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2009年5月号(通算571号) バックナンバー |
![]() 今月の表紙 フィギュアスケート女子シングル・ アリョーナ・レオノワ選手 (世界国別対抗選2009にて) |
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行事予定◆ 横浜外国人墓地ロシア人墓碑調査(第3回)
◆ 会員無料公開講座「楽しいロシアの時間」&
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NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 | 2009/4/30 | |
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単位:円(括弧内は前年同期比%) | ||
摘 要 | 収 入 | 支 出 |
一般会計 | 660,270(92.3) | 2,288,940(101.8) |
教育事業 | 2,328,057(86.1) | 867,686(91.4) |
一般事業 | 731,047(64.3) | 790,366(198.2) |
当期剰余金 | 227,618(▲23.7) | |
合 計 | 3,719,374(81.6) | 3,719,374(81.6) |
前年同期と対比すると1〜4月の財政規模は2割弱の大幅減少となっている。
また、剰余金は前年4月度プラス959,877円であったものが、今年はマイナス227,618円へと大幅に悪化した。
その減少幅は1,187,495円に及ぶ。商品在庫の増加を勘案しても正味90万円前後の、当会にとっては大きな赤字である。
期末を黒字で迎える為には毎月10万円強の黒字を生み出さねばならない。しかし、これは後述の対策を実行すれば克服できる。
一般会計:収入8%弱の減は主として横浜市の補助金打ち切りによるもの。 支出は大半を固定費が占めるため減少にはならず逆に微増となった。
教育事業:収入は生徒数の激減に伴い62%強の記録的減少となった。前年度は944,665円であった。 一方支出は固定部分が多いので20%弱の減に止まった。
一般事業:収入の減少幅は35%強と最も大きかった。 支出は一気に2倍弱に増えたが、このうち約半分は総会方針に従って品切れの多かった“うにべるまーぐ”の商品(バラライカ、ドムラ、マトリョーシカ)を輸入した為である。 これらは今後売り上げの増加となって収支の改善に寄与する。
<改善の具体策>一般会計:補助金の打ち切り分を埋めるために会費、寄付金、機関紙広告などの拡大に努めねばならない。支出面では(有)カチューシャのローン借り換えを行い、同社への家賃の支払いを削減する。
ロシア語:4月は無料公開講座、平日昼の新規講座受講料値下げ、ブログの開設、マスコミへの宣伝強化、ポスター貼りなどが実行されかなりの効果があったが、引き続きビジネス・ロシア語などの新規企画を含め教室の発展に常時、創意工夫を凝らす。
物品販売:3〜4月中、及び今後の仕入れ、宣伝、販売強化によって着実に売り上げ、利益を増やす。
全体を通じ、最大の問題は事務局体制の強化であるがこれについても、裏づけとなる長期資金の借り入れ、新事務局員(当面はパート)の採用を含め、具体的準備を進める。
これらの対策を実行すれば、残る8ヶ月に財政を大きく好転し、黒字にすることが出来る。
(柴田)
シベリアの深い森の中でルビーのように赤く輝くこけもも。 ほんのり甘酸っぱく、気品あふれる味わいを楽しむことができます。各種ビタミンや繊維質などが豊富で、美容にも良いといわれます。
シベリア・タイガ近くの農園、家庭ではごく自然に栽培されている黒すぐり。その実をプリザーブスタイルのジャムにしました。風味は絶品!
薬効も高く健康によいとされ、ロシアで最も広く親しまれている菩提樹の蜂蜜は風邪や眠れないときなどにもよく食べられています。ロシアの中でも極東地域の菩提樹の蜂蜜は、特に香り高く、優しい味と舌触りで最高級とされています。愛するご家族の健康にいかがでしょうか。
●取扱商品の詳細は協会事務所、または協会主催オンラインショップ「うにべるま〜ぐ」でごらん下さい。
●2009年4月〜協会事務所販売商品 会員は全品消費税分OFF!
2009年5月〜10月、毎月第4土曜日(全6回)14:00〜16:00
講師:
野村弘光(米・欧諸国担当/ホテルニューグランド役員)
柴田順吉(ロシア・近隣諸国担当/NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会理事長)
受講料:無料
お問い合わせ:本牧中学校コミュニティーハウス
TEL/FAX 045-623-6699
2009年5月〜10月、毎月第4土曜日(全6回)16:00〜18:00
講師:山之内重美(歌手、ロシア文化研究家 NHKテレビ・ラジオに出演多数、早稲田大学・中央大学講師)
受講料:無料
お問い合わせ:本牧中学校コミュニティーハウス
TEL/FAX 045-623-6699
「プロコフィエフの足跡をたどって」”横浜で見た夢”
2009年5月14日(木)19時開演(18時30分開場)
入場料:一般前売2,000円(当日2,500円)、学生1,500円
大倉山記念館ホール 主催:サロン・ピアニィノ
お問い合わせ:090−8542−2605(カジタ)
080−6205−8285(サロン・ピアニィノ)
salonpianino@yahoo.co.jp
4月16日(木)〜7月5日(日)
東京都庭園美術館(JR目黒駅、東京メトロ白金台駅 03-3443-0201
入場料 一般1000円、大学生 800円、小・中・高校生、65歳以上 500円 Bunkamuraトレチャコフ美術館展の半券持参で100円引き
指揮:飯守泰次郎 ピアノ:アンドレイ・コロベイニコフ
5月8日(金) 19:00 チャイコフスキー「交響曲第5番ホ短調」ほか サントリーホール
5月10日(日) 15:00 チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調」ほか Bunkamuraオーチャードホール
7月5日(日) 15:00 プロコフィエフ「組曲 シンデレラ」より コンサートスタイルバレエ
指揮:渡邊一正 シンデレラ:下村由理恵、王子:佐々木大
Bunkamuraオーチャードホール
問合せ:東京フィルチケットサービス 03−5353−9522
ロシア・アヴァンギャルドからプロパガンダへ
5月(詳細未定) 問合せ:03-6825-5503
アップリンク(JR渋谷)
1回券 1400円、2回券 2500円
Aプログラム:「ソヴィエトのおもちゃ」(1924)、「用心を怠るな」(1927)、「ファシストの軍靴に祖国を踏ませるな」(1941)、「百万長者」(1968)、「電化を進めよ」(1972)、ほか全8作品。
Bプログラム:「惑星間革命」(1924)、「レーニンのキノ・プラウダ」(1924)、「株主」(1963)ほか全8作品。
ウラディーミル・ミーニン芸術監督
5月31日(日) 14時開演
横浜みなとみらいホール 全席指定4800円
問合せ:神奈川芸術協会 045-453-5080
みなとみらいホールチケットセンター 045-682−2000
同 ラフマニノフ 聖ヨハネス・クリソストムスの典礼、ロシア民謡、ボロディン「イーゴリ公」、ムソルグスキー「ホヴァンシチナ」より
6月2日(火) 18時半開場、19時開演
東京オペラシティコンサートホール
S席 6000円、 A席 5000円、 B席 3000円
問合せ:ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711
オール・チャイコフスキー・プログラム
V.フェドセーエフ指揮
6月3日(水) 19時 ピアノ協奏曲第一番ほか ピアノ 河村尚子
6月4日(木) 19時 バレエ組曲「白鳥の湖」ほか
6月5日(金) 19時 歌劇「イオランタ」より ソプラノ 佐藤美枝子
サントリーホール
S席 15000円、A席 12000円、B席 9000円、C席 7000円、D席 4000円
問合せ:ジャパンアーツぴあ 03-5237-7711
6月22日(月)−28日(日) 10:30−19:30
銀座 松坂屋3F催事場 03−3572−1111
オープニングイベント 6月22日(月)11:00−11:30
ロシア民謡アンサンブル「ルースカヤ・ヤールマルカ」、チェブラーシカの着ぐるみなど
4月20日 於:東京・文京シビックホール
チェルノブイリ子ども基金が主催する今回の報告会は、第一部が石川逸子さん、須山真怜氏による詩とピアノのパフォーマンス、第二部が広河隆一氏による最新現地報告という形式で行なわれた。
事故後23年たっているにもかかわらず、残留放射能の高い場所はまだ多く存在し、チェルノブイリ原発職員のベッドタウンであったプリピャチを中心に、ウクライナ、ベラルーシの広範囲にわたって多くの町村が廃墟となっている。また、人体への影響は次世代にもあらわれ、甲状腺ガンをはじめ悪性腫瘍の発生率が高いとされるが、原発事故との因果関係は解明されていない。検査機器も不足したり老朽化したりしており、きちんとした政府統計も取られていないのが現状である。
現在支援団体に対して大きな影響を与えているのが、サブプライムローンに端を発した経済危機。外国からの寄付金や支援の激減、政府による生活援助のカット、加えて被害者家族の失業などによる生活破綻や家庭崩壊などが、治療を必要とする人たちの生命を脅かしている。
一方、ロシアにエネルギーを依存する危機感や金融危機を理由に、ベラルーシ政府やウクライナ政府は水面下で原発再開を検討している。こうした政府方針が被害者支援団体への政治的圧力となり、支援要求や原発反対運動などは、恐喝などにより押さえつけられている。広河氏の報告は写真を解説するスタイルで淡々としていたが、安穏としていられない状況がよく伝わるものであった。
(滝沢)
3)冬の街・スーパーと市場
前回「キオスク」について書いたが、実は私はキオスクで買い物をしたことがほとんどない。私の発音ではきちんと伝わらないようであり、そうかと言ってあの小さな窓越しで筆談をするわけにもいかないので、せいぜいミネラルウォーターを外の冷蔵庫から自分で取り出して買うぐらいである。最近ではスーパーも増えており、アムールホテルの隣にも24時間営業スーパーがあるので必要なものは殆どここで買っている。(ここは酒や総菜も売っているので、レストランで食事ができないときは重宝する。)この他にもハバロフスクはスーパーやデパートが多く、買い物には事欠かない。クリスマスの日が他国と違うからかあるいは昔からの習慣なのかは知らないが、年末年始は1月1日を除き結構店は開いているので西欧に比べると非常に便利である。
以前にもデパート、スーパーには行っているが、今まで駅の近くの「市場」に行ったことがなかったので今回は市場を覘いてみることにした。この「市場」は生鮮食品を始めとする生活必需品を売っている場所であるため観光客が買い物に行くような場所ではないが、一度は立ち寄ってみるべきだと思う。生憎写真を撮ることができなかったのでお見せすることはできないが、敷地はかなり広く、食品を売っている本館、別館の他、周囲にはキオスクの「ボックス」が並んでおり、またほとんど露店に近い状態の多くの店が毛皮製品や、衣類、おもちゃ、パーティー用品などを売っていた。敷地内はかなりの人でごった返しており、中に入ってしまうと移動するのも結構大変だった。特に買い物をする予定もなかったので、敷地内を一通り歩いてから市場を後にした。私はソ連時代のことはよく知らないが、今回市場を見たところ食材の種類、量はかなり豊富であり、生野菜や果物も結構見られた。(もっとも現地の人の感覚ではこれらは「高い物」なのかもしれない。)また、外国製と思われる製品が結構売られていた。きっとこれは昔に比べると流通も良くなり、生活も豊かになっているということであろう。昨今の不況の影響が今後どうなるかわからないが、この活気ある光景は無くならないでほしいものである。
余談であるが、市場とごく一部のデパートを除き通常のデパートやスーパーには客用のトイレは無い場合が多いのでこれからハバロフスクで長時間ショッピングに行く予定のある方は注意しておいたほうが良いと思う。(ちなみに市場のトイレと公衆トイレは「有料」。1月1日には公衆トイレは施錠されるので注意!)
(つづく)
(棚田)
先月ご逝去された中村平八会長の奥様・中村冬子さんより協会宛に次のようなお便りをいただきました。
「新緑の頃となりました。皆様お変わりありませんか。先日の中村死去の際にはご供花や色紙を頂きまして有難うございました。本人の望み通り自宅で最後を迎え又希望通りのセレクトした音楽を式で流すことが出来ましてさぞ満足だったと存じます。存命中はいろいろとお世話になりまして感謝で一杯です。遅くなりましたが御礼迄一筆したためました。皆様お体お大切になさってなさって下さいませ」
会長のご冥福を改めてお祈り申し上げます。
字数は1行〜800字程度が目安です。
紙面等の都合により、編集・分割させていただく場合、掲載できない場合もありますがご了承下さい。
締切は掲載号の前月の末日です。2009年6月号(15日発行)なら5月末までに届けば間に合います。
原稿送付・持参先は下記の通り。
【原稿送付・持参先】
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部
〒231−0062 横浜市中区桜木町3−9 横浜平和と労働会館5階
Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
みんな大好き♪ロシア発世界のスーパーアイドル「t.A.T.u.」関係の情報です。(^^)
1)音楽情報
・4月17日にニューシングル「Снегопады(降雪)」が発売されました!
初披露はMTVで15時から放映、その1時間後、Youtubeにテレビversionとスペシャルversionの2タイプPVがアップロードされました。
前シングル「220」PVのエンディングから始まり、支度をしたユーリャとレーナはバイクで交通規則をブチ破り続けて過激に疾走・・・?!
詳しくはYoutubeで「Snegopady」と検索してご覧ください。[090417]
また、ニューシングルに向けて教習所でバイク実習中。その模様はhttp://www.russia.ru/video/tatulife12/でどうぞ。[090416]
(MOPA)
4月最終週のチャートを紹介します。10曲中7曲が新曲という大激動!
今月第10位に登場したのは、2002年から音楽活動しているイジェフスク出身のポップロック界の歌姫、ズィキナ。ポスト・ゼムフィーラと各誌で紹介されるくらい期待されている大物で、透き通る高音と、ゼムフィーラを思い起こさせる響くような低音を併せ持つ。彼女のアルバムにはロック界の大御所、ムーミィ・トローリも参加している。
第9位にチャートinしたポクロフスキーは、1988年から活動しているモスクワのロックバンド「ノーグ・スヴェロー!」のボーカリスト。今回はソロで登場。
映画「バフチョーラム」の主題歌で一躍有名になった、ウクライナ出身のファンクグルーヴユニット、ブンボクスが第7位に初登場。
数週間ずっとクエストピストルズが首位を守っていましたが、それを破った今月第1位は、人気お笑い番組「ComedyClub」の人気者パーヴェル・ヴォーリャの新譜「バルビハ」でした。バルビハとは、モスクワ郊外の村の名前。音楽は公式HPから視聴できるので、聴いてね!
ズィキナの公式HP
ポクロフスキーが参加しているロックバンド「ノーグ・スヴェロー!」の公式HP
パーヴェル・ヴォーリャの公式HP
1. DJ Leonid Rudenko / Everybody
DJレオニード・ルデンコ 「みんな」
1. Павел Воля/Барвиха
パーヴェル・ヴォーリャ 「バルビハ」
2. Quest Pistols/Стрекоза любви
クエストピストルズ 「愛の蜻蛉」
3. А-Студио/Так же как все
ア・ストゥーディオ 「みんなと同じように」
4. Noize MC / Из окна ノイズMC 「窓から」
5. DJ Грув&Иракли&Гарик DMC B&Батишта / Ты не со мной
DJグルーブ&イラクリ&ガーリックDMC&バティシュタ
「君は僕と一緒じゃない」
6. DJ Leonid Rudenko / Everybody
DJレオニード・ルデンコ 「みんな」
7. Бумбокс / Полiна
ブンボクス 「ポリーナ」
8. Dj Smash / Лучшие песни
DJスマッシュ 「よりいい歌」
9. Максим Покровский / Шоппинг
マクシム・ポクロフスキー「ショッピング」
10. Татьяна Зыкина / Водопадами
タチアナ・ズィキナ 「滝によって」
(MTV、4月26日付)
(MOPA)
5月12〜16日モスクワで行われるEV09。荒れたロシア代表選、ウクライナ選の行方は?
■Мамо(お母さん)
これは代表選でプリホーチコが歌った出場曲である。メラーゼが作詞作曲し、彼女の母語ウクライナ語で書かれている。大富豪との望まない結婚を強いられる身分の低い女性の心情を綴った詞だが、解釈によっては「生活のために大富豪ロシアでの活動を強いれるウクライナの小さな女性」とも、НТКУへの恨み節のようにも聞こえる。EV09決勝選では、ウクライナ語とロシア語をバランス良く取り入れて、両国の情勢を睨み、政治的・文化的友好を願って歌う予定。良くも悪くも、なんともタイムリーな歌である。
■一石二鳥のR1TV
SMS投票により、プリホーチコ(25%)、ヴァレリア(18%)で一躍優勢になったが、審査員判定では意見が割れた。プロか、R1TVの看板番組FZ7出身の若き新星か。審査員には名プロデューサーであるクルトイ氏やファデーエフ氏が名を連ねていたが、R1TV役員が数名参加していた。審査は難航し、結局若き新星の方に軍配が上がった。
■ヴァレリアの夫による抗議
集計結果が不当であるとして、ヴァレリアの夫であり音楽プロデューサーでもあるヨシフ・プリゴジンが抗議。「プリホーチコはFZ7で全投票数が低いときに優勝した歌手だし、キャリアは不十分。歌は全部ウクライナ語だし。一方ヴァレリアの方はキャリアも十分、近年西側の音楽界に影響を及ぼしている。歌詞も社会的に大変影響をあたえる歌である。(zvukiより)」
■ウクライナが放った対抗馬
スキャンダルにより一時は出場見送りかと思われていたウクライナだが、対抗馬を出してきた。出場歌手の名前はスベトラーナ・ロボダ。メラーゼが手がけているsexyユニット、ヴィアグラの元メンバーである。彼女は音楽を歌唱と経営から学んだ才色兼備であったが、目立ちすぎると首脳陣から評され、彼女も傀儡扱いされることに嫌気が差した為、僅か8ヶ月でユニット脱退。ソロ活動でロシア&ウクライナ音楽界で名を成した実力者である。彼女はウ選で歌った「Be my valentine」を歌う。詞は全て英語である。
■大会までの追い込み作業
ロシア代表の座を獲得したが、プリゴジン氏の指摘の通り、キャリアは十分ではない。急遽5月の大会までにメディアに頻繁に登場、時にはセミヌードまで披露したり、ライブ行脚も敢行した。
■ユーラシア諸国出場者
ピョートル・エルフィーモフ(ベラルーシ@)、インガ・イ・アヌシュ(アルメニア@)、インタルス・ブスリス(ラトビアA)、アイセリ・イ・アラシュ(アゼルバイジャンA)、サーシャ・ソン(リトアニアA)、ネリー・チョバーヌ(モルドヴァA)、スベトラーナ・ロボダ(ウクライナA)、アーバン・シンフォニー(エストニアA)、アナスタシア・プリホーチコ(ロシア○S)。※グルジアは出場辞退。
注) @予選1組目出場(5/12 22:30開演)、A予選2組目出場(5/14 22:30開演)、○Sシード出場と決勝(5/16 22:00開演)いずれもモスクワ時間。大会の模様は、インターネットを通じて見ることができる(http://eurovision.1tv.ru/)。
(MOPA)
フィギュア史上初となる団体戦が、ここ東京にて開催された。シーズン中の各大会にて獲得したポイントの上位6カ国により争われた。 (男女シングル各2名、ペア、アイスダンス各1組)
世界選手権優勝の好調をそのまま維持した男子エバン・ライサチェック、アイスダンスで同大会2位となったタニス・ベルビン/ベンジャミン・アゴストが華やかな演技を行い、応援パフォーマンスでも目を引いたアメリカチームが初代王者となった。
2位には来年バンクーバーオリンピックのホスト国でもあり、スケーティング技術で高い評価を受けているカナダチーム。
そして初の自己新記録200点越えを果たした浅田真央、織田信成キャプテンが率いる日本チームが3位に食い込んだ。
またロシアチームはセルゲイ・ヴォロノフやコンスタンチン・メンショフの4回転ジャンプやヤナ・ホフロワ/セルゲイ・ノビツキーの難度の高いリフト、オリンピックへ向けてロシア国籍を取得した川口悠子/アレクサンドル・スミルノフの迫力のある演技で会場を盛り上げるものの得点が伸びず総合5位に留まった。
以下、4位フランス、6位中国という結果である。
通常の個人競技とは異なり、各選手が応援を行い、キス&クライで仲間に迎えられ、普段の演技時とは異なるコミカルな姿を見せてくれる楽しい場面も今大会の見所となった。
また2011年日本での開催が決まっており、今後オリンピック種目としても検討されるという団体戦は新しい歴史の一歩を踏み出し、『成功』にて終了した。
(宗和 美幸)
(写真:森 美和)
協会サイト「ユーラシアスポーツ」ページもご覧下さい。
紙面でご紹介できなかった写真や記事が満載です!
▼レーニン像に爆発物
サンクトペテルブルクで1日、駅前広場に立つレーニン像に仕掛けられた爆発物が爆発し、像の一部が壊された。これによるけが人はなく、警察は犯人を捜している。(4.3 Yomiuri)
▼サハリンから液化天然ガス(LNG)初入港
極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」から液化天然ガスを積んで出港したタンカーが6日午前東京電力の火力発電所と東京ガスの都市ガス工場のある袖ヶ浦基地に初入港した。年間の輸入量は500万トンで全輸入量の約7%。 (4.6 Y)
▼露の企業城下町 苦境
ロシアに数多く残る企業城下町が世界同時不況の直撃を受けている。地元経済そのものと言える中核企業の苦境で、失業者が増え、税収は激減。ロシア最大の鉄鋼メーカー・セベルスタリの城下町の一つ、チェレポベツでは失業者は前年の6倍となっている。(4.8 Y)
▼チェチェンのテロ指定解除
メドベージェフ政権は16日、分離独立を主張するイスラム過激派の掃討作戦を展開してきた南部チェチェン共和国の「対テロ作戦地域」指定を解除した。1999年から続けてきた戦闘態勢の終了を宣言するもので、チェチェン平定をアピールする狙いがある。(4.17 Y)
▼金融危機の影響で富豪激減
17日発売の米経済紙フォーブス・ロシア版で、世界金融危機下でのロシア富豪の衰退ぶりが明らかになった。資産10億ドル(約1千億円)以上の富豪が08年は87人と世界第2位だったが、今年は32人と激減した。 (4.20 Asahi)
▼北方4島ロシア人にビザ
河村官房長官は23日午前の記者会見で、ビザなし交流の北方4島交流代表者間協議に出席する北方4島在住のロシア人に、初めて入国ビザを発給したことを明らかにした。気象条件などでサハリン経由の空路となったことによる例外的措置との説明。(4.23 Y)
▼大統領ブログにコメント一日3千件
メドベージェフ大統領が22日、ロシアの一般人気ブログサイト「ライブジャーナル」に新しいブログを開設した。訪問者数は常に同国のブログサイトの上位にあり、コメントも一日に3千件以上書き込まれている。 (4.26 A)
▼ソチ市長選、政権与党系候補圧勝
インタファクス通信によると、14年の冬季五輪開催地のソチで26日、市長選の投票があり、政権与党「統一ロシア」が推すパホモフ市長代行が77%の得票で当選を決めた。反政権系候補のネムツォフ元第1副首相の得票は14%。 (4.28 A)
▼食肉輸入を全面禁止
ロシア政府は28日までに、カリフォルニア州など米国の5州とメキシコからの食肉と、熱処理していない食肉加工品の輸入を全面禁止した。飛行機の乗客の手荷物による持ち込みも認めない。 (4.29 Y)
(渡辺)
ウズベキスタンは、ロシアがソ連崩壊後IMF―アメリカ流の「市場万能主義」による資本主義化の道を選んだのに対し、政府の統制による漸進的な発展モデルを選択した。 今回の世界経済危機において、ウズベキスタンへの影響は周辺諸国に比べ比較的軽微であると言われている。 勿論、モスクワなどでロシア系大企業に就職していたマネージャーが首になり帰国したという話はあるが、市内の様子、バザーでの人々、付き合いのある学生の表情からはあまり深刻な話は聞かれない。 この意味では地下街に浮浪者の溢れる東京のほうが遥かに問題は深刻にみえる。
ウズベキスタン経済がこのように落ち着いているのは、先述の経済政策が結果として幸いしたわけであるが、もう一つ見落とせない重要な契機がある。
資本主義国は都市住民、労働者に比べ賃銀の低い農民を都市に吸収しつつ発展し、その共同体を破壊してきた。 今の日本の地方の荒廃はその結果であり、今になって官民一体、その再興に努力しているが、一旦、破壊され消滅したものの再現は困難を極める。
現在のウズベキスタンには、先進資本主義国が失った共同体の伝統が、タシケントのような都会にも、サマルカンドの農村にも生きているのである。 この共同体を「マハッラ」という。これは中央アジア・オアシス地帯の歴史とともに発展してきたもので、住民の相互扶助(結婚式、葬式等)、低所得住民への支援、居住区の警備、コミュニティの経済活動、清掃、メンテナンスなどを行っている。
マハッラは歴史が古く、王朝、権力が交替してもその時々の体制に対応し、権力はそれを利用せざるを得なかった。 帝政ロシア、ソ連、そして現在のウズベク政府しかりである。
1991年にはカリモフ大統領がいち早く「マハッラ博愛財団」を設立し、その政治的、社会的地位を明確にした。
先日、友人のジャスル君の紹介で、日本センターから徒歩20分位の所にある「ボドムゾール・マハッラ」を訪問する機会を得た。
女性指導員(マハッラ内の女性の結婚・家庭内問題・婚前女性の指導等を行う。)のショヒダさんの案内で、マハッラ内の共用施設である事務所、チョイハナ(茶店=マハッラ内の集会所)を回った。 事務所は修繕中であったが内部は整然として綺麗に整理されていた。 住宅の門前には必ず小さな庭があり、果樹(りんご、杏、ナシ、葡萄等)が植えられており季節には果物は自給可能である。 但し、有名なウズベクメロン、スイカは郊外の農家から仕入れる。 また、BMB、レクサスといった高級車も処々に駐車しており豪壮な構えの家も散在している。 事務所から徒歩で10分程のところにチョイハナがあり、前を冒頭に紹介したシルダリア川が流れていて釣りも楽しめる。 川岸には縁台が設置されていて夏には川を見ながら宴会、集会を行うとのこと。 勿論ここには、調理道具が揃っており、全てのウズベク料理が楽しめる。 庭にはアヒルが遊び、羊が好奇心から首を出す。正に田舎と大自然の只中である!!!
しかし、ちょっと、視線を変えると、そこには、タシケントの誇るテレビ塔が屹立している。ということは、今、私は東京タワーの周辺、芝公園、麻布、六本木あたりにいるのだ!!!
筆者はまだ当分、当地に留まる予定である。是非、ウズベキスタンにお越しあれ!!!
(在タシケント JIRONKA)
協会サイト内 ロシア興亡史のページ をごらん下さい。