ロシア料理教室 Курс русской кухни

〜タチヤーナの台所で На кухне у Татьяны〜

日時:日時:2004年6月5日(土) 13:30〜16:30
場所:ふりーふらっと野毛山(旧・横浜市青少年交流センター=横浜市西区老松町25)

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メニュー Меню :

ビーツとプルーンとくるみの健康サラダ
Свекольный салат "Здоровье"

ビート(ビーツ)はホウレンソウと同じアカザ科の植物で、
地上部にはホウレンソウを大きくしたような葉がしげります。
別名サトウダイコンとも呼ばれるように、根が肥大し、そこに砂糖が蓄えられます。
食用ビートの根の形は、丸大根やカブに似ています。根を輪切りにすると中まで赤く、
濃い赤色の輪が木の年輪のように同心円状に並んでいます。
生のまま、あるいは下ゆでしたものをサラダや煮込み料理に使用します。
また、野菜ジュースの原料としても使用されています。
代表的なロシア料理、ボルシチには欠かせない材料です。
ビートは紀元前2000年には既に、野菜として、また薬草として知られていました。
栽培の真の中心地はウクライナだったということです。
医学の祖、ヒポクラテスは、ビートには病気を治す効果があると認めています。
また、ほぼ全ての美容外科医が、顔の血色の良さを保つために、ビートの汁を飲むことを勧めています。
ビートは単独でも消化を助ける働きがありますが、
このサラダは整腸作用のあるプルーンと組み合わせて、胃腸への効果がさらに高まっているので、
肉料理の前菜には最適です。


ビーフストロガノフ
Бефстроганов

ビーフストロガノフ(牛肉のサワークリーム煮)の名前の由来には諸説あります。
一つ目はロシアの富豪アレクサンドル・ストローガノフ伯爵(1795−1891)にちなんだという説です。
19世紀後半に、ストローガノフ伯爵が空腹で帰宅したところ、料理人たちはすでにおらず、
仕方なくまわりにあった肉や野菜、サワークリームを煮込んでみたらおいしい料理ができ、評判になった。
あるいはストローガノフ家のフランス人コック長が作ったこの料理を伯爵がいたく気に入り、
自分の名前をつけたとも言われています。
そして二つ目の説はстрогать(ストロガーチ=薄く削った)という
肉の切り方から来ているというものです。
この料理のポイントは、玉ねぎを茶色になるまで炒めて玉ねぎのうまみを出すことです。


<6月5日の様子>



  
サラダ用に茹でたビートをすりおろします。鮮やかな赤紫色で手が染まりました

 
炒めた牛肉と玉ねぎをサワークリームソースで煮込みます

 
会食のひととき。お味の方はいかがでしたか?(右)参加者一同で記念写真

 完成品。ビーフストロガノフにはご飯とピクルスを付け合せて。


※ロシア料理の本はこちらへ!

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