今月の表紙:夏のベリー類

特定非営利活動法人神奈川県日本ユーラシア協会機関紙「日本とユーラシア」

2013年8月号 No.622

行事予定

8・15を考える集い
映画「きけ、わだつみの声 Last Friends」DVD上映会

きけ、わだつみの声
【日時】 2013年8月18日(日)14:00~(13:30開場)
【会場】 横浜平和と労働会館5階
【参加費】会員無料、非会員300円
【お申し込み・お問い合せ】Tel : 080-6700-5301(関戸)
※8/10(土)、8/11(日)は受付休み
※詳細はこちらのチラシをごらん下さい。

 なお、10月27日(日)には1950年版の映画『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』(関川秀雄監督、伊豆肇ほか出演)のDVD上映会も企画しています。この映画に出演された河崎保さんを招いての講演も行います。詳細は次号以降にて。

第62回ロシア語能力検定試験 申込受付開始

【日程】10月12日(土)=4級、2級
    10月13日(日)=3級、1級
【横浜会場】横浜平和と労働会館3階
【検定料】4級7,000円、3級~1級8,000円(税込)
【申込期間】8月1日(木)~9月15日(日)
【申込方法】
●インターネット、コンビニ端末でのお申し込み=ホームページをご参照ください。

●窓口でのお申し込み
8月1日~9月15日の間に、窓口にある「申込書」にご記入のうえ、検定料(現金)を添えてお申し込みください。
※8月10日(土)~17日(土)は横浜会場受付窓口(神奈川県日本ユーラシア協会事務所)は夏休みとなります。
その間は他の方法・窓口でお申し込みください。
試験の詳細は検定試験ホームページへ。

2014年日本ユーラシア協会全国総会 横浜で開催

 7月20日(土)の全国理事会の席上、次回の全国総会の開催地が横浜であることが発表されました。横浜での開催は1980年、2006年に続き三度目となります。最初と二度目の間は四半世紀余りもありましたが、今回は8年です。

 期日は4月12日(土)・13日(日)、会場は横浜市健康福祉センターホールと横浜平和と労働会館の予定です。

 地元での開催ですので、多くの会員の参加が望まれます。会員の皆様の積極的な参加をお願いします。

夏休みのお知らせ

期間:2013年8月10日(土)~17日(土)
※上記日程は協会事務所は完全休業(17日はマトリョミン・ドムラ教室のみ開講)となります。事務所にご用の方はご注意ください。

これからの行事予定

【2013年】
●10/19(土)、20(日)よこはま国際フェスタ
●11/3(日) ロシア人墓地調査
●11/23(日)キルギス大使交流会
●11/30(土) 会館まつり

【2014年】 ●1/26 ヨールカ祭

※予定は変更される場合があります。

教室案内

横浜ロシア語教室 第118期修了間近

 第118期もほとんどのクラスの授業が8月中に修了します。見学を考えている方はお早めにどうぞ。

 入門・初級・中級・上級・応用・会話クラス開講中。
 3クラス・各30分まで見学無料。時間割・内容・料金(会員割引有)等の詳細は教室ホームページをごらんください。
 受講お申し込み・お問い合わせ先は次の通りです。


補習サークル創設!「ロシア語寺子屋」

 欠席した授業の課題や日頃の授業・宿題・独習でわからない点の補習が受けられます! 当教室講師のサポートつき。

 次回は9月1日(日)13:30~15:30に行います。
 当教室生徒限定、定員8名。
 開催日の5日前までにご予約の上、使用教材名をお知らせください。
 お申し込みは教室事務局まで。

会員無料! 初心者歓迎!第119期公開講座


第119期公開講座

◆「ロシア語入門体験」
9/21(土)11:00-12:00
◆「ロシアの吟遊詩人」
9/21(土)13:00-15:00
講師:今井イリーナ(2講座共)
※詳しくはリンク先ページをごらんください。

ロシア語能力検定対策講座


第119期公開講座

◆2級対策講座 9/14, 9/28(土)
 10:30-12:30 講師:大山麻稀子
◆3級対策講座 9/14, 9/28(土)
 10:30-12:30 講師:長谷川恵美子
※詳しくはリンク先ページをごらんください。

日本語教室 生徒募集中 Курсы японского языка

 現在ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン出身の計8名の生徒が在籍中で、今月はお休みの先生や生徒さんもいらっしゃいますが、授業は火・水・木曜日に行っています。

 6月には以前から受講されている方の息子さんも来日して入学、7月・8月にも1名ずつ新規に入学されました。

 学習レベルや期間は様々ですが、日本での生活に役立つようにという学習目的は皆さん共通しているようです。

 月曜~金曜、10:00~17:00の間で応相談。1コマ90分。同レベル・同時期開始の場合はグループレッスンも可。
 入学金5,250円(会員無料)、受講料1回3,000円。お申し込みは事務局まで。

ロシア民族楽器 「バラライカ」「ドムラ」教室

2013年度前期予定
(前半)3/30, 4/20, 5/11, 5/18, 6/1, 6/15
(後半)7/6, 7/20, 8/3, 8/17, 9/7, 9/21
生徒募集クラス
17:00~17:45 ドムラ初級
18:00~18:45 バラライカ初級

講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):3~5名クラス:24,000円、2名クラス:36,000円、1名クラス:54,000円


みなとみらいマトリョミン教室

 マトリョミンは他のどんな楽器とも違う、触らないで弾くという不思議な奏法がとても面白い楽器です。
 ワンフレーズ弾くぐらいなら触れたその日からでもOK。
 可愛さ、不思議さ、ロシアっぽさなどもさることながら、楽器としてのポテンシャルも非常に高く、弾く人の内面を如実に映し出します。
 会社や友人同士の集まりに持って行くと、話題性もパフォーマンス性も抜群で、注目の的です。
 一度、教室に遊びにいらっしゃいませんか。見学、体験も大歓迎です。

日程:毎月1回、土曜日開講

2013年度前期予定:4/20, 5/18, 6/15, 7/13, 8/17, 9/21
◆アンサンブルクラス(90分) 13:00~14:30
◆グループレッスン 暫定Aクラス(90分)14:40~16:10、Bクラス 開講待ち
※Bクラスはあと1名のお申し込みで開講可能です。空席についてはお問い合わせください。
※Bクラス開講決定後のレッスン時間は下記の通りになります。
Aクラス 14:45~15:45 (満席)
Bクラス 15:55~16:55 (空席3)
入学金:3,000円(継続の方、休学1年以内の方、当協会会員は免除)
受講料:アンサンブル3,500円×6回=21,000円、グループレッスン3,000円×6回=18,000円
会場:横浜平和と労働会館2階 神奈川音楽センター 音楽ホール
講師:平野 麻里(マトリョミン演奏家、指導者)

マトリョミン合奏で世界記録樹立!

 7/20に浜松で行われた「マトリョミン合奏で世界記録に挑戦」。
 4声にアレンジされた「アメージンググレイス」を演奏し、厳しい審査のもと、見事272名が認定され、記録を樹立されました。
 みなとみらいマトリョミン教室からも平野先生をはじめ、生徒のみなさんが多数参加されました。参加されました方の中から感想をご紹介します。

◯全国から集まった272名もの仲間と奏でたハーモニーは、想像以上に美しく、心に響きました。ギネス認定で、マトリョミンが多くの人たちに知ってもらえるきっかけになったらと思います。(MMさん)

◯272人のマトリョミン演奏 見事で感動!の一瞬でした。わくわくドキドキの人生体験!楽しかったです。平野先生のあたたかいご指導あればこそ!と感謝あるのみです。(YNさん)

◯このたびは、世界記録に挑戦という大きなイベントに参加させていただいて、とても貴重な体験をすることができました。
 練習中は自信もなく不安なこともありましたが、平野先生の熱心なご指導のおかげで、本番は自信をもって演奏することができました。
 竹内先生、平野先生、そして色々お世話してくださった方々に感謝しています。(SSさん)

組織・財政

組織状況

(2013年7月25日現在)
 年初会員数:218名、年初来入会者44名、退会者数22名、実増22名、7月末会員数240名。前月比:0名増。

(柴田)

財政状況

NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会2013/7/25
単位:円
摘 要収 入支 出
一般会計1,123,3204,010,718
教育事業4,994,9502,451,950
一般事業2,253,2602,164,757
当期剰余金 ▲255,895
合 計8,371,5308,371,530
前年同期(単位:円)2012/7/25
摘 要収 入支 出
一般会計1,209,0284,209,634
教育事業4,311,5762,489,043
一般事業3,073,4092,344,894
当期剰余金 ▲449,558
合 計8,594,0138,594,013

 本年7月は25日締め切りの為、正確な比較はできませんが、1~7月の収入総額は前年比ほぼ同額、教育事業は堅調ですが、一般事業収入が前年度をかなり下回っているのが気になります。
 当期剰余金も前年度より改善はしていますが赤字となりました。全体としては停滞の感があります。前号でも述べたとおり、主原因は木佐森氏の後任専従者が欠員のままであることです。協会の今後の発展のためには速やかに適切な専従者を大胆に選考、採用し、教育・養成する必要があります。

貸借対照表 (2013/7/25)
科 目本年6月末残高前年同期残高対前年同期増減
流動資産4,919,7754,103,881815,894
固定資産1,884,7751,884,7750
資産合計6,804,5505,988,656815,894
流動負債000
固定負債000
負債合計000
純資産6,804,5505,988,656815,894

会の純資産は前年同期比約81万円増加し、負債はゼロです。

(柴田)


お勧め商品

こけももジャム

こけももジャム、ラズベリージャム 各650円(税込)

砂糖と果実のみを使用したロシアの伝統的なジャムです。
内容量 : 320グラム
原産国:ロシア

ヘーゼルナッツチョコレート「ロイヤルアワード」 120円(税込)

ヘーゼルナッツチョコレート
ウェハースとミルクチョコレートとローストヘーゼルナッツの香ばしさが絶妙にマッチ。
日本では見かけないタイプの珍しいチョコレートバーです。ウクライナ製。

※賞味期限が9月のためお安くなっています。協会事務所でのみ販売中。この機会にぜひお試しください。

文化・芸能

ユーラシア音楽芸能情報

Русская Десятка ロシア・トップ10

ロシア・トップ10
 晩夏のロシアから、7月第2週のTOP10をお送りします。10曲中2曲が初登場、1曲が返り咲き!
 7位は6月16日にラジオシャンソンで初オンエアされたアグーチンの新譜"Пора домой"。マイアヒ~でご存知ダン・バランが、同郷モルドヴァの新人女性歌手タイニーと、フランスの黒人ラッパー・ブラスコとコラボレートした、疾走感が心地よいポップス&ラップMIX曲"Lendo Calendo"が3位にチャートイン。
 第1位は、またまたニューシャの"Наедине(独り)"でした。

(チャート詳細と全文はこちらから)

(Tophit.ru, Russia Airplay Chart、7月8~14日/MOPA)

映画・演劇

劇団民藝「ヨールカの灯り」

ヨールカの灯り
7月23日 於:劇団民藝稽古場

 「イルクーツク物語」や「私のかわいそうなマラット」で知られるアレクセイ・アルブーゾフの作品。今回は稽古場公演というには本格的な2時間45分もの上演時間で、当劇団若手俳優が多数登場してのフレッシュな内容となった。

 大学を退学した青年カーイが一人住むモスクワのアパートは、彼の友人チェレーンチイとニキータのたまり場だ。彼らは幼馴染であり、それぞれ複雑な家庭事情を持つ。そのカーイの部屋に、地方から出てきた娘ニェーリャが転がり込む。大学入試に失敗した彼女は、モスクワの居住許可がない。親を嫌悪する彼女はカーイの部屋に居座り、持ち前の明るさで三人の若者を魅了し、プレイボーイのニキータと恋仲になる。

 ある日、カーイのいとこミーシカがやってきた。シベリアで医者をするミーシカは、大自然のすばらしさを語ると同時に、退廃的な彼らの生活を批判。ニェーリャはミーシカに心を奪われる。彼女はシベリアにミーシカを追うが、彼の家にはマーシャという年上で聡明な地質学者の妻がいた。

ヨールカの灯り

 ところがマーシャは仕事の虫で、せっかく子どもが生まれても家庭的な団らんはない。ニェーリャはこれに乗じてミーシカの助手となる。マーシャとの関係に悩むミーシカは、遭難者の救出に向かう途中落命。失意のニェーリャはモスクワのカーイの部屋に戻り、ニキータは彼女に真の愛を誓う。大晦日の夜、彼らはそれぞれの家族とも和解を果たすのだった。

 1970年代の「停滞の時代」に青春時代を送る彼らは、長期停滞社会を生きる現代日本の若者たちと重なって見える。ただ、演じる若手俳優たちは、まだ感情表現の抑揚がややワンパターンで、同世代を演じる難しさを感じた。また、年越しのシンボルであるロシアの「ヨールカ」と西欧社会の「クリスマス・イヴ」を同一視するのは少々違和感があった。だが、登場人物の個性は明瞭で、話の展開もテンポよく、若者たちの気持ちの変化はわかりやすく表現されていたと思う。

(文=滝沢/写真提供=劇団民藝)

ユーラシア通信

チェルノブイリへ行ってきました

―今年2月、チェルノブイリを訪問された会員のレポートをご紹介します―

雪で屋根が崩れたチェルノブイリ原発建屋

 1986年4月26日1時23分 チェルノブイリ原発の4号炉に臨界事故が発生しました。

 世界を震撼させたこの事故を、3.11までは、我が事として捉えることは出来ませんでした。

 3.11以来、チェルノブイリの教訓を学ぼうとしないどころか、国民に情報を改竄し、隠し通し、再び「原発安全神話」を唱える政府に苛立ちを覚え、チェルノブイリを訪問することを思い立ちました。そして、飯舘村や南相馬の方達と係わってきて、それでも故郷に帰りたい村民の皆さんと、立ち入り禁止区域で生活しているサマショールと呼ばれる人達が重なって、サマショール達の話を直接聞かなければと思いました。

 2012年6月、モスクワから近いベラルーシ側からチェルノブイリに入る申請をしましたが、8月に入って、ジャーナリスト、大学教授、医師、行政以外の訪問は、許可されないことを知らされました。キエフに有るウクライナ非常事態省から居住禁止区域への出入許可を得られたのは12月に入ってからでした。(現在は、「観光」として出入許可が出され、日本の旅行業者も扱ってくれます。)

 建屋の下に来てしまうと当然ですが、2月に雪で崩れた屋根は見えません。新しい石棺の完成は、2年後です。

 非常事態省の担当官の言葉です。
「除染が人体にも環境にも危険だと分かっているのになぜ線量の高い地域の除染を続けるのか」「日本人は、もっと見学に来て原発の収束の技術を学ぶべきだ。高い放射線の中で基盤が壊れて無人の作業機器が動かない。日本は収束の仕方について理解しているのか」

バーブシカ
 192人のサマショールたちは、美しく着飾り、部屋を整え、居心地の良い部屋で、酒を酌み交わし「格好良く」楽しく暮らしています。時には子ども達、孫達と「待ち合わせ」をして遊んできます。避難地域からチェルノブイリに戻ってきた人達には、それぞれの理由がありました。誰がサマショール(我が儘な人)なんて言ったのでしょう。

 福島原発は、石棺の建設の目処さえ立っていません。日本各地の原発で作業に当たる人達が放射能にさらされています。1945年までは、地球上に存在しなかったセシウム137、こんな危険な物質を作ってしまった人類。日本全体が動くプレートの上に有りながら原発を作ってしまった愚かさ。

 SPEEDIの結果を政府がはじき出したら、避難すべき人数が215万人とでて、政府はあわててこのことを伏せました。福島4号機には、一触即発の未使用の燃料棒が、200本入っています。それでも原発を再稼働し、原発を輸出する日本。心が張り裂けそうです。

(石井)

世界初女性宇宙飛行士 宇宙飛行50周年

プーチン大統領よりアレクサンドル・ネフスキー記章が授与
 ソ連と米国が宇宙開発競争に凌ぎを削っていた'63年6月16日、ソ連から一人の女性宇宙飛行士がボストーク6号に搭乗し宇宙空間へ飛んだ。「私はカモメ」で世界中に知られる、ワレンチナ・ウラジミロヴナ・テレシコワ女史である。彼女が今年の6月16日に世界初女性による宇宙飛行50周年を迎え、プーチン大統領よりアレクサンドル・ネフスキー記章が授与された。(写真左)

 2011年から露連邦議会の下院議員、同議会国際関係部門委員会副委員長という肩書きを持つ鉄の女であり、現在76歳。

ワレンチナ・ウラジミロヴナ・テレシコワ

 搭乗者選抜時は数百名の中から、5名が最終的に選出された。彼女は中でも成績は優秀だったが、生理学的見地からは5名の中では最下位だった。しかしフルシチョフ書記長の干渉とロケット開発指導者コロリョフらの黙諾により、宇宙飛行の座を獲得したのだ。理由は社会的出生であった。彼女が農村出身のたたき上げで、また祖父が赤軍出身、冬戦争(ソ連-フィンランド戦争)で殉死した英雄だからである。同境遇で生まれ育った書記長にとっては親近感が沸く候補生だったし、祖父が祖国を守り抜いた戦争の同志であれば、政府はプロパガンダでき非常に好都合だったのだ。

 そして飛行中自動制御プログラムにエラーが起き、地上着陸システムで軌道から下降しなければならないのに、逆に機体が上昇。30年の沈黙を破り、数年前に発表されたボストーク6号秘話である。実は飛行前、訓練生用食料と交換に地元食を持ってきてもらい、これを食べた。そして飛行3日間は飲まず食わずだったそうだ。通称カンヅメと呼ばれた快適でない操縦室で女性ただ一人、宇宙酔いで時々昏睡しながらも管制室と連携を取ってアクシデントと格闘し、地球を48周後無事帰還できたのは本当に奇跡であり、彼女の技術力・機転力そして強運に他ならない。

(MOPA)

冒険家・渡辺大剛さんの死を悼んで(1)募金のお願い

渡辺大剛さん
 冒険家・渡辺大剛さん(写真上)がユーラシア大陸自転車横断旅行中、ムルマンスク州カンダラクシャ市南部で車に追突され亡くなりました。

 地元の自転車愛好家有志らはこの遠隔地からの同胞の死を特に悼み、慰霊碑設置をすぐ発起しました。

 7月に石碑を業者に発注、8月には完成予定、8月末に事故現場に設置。また9月には追悼イベントを開催予定。設置やイベントに際し費用が必要で、現在募金活動を継続中です。皆様にも是非ご協力お願い申し上げます。尚、当プロジェクトを悪用した詐欺にご注意ください。

 時間の都合上、露国内からの送金のみとさせていただきます。以下に従ってください。入力情報にお間違いのないよう、ご注意ください。振込額の1~1.5%が振込手数料として差し引かれます。1日にできる送金合計額上限は50万RUB。RUBではない送金の場合、為替差損が生じます。募金受付は8月31日まで。

ズベルバンク
[1]カードによる送金
1)ズベルバンク銀行(СБЕРБАНК РОССИИ)のATM(写真右)を見つけてください。
2)クレジットカードを入れ、PINコードをご入力ください。
4)«Денежные перевод»(送金)をお選びください。
5)受取人の口座カード番号「4276 8410 1921 5397」をご入力後Входをお押しください。
6)振込額を入力しВходをお押しください。レシートをお受取りください。
[2]現金による送金
1)[1]-1に同じ。
2)[1]-4に同じ。
3)[1]-5に同じ。
4)振込額を入力しВходをお押しください。
5)«Вариант перевода» (振込方法)の画面が出たら«наличными»(現金)をお選びください。
6)現金をご挿入ください。レシートをお受取りください。

 送られた方はmurmansk@live.jp宛てに、ご氏名と振込月日、お振込額を伝えて戴けると確認できてありがたいです。

(MOPA)

Eurasia Gallery * Archive

サランスク市のホテルでのレセプション
ロシア・モルドヴィア共和国サランスク市のホテルでのレセプション(2010年12月) 撮影:森 美和

「サイダシュ」横浜公演
タタールスタン舞踊アンサンブル「サイダシュ」横浜公演(2007年5月) 撮影:森 美和

スポーツ記事執筆ボランティア募集中

 体操、新体操、フィギュアスケート等々のスポーツ記事を書いてくれる方を募集します。
 全くのボランティアですが、興味のある方は下記までお問い合わせください。
 eurasia-sports@hotmail.co.jp

(担当・森)
新体操  体操

投稿歓迎!

 ユーラシア関連記事、写真、本紙に関するご意見・ご感想など歓迎します。記事は1記事800字以内を目安にお願いします。紙面の都合により若干編集する場合、分割して掲載する場合がありますがご了承ください。ペンネームでの掲載・肩書をご希望の場合はお書き添えください。特に記載のない場合はフルネーム(WEB版では苗字のみ)で掲載させていただきます。締切は毎月末になります。投稿はEメール・郵便・FAXのいずれかで。宛先は下記の通りです。

(機関紙編集部)

催し物情報

モンタージュ理論を生み出した男―レフ・クレショフ傑作選

ロシア帝国からソビエト連邦へと体制が移りあらゆるものが変化した、激動の1910~20年代のロシア。
芸術でもロシア・アバンギャルドという新しいムーブメントが生まれた時代に、映画においてその先頭にたったレフ・クレショフは、モンタージュ理論を打ち立て、現代映画の基礎を築き上げた。
今回は次の3作品が公開される。
伝説の奇天烈コメディー『ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険』(1924年)
異色のサスペンスドラマにしてクレショフ自身が認める最高傑作『掟によって』(1926年)
戦乱を舞台にした道化師達の人間ドラマ『二人のブルディ』(1929年)

とき:8月17日(土)よりレイトショー
ところ:渋谷 ユーロスペース2
問合せ:03-3461-0211

歴史・社会

日露領土問題の歴史(5)

 1604年(慶長9年、黒印状を受けた、松前藩は「場所請負人」を通したアイヌの間接支配を広げる。

 1635年(寛永12年)、松前藩は北海道全島及び千島、樺太を含む蝦夷(えぞ)地方の調査を行う。

 1638年、ロシア帝国はオホーツク海に到達、南方進出にのりだす。

 1644年(正保元年)幕府が作成した所謂「正保御国絵図」には、「くなしり、えとほろ、うるふ」などの島名が記載あり。

 1759年 エトロフの乙名(集団の中での指導者を指す言葉、おとな)カッコロが松前藩に対し、ロシア人がクルムセに居住していることを明らかにする。ロシアの狩猟隊、エトロフ島に上陸、周辺のアイヌに暴行して去る。

 1766年(明和3年)ロシア人が初めて得撫(うるっぷ)に来島、長期滞在、越年したが、住民の反抗にあって翌年帰国。

 1768年 コサック百人長のイワン・チョールヌイがエトロフ島に上陸。アイヌのラッコ猟場を荒らし、小規模な抗争となる。

 1770年 エトロフ、ウルップ島にプロトジャコノフ商会のロシア人狩猟者(隊長イバレンエンチ)が乗り込み、クリルアイヌに暴行。長老らを殺害。

 1771年、ウルップ現地のアイヌはロシア人に逆襲。20人を殺害し、残りを追放。

 ぺニョフスキー事件。ロシア船、阿波・奄美大島に漂着(安房、伊豆大島説あり)。カムチャッカからの脱走者ぺニョフスキー*が、ロシア人の意図を長崎商館長に「ロシア人が千島に砦を築き、 松前およびその他の諸島をうかがっている」と警告。

 1772年6月、ロシア人が霧多布(現在の霧多布ではなく根室周辺)に入る。通商の申し出に対し松前藩は「来年回答する」と言って帰国させた。

 1773年、ロシア人48人が再び来航。「蝦夷地での通商行為は国禁であり、長崎で幕府と交渉すること」と通告。その後、ロシア人は再々この方面に進出して、住民との間に衝突が絶えなかった。

 1778年、ロシア船蝦夷地厚岸に来航して松前藩に通商を要求、翌年、松前藩はこれを拒否。

(次号に続く/柴田 順吉)