ロシア料理教室 Курс русской кухни

〜タチヤーナの台所で На кухне у Татьяны〜

日時:2004年12月4日(土) 13:30〜16:30
    2004年12月26日(日) 13:30〜16:30
場所:ふりーふらっと野毛山(旧・横浜市青少年交流センター=横浜市西区老松町25)

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メニュー Меню :

外套を着たニシン(前菜)
Селёдка под шубой

ロシアのお正月の食卓によく上る豪華なサラダです。
塩漬けの鰊に様々な野菜や卵の外套(コート)を次々と層になるように着せていくところから、
このような名前で呼ばれています。
マリネした鰊、玉ねぎ、ゆで卵、マヨネーズ、じゃがいも、にんじん、
りんご、くるみ、ビーツ、マヨネーズ、イタリアンパセリを重ねて成形。
重ねる順序にもおいしさの秘密があるようです。
これをケーキのように少しずつ切り分けて味わいました。


ウクライナ風ボルシチ
Борщ по-украински



リクエストにお応えして再登場したロシア文化圏の代表的なスープです。
牛すね肉、豚スペアリブ、牛骨でだしを取ったスープに、キャベツ、じゃがいも、ピーマン、
炒めたにんじん・たまねぎ・トマト、砂糖で煮てレモン汁で色素を定着させたビーツを入れて煮込み、
色を綺麗に仕上げるために、最後にビーツの鮮やかな赤紫の汁を加えて出来上がりです。
タチヤーナ先生のウクライナ風ボルシチは色が命。
熱を加えると色素が抜けてしまうので、出来上がったら煮立てすぎないことも大切なポイントです。
食べる時には、サワークリームと香草を添えて。クリームが混ざったピンク色もまた綺麗です。
もちろんお味も皆さんに大好評でした。


ウォッカ特別講座
Специальный курс водки

ロシアの代表的なお酒、ウォッカの由来や正しい飲み方を講義しました。
26日はロシアのお正月につきもののシャンパンもふるまわれました。
<解説>
ウォッカ(ロシア語ではводкаヴォートカ、語源は「водаヴァダー=水」)は、
ロシアでは主にライ麦、小麦、大麦、とうもろこし、ジャガイモなどの穀物を原料に、
これを糖化、発酵させた液を蒸留し、白樺の炭で2回、3回と丁寧に濾過して作られます。
古くはモスクワ公国(1283〜1547年)の記録にも残っているそうです。
今日のウォッカの個性が確立したのは、1810年、薬剤師アンドレイ・アルバーノフが
炭の吸着などの活性作用を発見し、ピョートル・スミルノフがウォッカの製造過程に使用したのが始まりです。
アルコール度数は40度以上、高いものではなんと90度以上にもなります。
<正しい飲み方>
必ず冷やしてストレートで飲みます。息を止めて一気に飲み干します。
おつまみは黒パン、サラミ、きゅうりのピクルスなどを少し。
水割りにする習慣はないので、アルコール分を薄めたい場合は、
ウォッカと冷水を交互に飲むと良いようです。


12月4日の様子

 
(左)ボルシチの材料をひたすら刻みます
(右)鍋職人Yさんが特製の中華鍋を紹介し、教室でも使用しました

 
鰊の「外套」を用意して、次々と重ね着させます

 
マヨネーズで最後の仕上げ。各班個性豊かに出来上がりました

 

 参加者の皆さんが班ごとに集まって

 
本日の作品。テーブルにはクリスマスの飾りも。


12月26日集合写真




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〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町3-9 横浜平和と労働会館5階
Tel/Fax : 045-201-3714 E-Mail : eurask@yahoo.co.jp


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