秋の文化学習講演会 「横浜と白系ロシア人」
日時:2007年11月11日 13:00〜15:00 学習会、終了後 懇談会
会場:横浜市市民活動支援センター 4階会議室
講師:沢田和彦氏(埼玉大学教授)
定員:30名(先着順、お早めにお申し込み下さい)
資料代:500円
お申し込み・お問い合わせ:NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会
TEL/FAX 045-201-3714、
E-Mail : (半角英数字でご入力下さい)
◆ 講師紹介
沢田 和彦:
1953年大阪府生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
現在、埼玉大学教授。
著書に「異郷に生きる…来日ロシア人の足跡」、
共著に「異郷に生きるII…来日ロシア人の足跡」、
「遥かなり、わが故郷…異郷に生きるIII」など。
来日ロシア人の実証的研究を一貫して行う。
◆ 沢田先生著書「白系ロシア人と日本文化」
2007年2月28日初版、発行所・成文社(県連で取り寄せ可)
本書の目的:「これらの(白系)ロシア人が日本文化に及ぼした影響は決して小さくないのにもかかわらず
一部の有名人を除いてこれまでその精確な調査が行われぬまま、彼らとその関係者の死亡とともにその存在の事実そのものが歴史の闇に消え去りつつある。
・・・中略・・・この歴史の闇に分け入り、それに幾分なりとも光を当てることができれば私としては幸いである。(著者まえがきより)
内容:彼らが日本にやってきた経緯,携わった職業,国外へ去っていった有様を,さまざまな資料を駆使して調査。かれらの実態を浮かび上がらせてゆく。(表紙カバーより)
日露の交流には公式の外交史に現れない民間人同志の深い草の根の交流がありました。
県連ではこうした交流の一端を知り、今日の運動に生かすため、昨年横浜外国人墓地の視察と慰霊祭を行いました。
今年はさらに横浜にゆかりのある白系ロシア人についての具体的な学習をします。
本書に現れる横浜、神奈川県に係る白系ロシア人たちの名前や組織、団体名など
エリアナ・パブロワ(バレリーナ)、古賀ヴィクトル(無敵のサンボ選手)と古賀徹(県連元サンボ講師)、
A.L.フォビツキー(横浜ロシア人中学校校長)、A.Y.グートマン(露語新聞「ロシアの大義」、
仝日本語版「未来の露西亜」編集者)Y.D.ロマノフスキー(「在日本ロシア国民統一会」創設者)、
ボロフスキー(横浜駐在ロシア領事)、横浜露西亜銀行、日本露国人協会横浜支部、日本在住露国人委員会、
A.S.プーシキン名称初等国民学校、日本在住亡命露人協会、プレオブラジェンスカヤとイジェーフスキー(バレリーナ)、
ヴラーソフのレストラン、女優スラーヴィナ母娘、N.I.コンラド(ソ連の日本学の父と称される。
県連元ロシア語講師岡野エレーナ、通称ネリの父)、M.M.リュリー(漁業家)、リューリ兄弟商会、リューリ家の墓、
M.N.ルサコーヴァ(山下万里子、ニキータの妹、東海大学教授)、I.V.ペトローヴナ(小沢征爾氏夫人・入江美樹の母)、
S.N.キターエフ(海軍将校、浮世絵収集家)、A.M.クラスノシチョーコフ(極東共和国首班)、リヒアルト・ゾルゲ(ソ連諜報部員)、ほか。
会員の皆様に身近な人も居ます。興味津々ですので、是非、学習会にご参加下さい。
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