特別報告
元気を貰った!2005年・第7回「大河アムール大自然とふれあいの旅」

今年の旅行は30名の定員に対して35名が参加しました。
年齢は10歳代が4人、20歳代が2人、30歳代が3人、40歳代が2人、
50歳代が11人、60歳代が7人、70歳代が4人、80歳代が2人でした。
このうち、2名の方が手押し車や松葉杖で、1名が腎臓透析をしながらの参加でしたが
全員仲良く助け合ってとても楽しい旅が出来ました
健常者の皆さんは高齢者、障害者の方々から大変な「元気」を頂き、
「私もまだまだこれから30年ぐらいは海外旅行ができるんだ!」、
「病気なんぞに負けられないね!」と感激。
祖父母や両親がお孫さん、お子さんを連れて参加されたのも今回の大きな特徴でした。
サマーキャンプなどロシアの子供達との交流を通じて大いに楽しみ、
且つ「視野」を広めて頂けたと思います。ロシアを知る若い世代の人が増えることは素晴らしいことです。

8月8日、途中乱気流でビックリした方もありましたが無事到着。
翌日8/9は市内観光、ドムラ・声楽、ロシア語レッスンなどが行われました。
夕方にはロシア日本協会に行きホームステイのホスト・ファミリーの方々と面接、
それぞれのお宅にお邪魔しました。近所の人たちまで集めての熱烈歓迎で
食事だけのつもりが「捕虜」になり、母娘で一晩「抑留」となった方もあり、申し訳ありませんでした。
さて、今年の旅の目玉は8/10のアムール河中州、ダーチャ訪問(33名参加)でした。
ハバロフスク州ダーチャ協会のクズネッツォフ副会長によれば
州内には400ものダーチャ協会支部があり、本部は40年の歴史を持っているとのこと。
ダーチャ自体は100年ぐらい前から存在し、現在人口の過半数を占める30万人以上の市民が
ダーチャをもっている由。
殆どの人が土地から切り離されてしまった日本とは大きな違いがあります。
8月10日、私達はバスでシベリア鉄道の鉄橋を渡りアムール川左岸ぞいの
リュドミーラさんのダーチャを訪問しました。
到着すると、クズネッツォフさんと、現地ポベーダ(勝利)ダーチャ協会の
ポドリャィキン会長の出迎え、歓迎挨拶がありました。柴田理事長の答礼の後、
全員が3グループに分かれてそれぞれ現地通訳付きで数軒のダーチャを見学しました。
見学後、交流パーティーを行い大自然の中で手作りの自然食を楽しみました。

※写真をクリックすると大きくなります

ロシアの伝統的なパンと塩による出迎え。
パンが美味しくてお代わりする人も・・・。

広々と美しいリュドミーラさんのダーチャ

ダーチャでくつろぐ最高齢の野村さん

お馴染みヤンキナ母娘のドムラと歌での熱烈歓迎。
バヤンの伴奏もすばらしい。

ダーチャの新鮮な材料で作ったサラダ、ボルシチ、
シャシリック、果物、ジュース、ワイン、ウオッカなど
食べきれないほど沢山の料理がだされ、
歌を歌って大いに盛り上がりましたが、
日本側はみんな元気で食欲旺盛、このように見事に平らげました。

帰路は借り切りの客船を利用しました。船上デッキでアムール両岸の素晴らしい風景を見ながら
民族音楽アンサンブル[x?x?](名前を忘れてしまった!)のコンサートをタップリ楽しみ、
一緒に歌ったり踊ったりしました。
この晩はレストラン「ルースキー」で前倒しの「お別れパーティー」を開催、
またタップリ<チョウザメ料理>とロシア民謡、ロマンスを満喫しました。
これでも、まだ不足で3次会へ行った元気な人たちがかなりありました。

アムール河中州のダーチャに行く通船。
夏の間は大勢の市民が利用します。
私達は左後方に見えるやや大型の船を借り切りました。


レストラン「ルースキー」でのコンサート

当会では、毎年、旅行の際に文化交流に努めています。
前回は折り紙でしたが今回は書道の交流を目指しました。

館長のイリーナさんとの記念写真。

熊川さんは8/11(木)、ハバロフスクの国立図書館に
自作の「刻書」を寄贈し、館内に展示するよう要望しました。
近い将来、展示会を行うことも検討しています。


サマーキャンプ「オケアン」(海洋)での歓迎集会
ここでは子供達と、お習字、刺繍(ロシア側)、
わら人形作り(ロシア側)、折り紙、原始的火種作りなどして
交流しました。
24年ぶりの猛暑の中、通風の悪い蒸し風呂のような食堂で
心のこもった夕食を頂いた後、キャンプファイヤを囲んで合唱し、
バザールで用意してきたスイカで、スイカ割りをしました。
これは大変な人気で、買ってきた数個のスイカが
粉々になるほど多数の参加希望者がいました。


最終日8/12は日本人墓地に参拝、戦争の尊い犠牲となられた方々に慰霊の花を捧げ、平和を祈りました。


←第7回 大河アムール・大自然とふれあいの旅
←企画旅行
←ホーム