ロシアの菜園付きセカンドハウス「ダーチャ」

当協会、サンクトペテルブルグ園芸家協会との相互協力に関する合意書に調印

展示会開会式で挨拶する柴田理事長。右に一人置いてザハリャーシチェフ議長  柴田理事長は4月20日から27日まで行われたサンクトペテルブルグ園芸家協会主催の展示会「風景と庭園の暮らし」に参加の為、訪露し、同協会との今後の協力に関する下記合意書に調印した。

 同協会は240万世帯のダーチャ所有者を組織する民間団体である。当会は今回の展示会で日本庭園、茶道、華道、盆栽、三線など日本文化の紹介を行った。

 調印の模様はロシア第5チャンネルを通じて放映された。

合意書

理事会議長ヴァシーリー・イヴァーノヴィチ・ザハリヤーシチェフを代表とする地域間社会団体“園芸家協会”及び理事長、柴田順吉を代表とする特定非営利活動法人“神奈川県日本ユーラシア協会”(以下、両当事者と称する)は、相互協力の重要性に鑑み、以下の事項について合意した。


協力の原則

第1条
共通の目的及び課題に立脚し、相互の関係を友情・信頼・尊敬の精神を以て発展させる事、平等と協力者の関係を基礎に協力を構築する事、自らに引き受けた責務を良心的且つ無条件に果たす事、相互の上に害悪又は損害をもたらし得る行動を抑制する事、決定しようとする事項について相互に調整・調和を図る事又は適時に通報し合う事、国際法令、露西亜連邦法規、日本国関係法規並びに他の法的規範に則って協力を構築する事。


協力の分野

第2条
本合意内容の線に沿って、両当事者は社会的意義を有する相互の事業及び計画の実現及び発展に参画するものとする。

第3条
両当事者は、課せられた課題の解決に際し、組織・体系的、助言的、生産・経済的及びその他の活動を通して、相互に支援するものとする。

第4条
協力の整合性確保及び本合意の実現過程の管理の為に、両当事者は定期的協議及び交渉を行うものとする。


合意の地位

第5条
本合意は具体的な分野に於ける両当事者の協力発展の基礎を成す。
本合意の実現過程で生じ得る、本合意条項の解釈及び適用並びにその活動の枠組みの理解に関する意見の不一致は、両当事者間の協議及び交渉を通じた解決に委ねられる。

第6条
本合意は両当事者によって署名された日に発効し、2007年12月31日迄効力を有する。その後、本合意は両当事者間の合意があれば、延長される事を得る。

2007年4月23日、サンクトペテルブルグにて


社会団体“園芸家協会”
理事会議長


署 名
В.И.ザハリヤーシチェフ
特定非営利活動法人
神奈川県日本ユーラシア協会
理事長

署 名
柴田 順吉  

(2007.6.13)