60周年の今年はオンラインで ~ヨールカ祭2021~
1月17日日曜日、今年で60周年を迎える横浜ヨールカ祭は、リモートヨールカ祭になりました。リモートになったおかげで、ロシアのハバロフスクから8人、ニージニノブゴロドから4人、ウクライナのキエフから11人、オデッサから2人、ウズベキスタンのタシケントから4人、あと、モスクワ、ウラジバストーク、シンガポールからも参加。国内でも沖縄から4人など国内外から合計69人が参加しました。
第一部の最初は、横浜ヨールカ祭の1960年代から2020年までを写真でまとめた60年の記録映像。続いて、昨年20年ヨールカ祭のかわいい子どもたちのダンスなどのダイジェスト映像。
ハバロフスクからは、市内中央レーニン公園で開催されている「氷の祭典」の実況中継とハバロフスク民族歌舞団ラーダスチによる「ファンタジー北のリズム」「若者のお祭り」「ロシアの情熱」。続いて沖縄から、横浜で毎月三線教室を開いている比嘉さんとウクライナのカタリンさん、石川さん親子による琉球宮廷舞踊と三線の演奏。沖縄の古民家での撮影。
そして、ロシア語教室の出番。木曜会話クラスによる合唱「もし冬がなかったら」。土曜中級Ⅳクラスの人形劇ウクライナ民話「てぶくろ」。土曜初級Ⅲクラスのレールモントフの詩の朗読「パールス」とロシアの街ガイド「ウラジバストークの街角」。日本語とロシア語で司会をしているヴァレリヤさん(歌)と五十嵐さん(ギター伴奏)による中島みゆきの「ホームにて」。そして、ジェイナリエワさんとトロンベコワさんによるキルギス民族舞踊「火の踊り」と続きます。
10分の休憩のあと7つのテーブルに分かれての30分グループセッション。最後は、皆で映像を見ながら「ピヤチミヌート」(5分)を熱唱して6時30分に閉会しました。今回のリモートヨールカ祭は午後3時から3時間半の長丁場になり、3時間半の司会を担った五十嵐さん夫妻に参加者から熱い感謝の拍手が起こりました。
(木佐森)
海外の参加者からの感想
こんばんは、素晴らしい行事を行っていただきありがとうございました。プログラムは面白くて、実り多かった。また会うのを楽しみにしています!
アントン・メリニチューク
(キエフ言語大学学生)
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今日のお祭りに関与された皆様、本当にお疲れ様でした!
このような内容の充実した難しい行事を開催して下さって本当にありがとうございました。多少の技術的問題があったにせよ、本当に素晴らしかったです。また参加者も多かったですね。皆さんは立派です!
特に心に残ったのは、司会者のお二人の「ホームにて」でした。とっても気持ちがこもっていました。
友人の皆様、またお会いしましょう!
どうもありがとうございました!
敬 具
ユーリヤ・ナウモワ
(キエフ言語大学日本語講師)
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きょうはありがとうございました。
とても楽しかったです!
アレクサンドラ・シューストヴァリ
(キエフ言語大学学生)
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今日は正月の行事をありがとうございました。本当に楽しかったです!
エリザヴェータ・ペトローヴァ
(キエフ言語大学学生)
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今日はヨールカ祭に参加して、本当に楽しかったです。
特に他の学生たちとの会話や司会の二人の歌が気に入りました。
このような出会いが最後にならず、また開催されることを願っています。
どうもありがとうございます!
アントン・クジミン
(キエフ言語大学学生)
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野口さん、こんにちは。ヨールカ祭の開催、ありがとうございました。私たちの会員の有志たちは電話回線を繋げてヨールカ祭のプログラムを見ていました。その人たちから沢山の良いコメントと貴協会へのお祝いの言葉のメールを受信いたしました。また、今日は私へ沢山の電話がありました。私たちが一緒に試みた実験は成功したのですよ。
野口さん、お願いがあります。どのような外国から参加されたていたかを教えて下さい。
私が資料を作成するために、私たちの他にどのような方たちが参加されていたのか知る必要があるのです。
唯一、残念だったことは、ヨールカ祭の最初を見ることができず、日本ユーラシア協会の会員皆様にご挨拶ができなかったことです。私たちのオペレーターは4時(現地時間)から繋ごうと試みていましたがうまく行きませんでした。
皆さんに私からのご挨拶をお伝えください、ご自愛のうえ、健康でいてください。
私には今後の活動についていくつかの提案があり、貴協会に提案させていただきたく思っています。
敬 具
ゾーヤ・ロイトマン
(ハバロフスク対外交流協会会長)
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新年のヨールカ祭は、私にとって慣れない形態で行われましたが、好感を持ちました。なぜならどこかは夕暮れで、どこかはまだ朝という多様な都市の人たちが同じ時間に集まったからです。ましてや参加者たちは違う言葉を話す多様な国の人たちでいろいろな違いがあるにもかかわらず、諸国民の友好の祭典であるこの一つの空間に集まっていたのですから。
私の子供の頃は、「新年のヨールカ祭」は劇場化したパフォーマンスや芝居を連想したものですが、日本バージョンのヨールカ祭は、昨年のヨールカ祭のビデオを見る限り、ダンスパーティのように思えました。おそらく、宮廷貴族たちが舞踊を競った平安時代から始まる古き伝統が影響しているのでしょう。
沖縄のビデオを大変興味深く見ながら、私にとっては謎多き琉球王国のメロディーと舞踊が織りなす日本列島最南端の島の驚くべき精神を感じとることができました。私は沖縄に行くのを夢見ていますが、ヴァーチャルであったとしても「日出ずる国」のこの部分を、このビデオのおかげで見ることができました。
また私が好感を持ったことは、かなり多くの日本人がロシア語を学んでいることでした。それがどんなに難しい事か私は分かりますので、「もし冬がなかったら」を歌い、「てぶくろ」をロールプレイで読み、私が学校で教わって知っているレールモントフの詩「パールス」を朗読されたパフォーマンスを見て感嘆しました。
それに劣らず素晴らしかったのは、後半でこの会合の参加者たちがお互いに話し合うことができ、多様なテーマで交流し、違う国の生活について多く知ることができたことでした。
私たち全員のためにこのような卓越した祭典を開催して下さった皆様に感謝したいと思います。
セルゲイ・ソロモノフ
(モスクワ)
ヨールカ祭、横浜市姉妹都市提携55周年イベントに登録
1月17日に開催された「ヨールカ祭オンライン2021」が、2020年横浜市の姉妹都市(オデッサ、ムンバイ、マニラ、バンクーバー)提携55周年イベントの事業報告に搭載されました。
1月17日のヨールカ祭には、横浜市国際局国際政策部からお二人の方が参加、オデッサからも横浜市からの紹介でミグダリスキーさんが参加しました。
横浜市の担当者とミグダリスキーさんとは10年ぶりの再会ということで、第2部のブレイクアウトルームで話が弾みました。
横浜市の姉妹都市提携55周年事業報告は、横浜市ホームページ
「2020年に4つの都市(ムンバイ、マニラ、オデッサ、バンクーバー)と姉妹都市提携55周年を迎えました!」
で見ることができます。
(木佐森)