横浜外国人墓地見学と中華街食事会
今回は改修されたロシア人墓地の見学と墓地散策を行い、その後中華街にて懇親会を行います。ご興味のある方は、お誘い合わせの上、是非ご参加ください。
詳細はこちらのページをごらんください。
集合日時:2012年4月22日(日)11:00~
集合場所:みなとみらい線「元町・中華街」駅 5番出口(地上入口)
※見学終了後、中華街にて食事(予算2,000円前後)
今回は改修されたロシア人墓地の見学と墓地散策を行い、その後中華街にて懇親会を行います。ご興味のある方は、お誘い合わせの上、是非ご参加ください。
詳細はこちらのページをごらんください。
集合日時:2012年4月22日(日)11:00~
集合場所:みなとみらい線「元町・中華街」駅 5番出口(地上入口)
※見学終了後、中華街にて食事(予算2,000円前後)
今年はハバロフスク旅行を再開します!
大震災、原発事故その他の理由で昨年は中止のやむなきに至りましたが、今年度はその分も含めて大成功を収めるべく5泊6日の旅の準備を開始しました。
日程:往き=8月13日(月)成田発:15:30 ハバロフスク着:20:05(時差2時間)/帰り=8月17日(金)ハバロフスク発:17:00 成田着:17:40
検討中の内容=露日協会員宅での民宿、ダーチャ訪問、子供の夏のキャンプ場訪問・文化交流のほか、野趣にあふれたアムール河クルーズ(郊外のキャンプ地、或いは対岸の中国のバザール、ナナイ人の村シカチ・アリャン訪問、船上での音楽交流などを検討中)、原爆映画(「アンジェラスの鐘」或いは「はだしのゲン」)或いは福島原発事故のドキュメンタリー映画の現地上映、有名なウオッカ「バロン・コルヒ」の工場見学、その他、斬新な企画を検討中です。会員の皆様のご希望、ご意見、ご提案などを歓迎します。
今回はこの旅行の創始者・柴田会長、ベテランの田中事務局長などが同行、ご案内します。ロシア語は話せなくても大丈夫です。費用は未定ですが十数万円台を目指しています。今から参加をご予定ください。
関戸は1989年4月から1991年3月まで石川県で教員をしていました。もう四半世紀近く前のことなんですね。つい昨日のことのように思っていました。久しぶりに金沢の街を見て、浦島太郎になった気分でした。総会の会場はいずれも駅前でした。ところがその駅と駅前のあまりの変化に目を疑いました。石川時代の友人とは今でも年賀状をやり取りしていますが、その年賀状に新装の金沢駅の絵葉書が送られてきたことがあります。実物を見てびっくり。さらに駅の周辺の開発ぶりには本当に驚きました。関戸がいたころには駅の近くまで田んぼがあったのですから。
金沢は戦災にも天災にも遭いませんでした。第二次世界大戦中、爆弾が一発も落とされなかった県は石川と奈良だけです。北陸では富山は終戦の年の8月1日に大空襲があり、福井は1948年に福井大震災がありました。そのため、江戸時代そのままの街並みが残されています。その街並みが近代化し開発されていくのはやむをえませんが、古き姿が全てなくなっていくのは残念です。「浦島太郎」のボヤキです。
総会初日の夜はレセプション。開会は東町の芸者の笛の音で始まりました。途中、蕎麦打ち実演もあり、プロ歌手の歌声も響きました。北陸の小京都金沢にふさわしい内容でした。
しかし、料理の少なさと不味さにはいささか閉口しました。乾杯の後、料理を取りに行くと種類は少なく、量もおかわりができるほどはなく、地元の料理は治部煮ぐらい。地酒も出ず、わびしいものでした。実は、関戸は石川時代の友人に会おうと思っていたのですが、レセプションは県連負担でしたので、友人との約束はキャンセルしたのです。友人と会っていれば、金沢の名物料理を食べたり、石川時代に行きつけにしていた居酒屋にも行きたかったのですが。
芸能と料理、皆さんだったらどっちが大事ですか?
今回、横浜~金沢の往復は関戸が2月に買い替えた「軽」自動車でした。この車に柴田会長と二人で乗り込み、東名高速と北陸自動車道を120kmで飛ばしたのです。
関戸は今、新潟にいます。横浜~長岡の往復を普通自動車でするよりも、この軽自動車の方がはるかに安く上がります。それで金沢へもこれで行くことにしました。柴田会長にお誘いをかけると乗っていくとのことでしたので、当日は朝5時半に迎えに行きました。高速に入ってからは一回休憩しただけで走りっぱなし。柴田会長曰く「これは弾丸だな」。
北陸自動車道では道路こそ雪はありませんでしたが、周囲はまだまだ深い雪。その中を駆け抜けていきました。
ロシア民謡を歌う講義のあとは、マトリョミンコンサート。「一週間」と「カチューシャ」のオープニングの次は「赤と青」のコントラスト。そうです。定番の「赤いサラファン」と、「ブルーライトヨコハマ」だったのです。そして、会場の参加者にもマトリョミンに手を触れてもらい、音階を奏でてもらいました。初めてマトリョミンを見たという参加者には素晴らしい体験となりました。ラストはロシア国歌をアンサンブルのメンバー全員で演奏しました。短い時間でしたが、マトリョミンの音色を堪能したコンサートとなりました。
4月7日(土)より順次、第116期ロシア語教室が開講しました。月曜夜19時、土曜午後16時には、アルファベットから初めて学ぶ方のための新規入門クラスを開設します。月曜から土曜まで、入門・初級・中級・上級・応用・会話の各種クラスがあります。途中からの参加もできますので、是非気軽にご見学ください。見学は3クラスまで無料です。
皆様のお申し込みをお待ちしています。
時間割・内容・料金(会員割引有)等の詳細は先月号同封のチラシ、またはホームページをごらんください。
月曜~金曜、10:00~17:00の間、1コマ90分。
基本的には個人レッスン、同レベル・同時期開始の場合はグループレッスンも可。
入学金5,250円(会員は無料)、受講料1回3,000円。
今期の残りレッスン日:3月24日(土)
2012年度前期予定(毎月2回、土曜日開講):
前半 4/7, 4/21, 5/5, 5/19, 6/2, 6/16
後半 7/7, 7/21, 8/4, 8/18, 9/1, 9/15
生徒募集クラス:
15:00~15:45(バラライカ上級)、17:00~17:45(ドムラ初級)、18:00~18:45(バラライカ初級)
講師:北川 翔
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):
3~5名クラス:24,000円(1回4,000円)、2名クラス:36,000円(1回6,000円)、1名クラス:60,000円(1回10,000円)
※途中入学の方は終了回数分を値引きします。
今期の残りレッスン日:3月17日
日程:毎月1回、土曜日開講
2012年度前期予定:4/21, 5/19, 6/16(7月・8月・9月は会場の都合により未確定)
アンサンブルクラス(90分)13:00~14:30
グループレッスン(※60分・2クラスに戻ります)
Aクラス14:45~15:45、Bクラス15:55~16:55
入学金:3,000円(継続の方、会員は免除)
受講料:
アンサンブル 3,500円×5回=17,500円
グループレッスン 3,000円×5回=15,000円
※初めての方も歓迎。楽器をお持ちでない方は授業時間内のみ借りられます。
会場:横浜平和と労働会館2階 音楽センター
講師:平野 麻里 (マトリョミン演奏家、指導者 マトリョミングレード1級)
(注)消費税は正確には「付加価値税」: Налог на Добавленную Стоимость
ロシアの付加価値税は1992年に28%で発足したが、国民の強い反対によって翌年には20%に、現在は18%になっている。但し、特定の基礎食品、肉・魚・野菜・ミルクや子供向け商品、特定の医薬品、新聞、雑誌は、10%の軽減税率が課せられる。 また、必要不可欠な医療機器と医療サービス、教育サービス、銀行サービス等には、付加価値税は免除されている。
この税金は2007年には連邦政府歳入のトップで全歳入の32.3%を占めていた。この比率は州政府では5.9%、地方政府では0.1%であった。ロシアの中央集権的な税制構造が窺われる。
消費税率(VAT)の国際比較 | ||
---|---|---|
国 名 | 消費税率(%) | 食料品の消費税率(%) |
イギリス | 17.5 | 0 |
フランス | 19.6 | 5.5 |
イタリア | 20 | 10 |
ドイツ | 17 | 6 |
アイルランド | 21 | 0 |
スイス | 7.6 | 2.4 |
スウェーデン | 25 | 12 |
デンマーク | 25 | 25 |
オーストラリア | 10 | 0 |
メキシコ | 15 | 0 |
アメリカ | ※ | ※ |
税金は徴収する税率、税額も問題だが、使い途がそれ以上に重要である。日本の場合、消費税が始まってから徴収された税金総額と同額以上の法人税減税などが行われ、肝心の老齢年金など社会福祉は切り下げられている。消費税は社会福祉のためでなく、実質的に大企業の利潤追求のために使われたと言える。
(2012年3月31日現在)
年初会員数:221名、3月31日現在会員数:216名。年初比5名減。前年同期比2名増。
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 | 2012/3/31 | |
---|---|---|
単位:円 | ||
摘 要 | 収 入 | 支 出 |
一般会計 | 504,420 | 1,704,693 |
教育事業 | 766,940 | 859,190 |
一般事業 | 819,945 | 469,972 |
当期剰余金 | ▲942,550 | |
合 計 | 2,091,305 | 2,091,305 |
前年同期(単位:円) | 2011/3/31 | |
摘 要 | 収 入 | 支 出 |
一般会計 | 366,954 | 1,322,566 |
教育事業 | 1,514,568 | 852,170 |
一般事業 | 720,893 | 648,237 |
当期剰余金 | ▲220,558 | |
合 計 | 2,602,415 | 2,602,415 |
(収入の部) 一般会計及び一般事業会計は順調に伸びているが、教育事業は半減している。
(支出の部) 一般会計の支出が約30%増え、教育事業は前年並み、一般事業は約30%減。
以上の結果、約94万円という大幅な赤字が発生している。教育事業の増収、一般会計支出の抑制を計らねばならない。
月 | 売上額(円) |
---|---|
2011年4月 | 368,430 |
5月 | 182,652 |
6月 | 167,775 |
7月 | 6,795 |
8月 | 206,915 |
9月 | 3,150 |
10月 | 57,250 |
11月 | 47,727 |
12月 | 168,160 |
2012年1月 | 226,806 |
2月 | 53,780 |
3月 | 177,785 |
合計 | 1,667,225 |
於:2月25日 下北沢・本多劇場
地下室を思わせる舞台上に、連結二段ベッドが並ぶ木賃宿。登場人物たちはそこに吹きだまる最下層の人々だ。すさんだこの空間にある日、自称「巡礼者」のルカが投宿しはじめる。ルカは夢破れてアル中となった役者、肺病で死にそうな女、泥棒の子として虐げられてきた若者などに心を寄せ再生を促す。彼らは希望を抱いてどん底を抜け出そうとするが、偏見と誤解と行き違いが再生を打ち砕く。どこまでも救いのない「人間模様」である。役者たちはボロではあるが、闇に浮かび上がるような純白の衣装をまとい、二段ベッドの上を軽々と転がる。ベッドを転がるこの動作モチーフは、人間の流転と堕落、どん底からの脱出の試みを象徴しているようだ。うごめく人間たちの異様な身軽さ、このパラドックスがベリャコーヴィッチ演出の身上。あっという間の2時間半であった。
(文:滝沢 三佐子/写真提供・劇団東演)
スレイマン・ジャブライロフ
「海だ、海だ!」、喜びのあまり叫び手を振りながら、小さな少年が穏やかな波に向かい走っていた。躓いては何度も転倒してしまいそうになったが、それでも躊躇せず走り続けていた。とうとう青い水に辿り着き、数歩水に入ると体のバランスを崩し、笑いながらバタンと海に倒れ込んだ。すぐ立ち上がり、膝まで水に浸かった状態で水面を叩いたり水かけをし始めた。
少し離れた岸辺では、少年の6歳の誕生日を祝いに集まった両親や親戚、そして友人達が水と戯れる彼の姿を見て楽しんでいた。爽やかなそよ風が吹き、白く丸まった雲から太陽光が海岸の砂と貝殻を眩しく輝かせ、彼らのイベントに適した天気だった。
準備は殆どできていた。折り畳み机に食器や料理が並べられていた。一緒に遊びたくて祝福に訪れた親戚や家族の友人の子供も、色鮮やかに包装された誕生日プレゼントのまわりをもどかしげにうろつきながら箱の中身を予想していた。
(つづく)
ロシア大統領選がひと段落。国際女性デー前日である3月7日。ロシアテレビの特設会場でユーロヴィジョン2012の露代表を決める代表選が開催された。今年は意外なグループがロシアから出場しますよ・・・。
詳細は協会ブログ「ユーラシア芸能」カテゴリーでごらんください。
D・オフチンニコフ
現代ウズベキスタン音楽の発展により民族的プロフェッショナルな音楽家達が現れた。
即ち、オタ・ジャロール・ナスイロフ、オタ・ギヤス・アブドゥガーニエフ、レヴィ・ババハーノフ、ホッヂ・アブドゥラジィス・ラスロフ、ドムーラ・ハリム・イバローフ、ムッラ・トゥィチ・タシムハメードフ、ウスタ・アリム・カミーロフ、トフタスウィン・ジャディーロフ、ユヌス・ラジャビー等である。
彼等は、ウズベキスタンの民衆に素晴らしい音楽を普及しただけでなく、若手音楽家の教育も行った。若手音楽家の何人かは、先輩の音楽家同様、単声の音楽、器楽曲、そして、現代的テーマの歌曲を作曲し、更に、最初の音楽ドラマ作品の作家または協作者になった。この音楽ドラマは、他の中央アジア諸国に於ける、音楽ドラマの典型となり好評を博した。これらのジャンルの作品の中でG・ザファルディのハリマ(1920年)、T・ヂャリローヴァのターヒルとズーフラ(1940年)が際立っている。そこには、民族音楽、創作メロディが状況に応じて散りばめられている。このジャンルのその後の発展はウズベキスタンの音楽家とロシア音楽の芸術家との相互協力に大きな意義をもたらした。
民族的プロフェッショナルな音楽家達と密接な関係を保っていたロシアの作曲家はウズベキスタンのメロディを多様な演奏家、団体の為に編曲を行い、また、民族的メロディに基づく最初の交響曲、音楽劇を作曲した。これらの作品はウズベキスタンに於ける作曲活動の発展の石杖となった。こうした中に以下の作品がある。
ウズベキスタンの音楽的絵巻- М. М.イッポリート・イワーノフ(1937年)、フェルガナの祭り- В.А.ザロタリョーヴァ(1931年)、組曲ローラ-コズロフスキー(1937年)フェルガナの祭り- R. М.グリエール(1939年)オーケストラと音楽ドラマの為のギュリサーラ- R.М.グリエール(Т.サディコヴァと民族的プロフェッショナルな音楽家、Т.ジャリーロヴァの参加も得て書かれた-1936年)ファルファートとシリン-ウスペンスキー(民族的歌手シャロヒーマ・ショウマローヴァと作曲家G. А.ムーシェラの参画を得た-1937年)、以上の作品はモスクワに於ける初めてのウズベキスタンの文化芸術旬間において成功を収めた。
(次回に続く)
(訳・一杉 次郎/タシケント)
スライド講演 広川隆一、ゲスト ポポモワ・ワレンチーナ(ゴメリ「困難の中の子どもたちへ希望を:代表)、ゼレンケヴィチ・オリガ(ポポモワさんの娘)、武藤類子(「ハイロアクション福島原発40年」実行委員)、黒部信一(小児科医、「未来の福島こども基金」代表)
とき:4月22日(日) 開演13:30
ところ:明治大学駿河台キャンパス リバティホール(JR/地下鉄 御茶ノ水駅)
資料代:1000円
予約・問合せ:チェルノブイリ子ども基金
03-5228-2680 cherno1986@tokyo.email.ne.jp
4月16日(月)~22日(日)9:00~21:00(最終日19:00終了)
明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン1階展示コーナー
入場無料
各世紀を象徴するルーベンス、レンブラント、モネ、セザンヌ、ピカソら83作家の作品全89点。
とき:4月25日(水)~7月16日(月)
ところ:国立新美術館(六本木)
入場料:一般1500円、大学生1200円、高校生800円
問合せ:03-5777-8600
ロシアの雑貨や紙もの、古い絵本の販売とワークショップ
とき:4月17日(日)~5月6日(日)※5月1日、2日は休み
ところ:チェドック・ザッカストアギャラリー(千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル404)
ワークショップ:つるぎ堂の活版ワークショップ
4月21日(土)亜鉛凸版でオリジナル名刺を作ろう
4月22日(日)活字を組んで名刺を作ろう
問合せ:03-6240-9500
とき:2012年5月26日(土)13:30~16:30
ところ:横浜市営 上台集会所(本郷町バス停そば、スーパー上州屋2F)
入場:無料 資料代実費:500円
プログラム
第一部:アトラクション ロシアと世界の民謡・歌曲
出演:ルザエヴァ・マリーナさん(歌手、神奈川県日本ユーラシア協会ロシア語講師)
第二部:講演
(1) 私が見た被爆三渓園の惨状: 野村弘光さん(ホテル「ニューグランド」役員)
(2) 三渓園の戦災と復興: 川幡留司さん(財団法人・三渓園保勝会参事)
主催/お申込み:本牧・山手九条の会
横浜市中区麦田町2-45 横浜建設中支部気付
Tel: 045-641-3991 Fax:045-651-5084
フィギュアスケートの世界ジュニア選手権大会がミンスクで開催された。ジュニア大会とは言え世界選手権ともなると規模は大きく、会場は2009年に完成した15000人を収容する「ミンスク・アリーナ」が使用された。このミンスク・アリーナは、2010年よりアイスホッケーの「ディナモ・ミンスク」のホームリンクとなっており、2014年にアイスホッケーの世界選手権も予定されている設備の整った施設だ。
またアイスダンスでは、ビクトリア・シニツィナ&ルスラン・ジガンシン組(ロシア)が優勝した。
(森 美和)
未だに、Uzbek語等での日常会話にも不自由しており、「ヘレンケラー女史」が独自のスタイルでの会話をしていたのが不思議でならない。ハンガリー生まれのマイケル・ポランニーは、1935年代のスタリーンの堅牢な5カ年計画の遂行を命じられたブハーリンとの会話から、本来目指すべき、社会主義理論がその科学的必然性を遂行することで、当時のインテリの知的満足度を増進しているはずであったにもかかわらず、その実態の運用では、「科学が存在することのできない機械的な人間観や歴史観を無理やりにつくりだしていた」ことに驚愕したそうである。いまから考えると、サイバネティックスがなぜ旧ソ連で誕生し、其の多くの発想が新規ビジネスとしてアメリカで実現し、ロシア出身の若者が社長を務めるグーグルという大企業が誕生しつつあることは、それなりに納得のいくことでもある。
カザフスタンは、ほとんどの人がロシア語をしゃべっているという印象を受けました。特にアスタナは元々ロシア人が多かった地域のためか、ほとんどカザフ語を耳にしませんでした。カザフスタンでは国家語がカザフ語、公用語がロシア語とされています。そのため街中に書かれている「あけましておめでとう」の文字は、多くの場合カザフ語、ロシア語両方で並べて書かれていました。以前アルマティに行った時にカザフ人の一家にお世話になりましたが、その時はお父さん、お母さんはカザフ語とロシア語をほぼ半分ずつ話していました。それに対して大学生の子供はロシア語の学校に通って育ったため、ほとんどロシア語しかしゃべれず、カザフ語は知っている程度でした。カザフスタンはカザフ語学校とロシア語学校があり、どちらを出たかによって話す言語が違うようです。
一方でウズベキスタンでは、知り合いになった20代のウズベク人はロシア語があまりしゃべれませんでした。街中では多くの人が両方話せますが、ウズベク語の方が頻繁に聞こえてきます。文字も、ソ連時代はウズベク語がキリル文字で書かれていましたが、ソ連崩壊後にラテン文字に変わりました。学校ではウズベク語クラスとロシア語クラスに分かれていて、割合は8対2ぐらいとのことです。しかし、就職となるとロシア語を話せる方がはるかに有利だと聞きました。公的機関でも民間企業でも、仕事の場ではロシア語を使うことの方が多いようです。確かに空港や駅等国際的な場では皆ロシア語をしゃべっていました。
中央アジアの人々には、自分の民族の言葉を話したいという意識がある一方で、旧ソ連諸国との交流や仕事の場においてロシア語が便利だという事実もあり、何語を話すかというのは難しい問題なようです。島国であり単一民族の日本人にとってはなんとも理解しにくい複雑なものだとつくづく感じた旅行でした。
(右)ベラルーシの首都ミンスク市の風景(森)
日差しは、だいぶ春めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
3月17日・18日に、石川県金沢市で開かれた日本ユーラシア協会第53回全国総会において、体調を崩された安部理事長に代わり、若返りを図るということで、新たに理事長に選出されましたことをご報告いたします。これまでは、東京都連から理事長を出していたのですが、今回は、首都圏の協会組織の中で、独自の事務所を構え、事務局体制がしっかりしているということで神奈川から出して欲しいとの要請があり、それに応えたものです。そして、4月から本部がある経堂に通うことになりました。
それにより、桜木町の事務所が手薄になるため、3月24日の理事会で「理事長代行」の設置を決定し、現副理事長の棚田喜之さんを「理事長代行」に選出いたしました。棚田理事長代行には、毎日、桜木町の事務所に来ていただけることになっています。
会員のみなさまには、「寝に耳に水」のことと恐縮しておりますが、何卒、ご理解いただけるようお願い申し上げます。
なお、私は、経堂の本部事務所に詰めていますので、ぜひ、お近くに来られたときはお顔を見せてくださるようお願い申し上げます。
神奈川県日本ユーラシア協会理事長 木佐森雅道
今年、NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会は、日ソ協会時代から数えて50周年を迎えます。
それに伴い、これまでの協会神奈川県版機関紙を記念にDVD化し、9月に予定している50周年記念行事の出席者に配布する予定です。
現在DVD化作業中ですが、協会事務所にも保管されていない号が若干あります。以下に挙げる欠落号のうち、ご自宅に眠っているものがありましたら、協会事務局までご提供いただければ幸いです。
返却ご希望の方はその旨を同時にお知らせください。
皆様のご協力をお待ちしております。
【欠落号】1997年1月号~1999年3月号・5月号・10月号・11月号
【連絡先・協会事務局】Tel/Fax 045-201-3714 E-mail eurask2@hotmail.co.jp
字数は読み物なら400字~800字程度(長ければ連載で)、案内なら1行~200字以内で。この神奈川県版機関紙「日本とユーラシア」に関するご意見やご感想なども歓迎します。月末締切。投稿は郵便・FAX・Eメールのいずれかでお願いします。宛先は下記の通りです。
電気式3リットルサモワール、彫刻模様付き盆、ティーポット、砂糖つぼの豪華4点セット。ロシア・トゥーラ製。
金色・銀色セットがあります。グジェリサモワール3点セット(56,500円)も在庫あり。
白地に青が映えるゴージャスな衣装のかわいいティーポットカバー。高さ28cm。顔の部分は木製です。
良質な木で作られています。
子供だけでなく大人も夢中でお部屋作りをしてしまいそう!
セット内容:ベッド、サイドテーブル、ランプ、クローゼット、ドレッサー、洗面台、バス、トイレ、お人形(家具は完成品です)
他にもいろいろな新商品がいっぱいです!ロシア物産オンラインショップ「うにべるま~ぐ」もごらんください。
ひまわりの種から作られる噂のお菓子ハルヴァ。お茶うけにぴったりのひとくちサイズです。ウクライナ製。協会事務所でのみ販売しています。売り切れる前に是非お試しください。
自由社版教科書は「ロシアは劣勢をはね返すため、本国からバルチック艦隊を派遣した。―中略―これを迎え撃った日本の連合艦隊は、東郷平八郎司令長官の指揮のもと、兵員の高い士気とたくみな戦術でバルチック艦隊を全滅させ、世界の海戦史に残る驚異的な勝利をおさめた。」としています。(下線著者)
しかし、ここには同盟国イギリスによる最新鋭軍艦の提供、軍事顧問団の派遣、有線、無線、海底ケーブルによる情報活動支援、イギリス・アメリカの協力によるスエズ運河通航拒否、ロシア艦隊寄港、食料・燃料補給拒否、ロシアにおける革命の高揚などが一切記されていません。日本が独力で勝利したように描かれています。
実際には日本の戦艦6隻は総て当時最新鋭のイギリス製でした。有名な戦艦三笠はヴィッカース社製です。装甲巡洋艦8隻のうち4隻がこれも最新鋭のイギリス製でした。海洋国家イギリスの支援の下、日本海軍は世界最高水準の軍艦を保有出来たのです。それだけではありません。当時の日本海軍にはイギリスから買い入れたばかりの軍艦の操船技術すら習得しきっていませんでした。
磯子の郷土史家、畏友、葛城峻さんの調査によれば、私の父・柴田権蔵が働いていた横浜市磯子区のBabcock & Wilcox Company(通称「禅馬工場」)の初代社長ブリトン氏は「敵艦見ゆ」で有名な哨戒艦信濃丸の雇われ機関長だったのです。(※上図参照)彼は信濃丸への愛着たちがたく当時横須賀海軍工廠に入渠中の同艦の甲板チーク材の払い下げを受け、自宅の外壁を飾りました。令嬢、Lady Dorothy Brittonさんが葉山の一色海岸でご健在ですが、同家の暖炉周辺やベランダも信濃丸の用材です。信濃丸の椅子10脚が山手10番館にあります。是非ご覧ください。
イギリスからは33名もの観戦武官が派遣されてきました。イギリス、アメリカなどの観戦武官は軍事顧問としての役割も果たしました。イギリスからは後に日本陸軍武官となったエイルマー・ハルデイン、アメリカからは歴史の皮肉というべきか、アーサー・マッカーサー・ジュニア、 副官として後に太平洋戦争で日本を占領した連合軍最高司令官、息子のダグラス・マッカーサーが参加しました。
協会サイト内 中世ロシア興亡史のページ をごらん下さい。