1月20日(日)市従会館で開かれた今年のヨールカ祭は2部構成になりました。
第1部は、在日ユーラシア諸国出身者で構成されるスラブ民族舞踊団スラヴャーニェによるロシアとアゼルバイジャン、ジョージアの踊りとジェットマロースとスネグローチカによる子どものためのプログラム。
第2部は、横浜ロシア語センターの各クラスの出し物、在日キルギス人によるキルギスの踊り、赤軍装パリャーノチカの合唱、川西宏明さんのミニピアノコンサート、最後はみんなで歌おう!です。
まずは、会場の4階ホールいっぱいに集まった150名の、田中理事長による乾杯で始まりました。今年も、ロシア人の子どもたちが多く集まっています。
第1部のスラヴャーニェの民族舞踊は、カリンカ、モスクワのカドリール、タチラ、ガプーシャトヤーシュカ、アゼルバイジャンのシャマダン、ジョージアのアチャルリなど8曲。会場が熱気を帯びてきたころ、子どもたちの呼びかけに応えて、ジェットマロースとスネグーロチカが登場、でも、その前にどういう訳か着ぐるみのスノーマンが会場を踊り巡ります。しかし、一昨年までは、みんなで手を繋いでモミの木の回りをヨーロチカの歌を歌いながら静かに巡っていましたが、今年は、ディスコ風の「ノーブイゴッド」の曲で親子で激しくディスコ踊りになりました。
第2部は、木曜初級Iクラスの歌「モスクワ郊外の夕べ」、土曜初級IVクラスの歌「運命の皮肉」の主題歌。続いて、木曜IIクラスのロシア語劇「おだんごぱん」、木曜実践会話クラスのロシア語落語劇「時そば」です。続いて、中央アジアキルギスの乗馬情景を模した女性2人、男1人による踊り、赤軍装パリャーノチカによる歌、セヴァストーポリ・ワルツ、逆巻く波、小麦色の娘。トリは、川西さんがオーケストラ風に編曲した「ともしび」「赤いサラファン」など4曲を熱演、そして佐野真澄さん伴奏でみんなで歌おう!「ともしび」「心騒ぐ青春の歌」「カチューシャ」を全員で歌い、締めくくりました。
(木佐森)
(左)マトリョミンアンサンブルMMM (右)木曜ロシア語実践会話クラス「時そば」
(左)キルギスの民族舞踊 (右)「パリャーノチカ」のロシア戦時歌謡
ヨールカ祭 出演者の声
● スラブ民族舞踊団「Slavyane」です。
私たちは前半の一時間を担当させていただきました。
初めにダンスを7つ踊りました。その中で今回は子供のダンスを一曲「大好きなおもちゃ」を入れました。とてもかわいくでき会場の皆さんがとても喜ばれました。
後半は子供たちが待ち望んでいた子供プログラムです。会場の子供たちと一緒にスノーフレークのダンス。その後いよいよメインのジェットマロースとスニェグーロチカの楽しくおかしい劇です。会場の皆さんも大喜びで特に会場におられたロシア人家族の皆様には、母国を思い出され、子供ともども感激されていました。私たちも昨年からこの日のために一生懸命練習してきましたので、皆様が喜ばれて、とても嬉しかったです。
また、新しい出し物をいろいろ勉強し練習して来年につなげたいと思っています。
(スラヴャーニェ 加藤)
● 土曜初級Ⅳクラス合唱「運命の皮肉」
今回初めてヨールカ祭に参加しました。ロシアを中心に様々なユーラシア圏の雰囲気を味わい事ができました。美味しいロシア料理も堪能させていただきました。私が通うクラスも歌で舞台に立ちました。オリガ先生がソビエト時代から”年越し”と言えば、この映画と言うことで選曲された「運命の皮肉」の主題歌です。
人前でロシア語を披露するという良い経験ができ嬉しいです。オリガ先生にアクセントや歌詞の意味を教えてもらい、YouTube などを参考にしながら各自練習をしました。そして毎授業ごとにみんなで合わせて歌いました。本番では用意していた音源が使えず、別の音源を使ったのですが、アカペラに近い形になってしまい焦りました。ですが、なんとか切り抜け、各自の練習の成果が出せて上手く歌えたので良かったです。
来年のヨールカ祭に向けてロシア語を頑張ろうという気持ちが湧いてきました。クラスの人たちとも絆が深まりとても有意義な時間でした!
(五十嵐)
● 木曜初級Ⅰクラス合唱「モスクワ郊外の夕べ」
「今回初めてヨールカ祭に参加させて頂きました。果たしてロシア語で歌なんて歌えるのかしらと不安でしたが、先生のご指導と会場の温かい雰囲気の中、楽しく歌うことが出来ました。ありがとうございました。(井土井)」
「ヨールカ祭ではロシア語の歌に挑戦しました。ロシア語はまだまだですが、『ロシア語が大好き』という気持ちは伝えられたかと思います。(早川)」
「前列に陣取った手強い小さな審査員を前に緊張の中で初めてロシア語の歌を無我夢中で披露いたしました。楽しい時間をありがとうございました。(木全)」
「先生の歌詞の訳文がとても美しく、旋律も切ない素敵な曲だったので、一所懸命覚えて精一杯歌いました。とても良い思い出になりました。(田口)」
● 木曜初級Ⅱロシア語劇「おだんごパン」
「そんなの自分で作るんだよ!」
木佐森さんは、自作のそば屋主人の衣装を見せてくれた。
Ты не один
「多少、発音が違ってもいいから、大きな声で話すこと!大きな声でね!!」
「ただセリフをロシア語で言ってるだけじゃ、観ていてつまらないよ!」「感情を入れて、動きはつけて!」
「クルクル回ってたら、いいんじゃないかしら…」「こー、山を転がっていく風に、コーょ、こー」
僕は、イギリスのロックスター、クリッシー・ハインドが大好きだ。なんてったって、かっこいい!
Алло! Слушаю Вас!
(小林)