復興も進んでいるが、真に平和とはいえない。不毛な戦いは人々の考え方を大きく変化させ、古きよきイスラムの伝統さえ変質したという。そんなザーラには、日本が「希望の国」に見える。今回の来日では福島の被災地も訪ね、現地の子どもたちの状況を視察した。そこでザーラが見たものは、「希望の国」である日本の意外な一面だった。
長老を敬い、子どもを未来の担い手として大切に扱うチェチェンの伝統から見て、福島での子どもの状況には異を唱えずにはいられない。戦争や亡命など、自身に降りかかってきた数々の困難を「すべて私への試練」と受け入れるザーラは、「フクシマも日本人に対する一つの試練である」と日本人への限りないエールを送り、鼎談は幕を閉じた。
(滝沢)
新任のご挨拶
この3月から協会事務局に火、木、土曜日に勤めることになりました野口福美です。
協会員になってからすでに数十年になります。以前、ロシア語を教えていた頃には桜木町にはずいぶん通いましたが、その後通訳業が忙しくなり、講師を辞めてからは足が遠のいていました。
通訳業をしながら3人の子供を育て過ごしているうちに、いつの間にか5人の孫を持つ身になっていました。これからの自分に何ができるかを考えている時に協会の機関紙で事務員募集の広告を見て応募しました。
今は週3回家から30分ほど歩いて通っています。事務局では多くの人たちと触れ合うことができ、楽しく仕事をさせていただいています。
これからは事務業務の他にも自分にできることには積極的に取り組んで行く所存でいます。まだまだ要領を得ず、分からないことも多くありますが、皆様、これからどうぞよろしくお願い申し上げます。
(野口)
事務局支援求む
神奈川県日本ユーラシア協会事務局では、日常業務を支援してくださるスタッフを求めています。
業務内容・条件等の詳細は追ってお知らせします。
お時間に余裕があり当協会を支援できる方、是非ご検討ください。
次のような方を歓迎します。
●時間的に融通が利く方
●基本的なパソコン操作ができる方
●ロシア・旧ソ連諸国に興味がある方(ロシア語ができれば尚可)
●会員、生徒、講師、来客とのコミュニケーションがお好きな方
●イベント等でのボランティア活動も可能な方
【お問い合わせ先】
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会
〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館1階・5階
Fax 045‐201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
Eurasia Gallery
2012年ロシアフィギュアスケート選手権・ペア優勝 バザロワ&ラリオノフ組(2011年12月/ロシア・サランスク市)
撮影:森 美和
ロモノーソフ陶器 撮影:森 美和(2006年2月)
投稿歓迎!
ユーラシア関連記事、写真、本紙に関するご意見・ご感想など歓迎します。記事は1記事800字以内を目安にお願いします。紙面の都合により若干編集する場合、分割して掲載する場合がありますがご了承ください。ペンネームでの掲載・肩書をご希望の場合はお書き添えください。特に記載のない場合はフルネーム(WEB版では苗字のみ)で掲載させていただきます。締切は毎月末になります。投稿はEメール・郵便・FAXのいずれかで。宛先は下記の通りです。
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部
〒231-0062 横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館1階・5階
Fax 045‐201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
(機関紙編集部)
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日露領土問題の歴史(1)
第二次世界大戦後、現在に至るまで、いわゆる「北方領土問題」が日露両国民の平和と友好を進める上でのトゲとなってきた。戦後68年も経って未だに一番近い隣国と平和条約さえ結ばれていないということは極めて異常なことである。
本稿ではこの問題を歴史的事実に基づいて簡潔に記述し、問題の本質を解明したい。
宇宙船から地球を見れば、そこには国境線などというものは存在しない。もともと地球上にはそのようなものは存在しなかったのであるが、人間世界に家族、私有財産、国家が出来、貨幣経済の発展に伴って人間や土地もまた商品となるような社会が成立するに及んで領土、国境が出現した。
現在のロシア極東と日本の関係に就いての本格的な科学的研究は1920年代に始まった。1924年京都大学教授清野謙次氏が、サハリンにある鈴谷貝塚を調査し、出土した人骨について「日本原人の研究」に記しているのがその初期である。
この地方で知られている最古の文化は紀元前 6~2世紀の南サハリンにおける鈴谷文化と続縄文グループの文化である。調査はサハリンと日本を舞台に行われた。これらの地域では続縄文化と鈴谷文化が接触し,長期に亙って共存していた。
鈴谷文化の時代の次に興ったのがオホーツク文化である。
最新の人骨研究の成果としてこのオホーツク文化の人々が現代の日本人と大きな関係があることが判明した。
【写真】続縄文時代人とオホーツク文化人の頭蓋骨比較 左:稚内市宗谷オンコロマナイ貝塚出土続縄文時代人頭蓋/右:稚内市大岬遺跡出土オホーツク文化人男性頭蓋(「骨格形態にもとづくオホーツク文化人」石田肇・近藤修より)
(次号に続く/柴田 順吉)
協会サイト内 中世ロシア興亡史のページ をごらん下さい。
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