山の恵み豊かなコーカサス地方。民族料理シリーズ第2弾は、チェチェンの伝統料理です。内容の詳細はこちらのページにて。どうぞご期待ください!
メニュー:なすの前菜、ジジ・ガルナシ(羊肉料理)、ハルヴァ(ナッツを使ったデザート)
日時:7月1日(日)13:30~17:00
※先月号で日程を「6月24日」と発表しましたが、都合により7月1日に変更しました。何卒ご了承ください。
会場:横浜市青少年交流センター(ふりーふらっと野毛山)2階料理室(JR・市営地下鉄桜木町駅徒歩15分・京浜急行日の出町駅徒歩10分)
参加費:会員2,500円、一般3,000円、小学生1,500円
お問い合わせ・お申し込み:
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
今年はロシア極東ハバロフスクへの旅を再開します。今回はこの旅行の創始者・柴田会長、ベテランの田中事務局長などが同行、ご案内します。ロシア語は話せなくても大丈夫です。奮ってご参加ください!
【日程】8月13日(月)~8月17日(金)
【旅行地】ロシア・ハバロフスク市
【参加費】175,000円(ホテル&ホームステイコース、ダーチャ生活体験コース共)
【基本企画】(1)ダーチャ生活体験 (2)児童サマーキャンプ「オケアン」訪問 (3)お別れパーティー
【オプション企画】(1)市内観光 (2)ロシア民族楽器「ドムラ」レッスン(1) (3)アムール河ミニクルーズ (4)「ドムラ」レッスン(2) (5)子ども鉄道 (6)博物館・寺院めぐり (7)路面電車で巡るハバロフスク (8)現地市民団体との日露文化交流 (9)現地で学ぼう!ロシア語会話
【お申し込み締切】2012年6月25日(月)
【旅行と説明会のお申し込み・お問い合わせ】
第14回「大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅」実行委員会(神奈川県日本ユーラシア協会内)
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
【緊急開催!】第14回 大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅 第2回説明会
2012年6月17日(日)14:00~16:00 参加費無料
場所:横浜平和と労働会館5階 当協会教室
ロシア語教室も開講から2か月が経ち、初めて学ぶ方も少しずつロシア語に慣れてきているようです。
月曜夜、土曜午後の新規入門クラスの他、初級・中級・上級・応用・会話の各種クラスにもまだ空きがあります。
途中からの参加もできますので、是非気軽にご見学ください。見学は3クラス・30分まで無料です。
皆様のお申し込みをお待ちしています。
時間割・内容・料金(会員割引有)等の詳細はホームページをごらんください。受講お申し込み・お問い合わせ先は次の通りです。
木曜午後のロシア語個人レッスンは会員のみ特別料金で受講できます!
横浜ロシア語教室では、クラスレッスンの他、ご希望に応じた内容・時間で個人レッスンも行っています。
趣味から仕事や留学に役立つ学習まで、初心者から上級者までOK。木曜日の午後なら割安な会員特別料金で受講できます。この機会にぜひお試し下さい。
時間帯:木曜日13:00–14:30, 15:00–16:30, 17:00–18:30 のいずれかで応相談、各90分。希望日と時間枠を左記の教室連絡先までお伝えください。(既に予約が埋まっている場合はご容赦ください。)
受講料:通常は会員料金6,400円のところ 5,500円(適用は会員限定。一般の方は6,800円となります。)
講師:須藤アレキサンドラ(当協会講師、日本語説明可)
月曜~金曜、10:00~17:00の間で応相談。1コマ90分。基本的には個人レッスン。同レベル・同時期開始の場合はグループレッスンも可。
入学金5,250円(会員無料)、受講料1回3,000円。
2012年度前期予定(毎月2回、土曜日開講):
前半 4/7, 4/21, 5/5, 5/19, 6/2, 6/16
後半 7/7, 7/21, 8/4, 8/18, 9/1, 9/15
生徒募集クラス:
15:00~15:45(バラライカ上級)、17:00~17:45(ドムラ初級)、18:00~18:45(バラライカ初級)
講師:北川 翔
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):
3~5名クラス:24,000円(1回4,000円)、2名クラス:36,000円(1回6,000円)、1名クラス:60,000円(1回10,000円)
※途中入学の方は終了回数分を値引きします。
4月から新しい期が始まり、気分も一新、各クラス楽しくわきあいあいとした雰囲気の中レッスンが行われています。
アンサンブルクラスでは、ムソルグスキーの「展覧会の絵」でさらなる正確な音程と美しいハーモニーを目指し、横浜にちなんだ曲として、新たに「ブルーライト・ヨコハマ」「伊勢佐木町ブルース」に取り組んでいます。
月1回のレッスンですが、生徒の皆さんは8月の発表会に向けて練習に励んでいます。
ぜひ、面白く癒されるマトリョミンの音色を体験してみませんか?見学・体験レッスンもレッスン日に合わせて行っています。
(檜垣)
日程:毎月1回、土曜日開講
2012年度前期予定:4/21, 5/19, 6/16, 7/21, 8/18, 9/15 発表会:8/26(日)
アンサンブルクラス(90分)13:00~14:30
グループレッスン(60分)Aクラス14:45~15:45、Bクラス15:55~16:55
入学金:3,000円(継続の方、会員は免除)
受講料:アンサンブル3,500円×6回=21,000円
グループレッスン3,000円×6回=18,000円
※途中入学の方は終了回数分を値引きします。
会場:横浜平和と労働会館2階または3階
講師:平野 麻里(マトリョミン演奏家、指導者)
遅まきながら ~入会の弁~
精力的かつ精悍な、驚異的にお元気な柴田順吉さんにお会いして、早速、突然、「原稿を書くように、何でもいいから」…と言うことにあいなりました。
小生、これまで延々と放浪、職場替え、転職、連続出帳より成る人生。言わば風の吹くままの生き方を続けてきました。ですから、これまでソ連・ロシア・CISに深いご縁がありながらも、いかなる組織にも属したことがございません(『ロシア語通訳協会』を米原万里さん達と共に造って活動したことは例外として)。それは最近まで「温まる席」を持たなかったこととも関連しています。
長いこと横浜市の住民ではありましたが、この桜木町の教室には25年ほど前に一度だけ、講演に呼ばれて顔を出したのが最初で最後です。
ようやく今年の3月末、比較的落ち着いた生活を送る転機が巡ってきました。それは10年間教鞭を執っていた上智大学を定年退職したお陰です。それでいま、一種の開放感を味わっています。が、他方で、屈託のない若者たちとの縁が突然途絶えてしまい、深い、やるせない喪失感を覚えるようにもなりました。
ロシアやその周辺、そして国際関係や世界情勢について語り会える仲間、ロシア語学習に関する相談に乗ってやれる相手が皆無…そんな余生は、のんびりは出来るが、楽しくは無かろう、ましてや人様にとって無益だろう…。というわけで、遅まきながら横浜にシフトを移した次第です。
もう「中年」ですので、がむしゃらに何かをする気はありませんし、いやなことには「ノー」と断じてもよい年回りだとも思います。これまでさんざん周りの空気に押されてあれやこれやの役を演じさせられたので、もうそれだけはご勘弁を。いささか不遜かも知れませんけれど、これ本音です。
幸い、柴田さんにお会いしたときに、「出来ることを、したい範囲内で、やるだけですよ」とアドバイスされたので、肩の力が抜けた感じがします。
どうぞ以後宜しくお願い申し上げます。
(徳永 晴美)
ユーラシア関連記事・写真の投稿、ご意見、ご感想、情報等 大歓迎!
字数は読み物なら400字~800字程度(長ければ連載で)、案内なら1行~200字以内で。この神奈川県版機関紙「日本とユーラシア」に関するご意見やご感想なども歓迎します。月末締切。投稿は郵便・FAX・Eメールのいずれかでお願いします。宛先は下記の通りです。
(機関紙編集部)
私の見た中・東欧諸国の現在(2)ハンガリー経済の一断面
4月24日、世界遺産のブダペスト王宮を見学、素晴らしかったですが、観光はここでは対象外なので興味をお持ちの方は;http://oasis.halfmoon.jp/extphoto/hungary.htmlをご覧下さい。私はHi-Visionカメラで撮影してきましたので(目下編集中)ご希望があれば映写してお目にかけます。
さて、この見学で心に残ったのはアメリカによる第二次大戦時の爆撃を受けた王宮跡(瓦礫など)が復旧されず未だにそのまま放置されていたことでした。王宮の他には40年ほど前によく行ったGellert-Hotelの大温泉浴場にも行ってみました。古色蒼然、ほとんど昔と変わっていないのには驚きました。ブダペスト中心地のエリザベータは若者の買い物や喫茶で結構にぎわっていました。
ベテラン・ガイドのナジさんと色々話しました。彼によれば、今のハンガリーはEU加盟によって農業が、パプリカなどの特産物を除けば、ほぼ完全に崩壊してしまったそうです。私も以前のように食事に新鮮な野菜が無いのを不思議に思っていました。
ハンガリーは体制転換時には外資の導入で「わが世の春」を謳歌していました。EU加盟ではIMFからも多額の資金が貸与されました。しかし、社会主義体制時代の名残も有ってハンガリー人はあまり働きません。ナジさんによれば彼らは(8時間労働を前提として)一生に29.3年しか働かないそうです。新卒者の年休は20日、病休は医師の証明で無制限、ちょっとした病気でも休むのが子供のときから当たり前。有給休暇は年を取るごとに自然に増え、45歳になれば誰でも30日の休暇がもらえます。日本と違って堂々と休む。ハンガリー企業では欠勤率10~15%は当たり前。私は一生に既に60年以上働いていますからハンガリー人の2人分以上です。まさに蟻とキリギリス。キリギリスは最近の20年、借金を食いつぶして歌を唄っていたのです。
その間に資本主義国との激しい競争にさらされ、国営企業はNational-FlagであるMALEEV航空を始めとして多数倒産、失業者が巷にあふれました。国家財政は無論大赤字、そこでEUは補助金を打ち切り、財政赤字の削減を求めました。ハンガリーはこれに強く抗議していますが果たしてどうなることか・・・。ナジさんはこう締めくくりました;「ハンガリーは以前はソ連の植民地だったが、今はドイツ、フランス、イギリスの植民地だ。IMFはアメリカ/ユダヤの高利貸し、国民は高い利息で搾取されている。偽共産党の幹部は今ではそのまま新興成金に変身、昔と何も変わっていない。被爆した王宮が復興しないのも、地下鉄の工期が3年も延びているのも、その予算が悉く成金達が横領してしまったからだ。」と。
風光明媚なドナウ川のブダ側には成金が、ペスト側には貧民やジプシーが住み、ジプシーなどが成金の居住区に入ると警備員に追い出される姿が、私には美しい世界遺産と強烈なコントラストでした。
(柴田)
Eurasia Gallery
ハンガリー・ブダペスト、2012年春 (撮影:柴田 順吉)
許せない歴史の偽造 ~自由社、育鵬社の歴史教科書~
事実と真実
育鵬社、自由社歴史教科書の叙述の特徴は物事の一面的な見方と歪曲である。
AがBを殴り、BがAを殴り返したとき、前半を隠し後半だけ叙述すれば、それは「事実」ではあるが真実ではない。加害者Aは被害者Aになってしまう。両社の教科書は戦争賛美に都合の悪いことは総て歪曲するか隠蔽している。
(例1)与謝野晶子が反戦詩「君死にたまふことなかれ」を書いたのは有名であるが、両社の教科書は日露戦争の項ではこれを取り上げず、時代も条件も違う太平洋戦争に出征した四男を励ます詩を別項に掲載している。これでは晶子は生徒に好戦的な人物と理解されてしまう。
(例2)登場人物の取り上げ方も異常である。同社は乃木希典、東郷平八郎、小村寿太郎、秋山真之、明石元二郎、など13名を登場させているが、与謝野晶子、内村鑑三、幸徳秋水、夏目漱石、水野広徳、谷崎潤一郎など反戦論者は一人も取り上げていない。
(例3)日露戦争は国民に極めて大きな犠牲を強いた戦争であった。戦場に駆り出された農民や労働者は約130万人。戦死者約8万8千人、傷痍軍人約39万人、戦費の負担は当時のカネで18億円にも上った。両社はこうした事実を一切隠し戦争の賛美だけをしている。
この教科書を読みながらドイツのドレスデンの戦災記念碑に刻まれた「歴史の教訓を学ばないものは、同じ過ちを繰り返す。」という言葉を思い出さずにはいられなかった。横浜市がこのような全く真実に反する教科書を使っていることを市民は見過ごすべきではない。厳しい言い方かもしれないが、意識するとしないとに拘わらず、結果的に傍観者は共犯者なのである。
「日比谷焼き討ち事件」(右図)
兵役、税金など多大な犠牲を強いられた日露戦争に「勝利」したものの結果的に何の得るものも無かった民衆は日比谷に数万人の国民大会を開いて政府に抗議、これを弾圧しようとした警官隊と衝突、一部の者が交番に放火するなどして暴動化した。
(柴田)
協会サイト内 中世ロシア興亡史のページ をごらん下さい。