ロシアの菜園付きセカンドハウス「ダーチャ」

房総ダーチャ訪問記

 4月5~6日、豊田菜穂子さん、柴田理事長夫妻、木佐森副理事長が千葉市の高田造園設計事務所・高田社長のご案内で房総のダーチャを視察しました。

1.南房総川上のT邸

南房総川上のT邸  船橋市在住のTさんはここで週末の田舎暮らしを楽しんでいます。 このログハウスはフリージア・ハウスといって、スエーデンの木材を使ったキットをロシア人が現地組み立てしたものだそうです。 辺りには満開の桜、竹林、畑などがありました。窓ガラスはペア・グラスで寒さにはシッカリ対応していました。
 上下水道もきちんとしており、本格的ダーチャです。


2.鴨川市 大山千枚田のI邸

鴨川市 大山千枚田のI邸  I邸はこの千枚田のすぐ近くにあります。外観は下記の4に近い造りです。 過疎化で耕作放棄され、荒れ果てそうな水田を心配する地元の農家の人たちが安い賃料で土地を貸してくれるそうです。 この立派な千枚田は都市の住民が区画ごとに賃借し耕作しているものです。
 地産地消というより、ダーチャ並みの自産自消で、一歩進んでいるかもしれません。食料、環境問題解決です。


3.袖ヶ浦市 S邸

袖ヶ浦市 S邸  S邸は普通の住宅のような感じでした。
 I邸と違って、平地の荒れかかった農地の中にありました。東京、横浜へはベイブリッジ経由で通勤圏内にあります。 東京都民、横浜、川崎市民には山あり、海ありの最高の立地です。会員各位にお勧めです。
 高田さんはここに土地を持っており、日本独自のダーチャ建設の候補地として考えておられるそうです。


4.千葉市緑区 高田造園設計事務所の純和風試作ダーチャ

千葉市緑区 高田造園設計事務所の純和風試作ダーチャ  手前が台所兼物置、左がベランダ、部屋は大きな囲炉裏を切った6畳の和室、掛け軸も出来る床の間付きです。
 高田さんの構想では「建物を200万円程度で造り、300万円程度の農地と組み合わせ、500万円程度の、若い都市勤労者にも手の届くようなものにしたい。」とのことです。
 農地法上の問題などもありますが、地方自治体や農協などの協力で実現可能性は十分あるそうです。

(柴田 記)