ロシア料理教室 Курс русской кухни

〜タチヤーナの台所で На кухне у Татьяны〜

日時:日時:2004年9月4日(土) 13:30〜16:30
場所:ふりーふらっと野毛山(旧・横浜市青少年交流センター=横浜市西区老松町25)

※当日の写真はこちら

メニュー Меню :

サリャンカ
Солянка

肉や魚やきのこで濃いだしを取り、香辛料と塩味と酸味を効かせた伝統のスープ。
これ一皿で前菜と主菜を兼ねることもあるほど栄養価が高いのが特徴です。
一説によると、名前は「селянка(セリャンカ=村の女、農婦。語源はсело:セロー=村)」に由来し、
遠い昔、村の大きな祭りで村人全員分のスープを作った時にこの料理ができたと言われています。
村人達が各々の家にある食材を持ち寄って、それを一つの大鍋に集めて作ったため、
このスープが一体何からできているのか判別するのが難しくなりました。
このように、あらゆる種類の肉製品か魚を混ぜ入れて作ることから、
「サリャンカ」という言葉が「ごちゃ混ぜ」「大混乱」という意味でも使われるようになったのです。
昔のサリャンカは魚だけで作られ、トマト、ケッパー、オリーブ、レモンといった
現在のサリャンカの必需品は入っていませんでしたが、
19世紀にロシアにトマトが伝わるとそれが加えられるなど、
時代とともに作り方が複雑化し、辛さと塩味が強くなっていきました。
サリャンカはグルジア料理の影響も強く、塩漬けのオリーブやきゅうりなどが入ることから、
соль(ソーリ=塩)に由来するこの名がついた、という説もあります。


ドラーニキ
Драники

じゃがいもはロシア語でкартофель(カルトーフェリ)、картошка(カルトーシカ)と呼ばれます。
じゃがいもはお祝いの日にも普段の日にも、ロシアの食卓に欠かせない材料です。
レシピの数も数え出したらきりがないほど。
このじゃがいものお焼き、ドラーニキはロシアの隣国、ベラルーシの国民的料理です。
すりおろしたじゃがいもに小麦粉、塩などを加えたタネを、油をひいたフライパンに落として焼き、
カリカリに炒めた豚の脂身、サワークリーム、こけももの水漬け、
ケチャップ、香草などを添えて、熱いうちにいただきます。
作り方は簡単なのにおいしさは抜群。ぜひお試しください!


<9月4日の様子>

 
まずはサリャンカの準備。材料を刻みます。

 
野菜を炒めて、鶏肉のスープで煮込みます。おいしそうな色!

 
(左)ドラーニキの生地作り。(右)今日のターニャ先生はウクライナのエプロン姿。

 
ひまわり油をたっぷり使って、ドラーニキをきつね色になるまで焼きます。

 
見事なサリャンカが完成!

 
別室にて会食。


パンを付け合わせにいただきました。


※ロシア料理の本はこちらへ!

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