「きけ、わだつみの声」上映と講演の集い

珠玉の反戦映画と評された「きけ、わだつみの声」(関川秀雄監督・1950年)上映と
本作出演者中の数少ない生存者・河崎保氏の講演及び懇親会

アンコール企画!!「きけ、わだつみの声」上映と講演の集い3

日時:2005年10月27日(木)14:00〜17:00
会場:横浜平和と労働会館3階会議室(当会事務所の下)
参加費:1,000円(懇親会費含む)

講師:河崎 保(かわさき たもつ)★ 日本ユーラシア協会常任理事・演出家
映画「きけ、わだつみの声」に秋山一等兵(早大高等学院生)役で出演

時にユーモアを交えながら、戦争体験や貴重な撮影秘話を語り、反戦を訴える河崎氏
  

1948年の東宝争議の後レッドパージとなり、北京に渡航。52年5月、自由日本放送開設に参加。
53年8月、第4回世界青年学生平和友好祭(ブカレスト)に参加。54年からモスクワ放送局に勤務。
岡田嘉子は同僚であった。
後ソ連国立映画大学に学び、記録映画「モスクワの日本人」を製作、受賞(岡田嘉子も出演)。
ソ連邦マスター オブ アーツ。
69年帰国後、山本薩夫「戦争と人間・完結編」、黒澤明「デルス・ウザーラ」ソ連ロケの協力監督を務めた他、
秋田雨雀・土方与志記念青年劇場でソ連の戯曲「グッド・ラック」(V・ローゾフ作)を演出。
いずみたく主宰のミュージカル劇団「フォーリーズ」に演出・演技面で協力、
ミュージカル「歌麿」のアメリカ公演に参加。
現在、日本ユーラシア協会各支部、文化団体、劇団、その他で、ロシアをはじめ旧ソ連事情、ツーリズム、
文化、演劇等のテーマによる講演活動を行う。

出演作品: 「雲は天才である」、「不毛地帯」(1976)、「山びこ学校」(1952)、「わが一高時代の犯罪」(1951)、
「裸女海底に死す」(1951)、「暴力の街」(1950)、「殺人者の顔」(1950)、「わが愛は山の彼方に」(1948)

 

 

「きけ、わだつみの声」上映と講演の集い(終了)
日時:2005年8月28日(日)14:00〜17:00
会場:横浜平和と労働会館3階会議室
参加費:1,000円(懇親会費含む)

「死んだ人々は、還ってこない以上、
生き残った人々は、何が判ればいい?」


ジャン・タルジューの詩(渡辺一夫訳)を掲げて開幕するこの映画が公開されたのは1950年6月15日。
朝鮮戦争勃発の迫る時期だった。
前年の10月に刊行された『きけ わだつみのこえ』は、大きな感動をもって迎えられ、
戦後ベストセラーのひとつとなるが、その映画化された作品として、「珠玉の反戦映画」との世評を得た。

プレ企画 新版「きけ、わだつみの声」(出目昌伸監督・1995年)鑑賞会(終了)
日時:8月13日(土)17:00〜 参加費:無料
東京六大学のラグビー選手として競い合う若者たちがタイムスリップして、
アジア・太平洋戦争という歴史の渦中に巻き込まれ、運命を変えられていく―
フィリピンと沖縄の戦線で、また戦時下日本での、真っ只中の青春群像を新しい視点で描いた作品。

* * * * *

プレイヴェント、本番それぞれ約40名、合計約80名の方々のご参加を頂き、
「きけわだつみの声」の鑑賞を通じて平和の尊さとそれを守ることの大切さを感じ取って頂けたと思います。
講師の河崎さんの実際の体験に基づく複眼視的解説、東宝争議のお話など戦中戦後の貴重なお話も素晴らしく、
今日を生きる上で良い参考になりました。
少数ではありましたが少年達の参加は私達の今後の活動に教訓を与えてくれました。
―当会理事長より―


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