パスハ(復活祭)

ロシア正教の祭日「パスハ」(復活祭)
ロシア料理、ロシアの歌、生演奏の音楽が、ロシアの暖かな春の空気へいざないました。

日時:5月1日(日)14:00〜17:00
会場:横浜平和と労働会館3階
企画・出演:マリーナ・ルザエヴァ(当協会ロシア語教室講師、ウラジオストク音楽専門学校卒)
会費:会員及びロシア人\3,000、一般\3,500



ロシアの凍り付いた厳しく永い冬が終わり、堅い、堅いつぼみが芽を吹き、
花々が一斉に咲き、全ての生き物がわっと生命を吹き返す春。
復活祭はロシア正教のお祭りですが、日本のお彼岸のように、
或いはもっと盛んに、宗教に関わりなくロシアの人々が祝います。
4月上旬、当会ロシア語講師ルザエヴァ・マリーナさんの
“どうしてユーラシア協会(教会?)はパスハをやらないの?”の一言で
突然、理事長が決断、実施、その間僅か3週間。
とにかく最低15人、もし30人も集まれば「上出来」とスタートしましたが
5月1日当日は50席が満席。ロシアの人たちのパスハに対する熱い想いが伝わってきました。
提案者のマリーナ先生は音楽プログラムに、料理に、超人的活躍、
スタッフやロシア人の会員も飾り付け、配膳、調理のお手伝いなどに骨身惜しまず協力。
素晴らしいパスハとなりました。
4月号機関紙の発送後突然決めた企画だったため全会員に周知出来なかったことをお詫びします。
来年はもっと早くから計画して、もっと盛大にやりますので今からご期待下さい。

メニュー:
1)前菜 外套を着たニシン、トマト・チーズ・ガーリックのトースト、ニンジンとイカの辛味和え、
キノコのサワークリーム和え、サーロ(豚の脂身の燻製)、イクラのオープンサンド、
キュウリのロシア風浅漬け、イースター・エッグ、パスハ(カッテージチーズのケーキ)
2)ボルシチ  3)ペリメニ(シベリア風水餃子) 4)ブリヌイ(ロシア風クレープ):肉入りとキャベツ入り

コンサート・プログラム:
1)ロシア民謡  2)ロマンス  3)外国のポップス 4)子供の歌 5)希望者全員での歌(カラオケ)

 
超人的活躍のマリーナ先生。

 
今回、家族連れの参加者も多く見られました。

 
ロシア人も日本人も、食べて、飲んで、歌って、踊って…

  
民族衣装姿の美少女がマリーナさんと一緒にロシア民謡を歌いました。

 
ピアニストのユーリー・コジェヴァートフ氏も飛び入り参加し、演奏を披露。


復活祭(復活大祭/パスハ)とは?

復活大祭=パスハは東方正教会における最大の祭日で、
イエス・キリストが十字架にかけられた後に復活した時に生まれたものです。
現在は春分の後の満月の次の日曜日(主日)に行われます。
2005年の復活大祭はグレゴリオ暦の5月1日になります。
パスハの名はユダヤ教の過ぎ越しの祭り(パサハ)に由来し、災難、罪、死から免れることを意味します。
イエス・キリストが復活した日には様々な奇跡が起こり、キリストはその後まる一週間、
地球上の至る所を歩いて人々を助けたという言い伝えがあります。
このため、復活祭では食卓に食べ物を山のように用意して来客をもてなすのです。
復活祭にはゆで卵の殻に鮮やかな彩色が施す習慣があります。これは、キリストの復活を
当時誰もが信じたわけではなく、ローマ皇帝ティベリウス(ネロ)が「キリストが復活するなど、
卵が赤くなるようなものだ」と言ったところ、本当に卵が赤くなり「実(げ)に復活」と応えたことに由来しています。
イースター・エッグは、当初は赤く塗られていましたが、その後様々な色が用いられるようになったということです。
王侯貴族などが作成させた金銀宝石で飾られた高級美術品としてのイースター・エッグもあり、
特にロシア帝国ロマノフ朝のニコライ2世が母や妻に贈るために作らせたものが有名です。


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