ロシアの菜園付きセカンドハウス「ダーチャ」

サンクトペテルブルグ報告記

理事長 柴田順吉

開会式・参加者紹介

 4月17日から25日まで私は(1)サンクトペテルブルグ園芸家協会主催の「風景と、庭園の暮らし」展に日本庭園、生け花、茶道、盆栽、三線など日本文化紹介のため参加すること、(2)同協会との協力に関する「合意書」に調印することを目的に出張いたしました。

 この企画には(株)高田造園設計事務所社長・高田宏臣氏、京都に留学された裏千家のT.ザヤーナさん、盆栽家の斉藤さん、三線の比嘉さんなどが参加されました。現地は勿論一杉さん、田所さんが準備万端。

 展示会は好評で多くの来会者が日本文化に強い興味と関心を示しました。

茶道  歓迎レセプションでのサンクトペテルブルグ庭園・園芸振興局次長リャフ氏の「『2003・ロシアにおける日本文化年』ではまだまだ日本のことは『雲の上』の存在だったが、今回はあなた方のお蔭で日本文化を非常に身近に感ずることが出来ました。」と言う挨拶が印象的でした。

 当会の展示会出展は20日から27日の予定でしたが、これを観た「フローラ」と言う生け花の団体の強い要請で急遽25日から会場をより大規模な「レン・エキスポ」に移動してまた1週間ほど続行されることとなりました。別項のように『合意書』の調印も恙無く行われました。

 全体としては大成功といえると思いますが、ロシア側との意思疎通の不十分さなどから、予定の変更が多く、正式のコンサートや盆栽の講演が出来なかったなど今後の課題も少なくありませんでした。関係各位の甚大なご協力に感謝するとともに、これら不十分であった点については深くお詫び申し上げます。

(2007.6.13)