豊田菜穂子さんといく ダーチャ訪問の旅4日間

※2006年度の企画は こちら をクリック

 

当会では昨年から、ロシアのダーチャ(簡易住宅のついた自家菜園のこと)について
会員内外の方々に知って頂きたくホームページ・機関紙等にとりあげてまいりました。
この度、ダーチャに関する単行本「ロシアに学ぶ週末術〜ダーチャのある暮らし」(WAVE出版)を
出版されるにあたり取材の協力をさせて頂いた、フリーライターの豊田菜穂子さんと協力して
このダーチャの素晴らしさを体験していただく旅行を企画いたしました。
ダーチャを通じてロシアの心に触れていただければと思います。
是非、皆様のご参加をお待ちしています。

 豊田菜穂子著「ロシアに学ぶ週末術〜ダーチャのある暮らし」(WAVE出版)

共同企画:
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会
〒231-0062 神奈川県横浜市中区桜木町3-9
電話/FAX 045-201-3714

株式会社ユーラスツアーズ JATA正会員 国土交通大臣登録旅行業第49号
〒106-0044 東京都港区東麻布1-26-8 イイダアネックス東麻布4F
電話03-5562-3381 FAX03-5562-3380
一般旅行業取扱管理者 坂田恒衛

協力:ハバロフスク・ダーチャ協会

とき:第1回 2005年8月5日〜8月8日(3泊4日間)新潟空港発着
   第2回 2005年8月26日〜8月29日(3泊4日間)新潟空港発着

ご参加資格:NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会の企画旅行の為、
原則として当会の会員であることがご参加頂く為の資格となります。
従いまして、会員外の方は旅行申込時に、入会金500円,会費3ヶ月分2,400円の
合計2,900円をお納め頂き、ご入会して頂きます。
なお、他支部の方は協力金として2,400円をお願い致します。

1.旅程案
2.旅行条件
3.オプショナルプログラム [2005.6.18更新] NEW
4.お申し込み・渡航手続きのご案内
5.ダーチャについて

 


1.旅程案 (ダーチャ又は市内アパート泊)

日次都市名時間旅程概要食事
8月5日/26日
金曜日
新潟空港発
ハバロフスク空港着
15:30
19:25
H8/ダリアビア航空310便でハバロフスクへ。
着後、市内宿泊ホテルにて夕食。
ツェントラーリヌイ又はザリャーホテル泊
(出発までに確定します。)
朝×
昼機
夕○
8月6日/27日
土曜日
ハバロフスク
滞在中
午前
午後




朝食後、9:00〜13:00までバスで市内観光
13:00〜14:00 レストラン・ウチョースで昼食
15:00 バスでダーチャに移動、緑あふれるダーチャ村を散策し、
手作りの家々を見学。菜園では作物の収穫を体験し
ダーチニキ(ダーチャの住人)との交流を楽しみます。
19:00頃から夕食。屋外のテーブルでダーチニキと
取れたての新鮮な野菜で作った家庭料理や
豪快なシャシリク(肉の串焼き)その他を楽しみます。
勿論、ウォッカで乾杯する頃には、歌も出て盛り上がります。
ダーチャまたは市内アパート泊
朝○
昼○
夕○
8月7日/28日
日曜日
ハバロフスク
滞在中
午前



午後


朝食前に、早朝散策をお楽しみ下さい。
朝食後、ダーチャまたはアパートから車でホテルに集合、
以後自由行動。ショッピング(雑貨、工芸品、お菓子等)、
公園の散歩、アムール河遊覧などをお楽しみ下さい。
(ガイドが必要な場合は別途有料となります。)
オプショナルプログラムもご用意しております。
詳しくは別項ご参照下さい。
20:00〜レストランルースキーで夕食。
ロシア民謡のライブを楽しみながら、ロシアの伝統料理を
いただきます。
朝○
昼×
夕○
8月8日/29日
月曜日


ハバロフスク空港

新潟空港
午前

14:10

14:05
朝食後、ホテルをチェックアウト。
空港への移動途中、日本人墓地に立寄ります。
H8/ダリアビア航空309便にて新潟への帰国の途に。
到着後、帰国の為の手続を経た後、
各自ご帰郷ください。
朝○
昼機

◎旅程は交通機関の時刻変更により変更される場合があります。
◎ダーチャ泊は人数に限りがありますのでお早めにお申し込み下さい。(先着順)
◎日本とハバロフスクの間には時差があり、ハバロフスク側が2時間進んでいます。(夏時間)
 夏時間適用期間は3月最終週の日曜日から10月最終週の日曜日までの期間です。

 

2.旅行条件

ご旅行代金(お一人様) 140,000円
(上記金額には、国際航空券代金、空港ホテル間送迎代金、
宿泊代金(ホテル・ダーチャ・アパート)、食事代金、
市内観光とダーチャ訪問代金(ガイドおよびバス代)を含みます。

◇ホテルは2人部屋。1人部屋をご希望の場合は、1万円の追加。
◇3泊ともホテルの場合は5千円の追加。3泊とも1人部屋の場合は、1万5千円の追加。
◇利用航空会社:ダリアビア航空
◇利用ホテル:ザリャーまたはツェントラーリヌイホテル
◇食事:朝3回、昼1回、夕3回
◇最少催行人数:12名様以上。左記未満の場合は料金が変更します。
◇添乗員:ハバロフスクの事情に詳しいNPO法人神奈川県日本ユーラシア協会の役員が同行致します。
 なお、協会の企画なので会員の皆様にもご協力を頂く場合があります。

旅行代金以外に要する費用
1. ロシア観光査証料 5千円 (実費)
2. ハバロフスク空港税 約27ドル(現地払)
3. 本邦内交通費
4. 任意に付保する海外渡航保険料
  当協会で最低限の保険に加入しておりますが、
  ご参加者ご自身の判断で追加加入されることを強くお勧めします。
5. その他 オプショナルプログラム参加費、個人的都合による出費などは旅行代金に含まれません。

※この企画以外の日程でダーチャ訪問をご希望の方へ
◇当会の別プログラムにご参加することをお勧めします。
当会では従来から、ハバロフスクと交流を行っており今年も今回で第7回目となる
「大河アムール・大自然とふれあいの旅5日間」という旅行を8月8日(月)〜12日(金)の
日程で催行いたします。こちらのツアーでは、4日目の8月11日(木)にアムールの中洲の
ダーチャで終日、散策、釣り、食事を楽しむ予定にしています。
◇個人旅行をご希望の方はご相談に応じますのでお気軽にご連絡下さい。
◇ハバロフスクのダーチャ協会幹部との懇談
ダーチャに関する行政の取組みといったテーマにご関心を持たれている方向けには
特別にダーチャ協会幹部との懇談の機会を設定することも可能です。ご希望の場合は
事前にご連絡下さい。(通訳の手配等別途実費が必要になります。)

 

3.オプショナルプログラム

下記各オプショナルプログラムは旅行お申込み時に合わせてお申込みください。
なお、オプショナルプログラムには最少実施人数がございます。
7月中旬のお申込み状況を確認した上で、各プラン実施の可否に就いてご希望の方にご連絡致します。
また、オプショナルプログラムの参加費用はいずれも現地払いとなります。
クレジットカード等は使用できません。ドルの現金払いとなります。
お申し込みの方は日本出発前に必要額を別途ご用意ください。
なお、終日、自由行動をご希望する方もご遠慮なくご相談下さい。
買物(雑貨、工芸品、お菓子、お酒など)、散歩、カラオケなど
夏のハバロフスクを楽しむ色々な方法があります。
(通訳または現地ガイドが必要な場合、参加される方に実費を分担して頂きます。)

ロッジ 暖炉 バーニャ(サウナ)
プログラム(1)ハバロフスク近郊での釣り
参加費 1回 210ドル(5名様以上)〜280ドル(2名様)
最少実施人数 2名様。(〜6名まで)
土曜日夜にフィッシングベース泊。朝食・昼食付。
朝7時出発、ホール河のフィッシングベースへ(車で1.5時間)モーターボートによる釣り。
フィッシングベースのバーニャ(サウナ)は別途料金で利用可。
対象魚は、ハリウス、イトウその他。ボート・釣り道具付き。
夜19時頃ハバロフスク着

ボート 釣り ホール河岸風景
プログラム(2)ヘフツィール自然保護区散策
参加費 120ドル
最少実施人数 3名様
朝10時発(車で1時間)
博物館見学、自然保護区のスタッフの案内でタイガの中を散歩、
ウスリー河の岸辺から中国との国境を望む、昼食(魚のスープ、シャシリク等)

◇上記プランはいずれも予約制です。現地での飛び込み参加はできません。
◇服装の注意;帽子、長ズボン、長袖シャツ、半オーバー又はジャンパー
 トレッキングシューズまたは運動靴、タオル、防虫クリーム、蚊取り線香

ヘフツィール自然保護区 ヘフツィール自然保護区 博物館

4.お申し込み・渡航手続きのご案内

ご旅行お申し込みはNPO法人神奈川県日本ユーラシア協会事務局までご連絡下さい。
(Tel : 045-201-3714 / E-mail : eurask@yahoo.co.jp
お申込み、頂いた方へは「渡航手続書類」を郵送させていただきます。
下記の渡航必要書類を同封の返信用封筒に入れ簡易書留でご返送ください。
あわせて同封の郵便局「振込取扱票」によりお申込金の5万円を申込書記載の期日迄にご送金ください。
お申込書とお申込金のご提出をもって正式なお申込み受付けとして取扱わせていただきます。
あらかじめご承知ください。

◆渡航必要書類
1. パスポート(残存有効期限が旅行期間プラス6ヶ月要)
※パスポートのご提出は7月15日(金)が最終期限となります。
パスポートご提出が期限ギリギリになる場合には、お手数でも旅券のコピーを同封してください。
(ビザ申請の不備防止の為、ご協力下さい。)
2. 顔写真1枚(縦4cm横3cm)*カラー、モノクロいずれも可。スナップ写真不可。
3. お申込書1通
4. ロシア査証申請書1通
5. 旅行お申込金5万円

  


5.ダーチャについて

ロシアは、貧しいようでもあり、豊かなようでもあり、日本人の感覚からすると不思議な国です。
その“不思議”を解く一つの鍵が“ロシアのダーチャ”なのです。
なにしろ、ロシア全土の殆どの野菜、果物を作り出してしまうのですから。
別荘と訳されていますが、日本の市民農園、ドイツのクラインガルテンに近いもので、
ロシアにおいて独特の発達を遂げた制度なのです。
歴史的には、10月革命での公約(農地の再分配)を反故にしたスターリンの土地政策
(集団農場化―コルホーズ、ソフホーズ―による、自営農民の賃金労働者化)に対する
代償的な意味を持った、自留地がその起源になります。

1997年の統計データによりますと、ロシア全体では2,200万世帯がダーチャを所有し、
その総面積はおよそ182万ヘクタールです。
ジャガイモの90%、果物の77%、野菜の73%はダーチャでつくられています。
当協会と関係の深い、ハバロフスク地方では、21万世帯がダーチャを所有し、
年間で見ますと、ジャガイモ10万トン、野菜5万トン、イチゴ類2万トンを作っています。
これだけの生産力があれば取り敢えず、給料が安く、遅配勝ちでも“食べて”いくことはできます。
ソ連邦崩壊時には給料が半年、一年も遅配しましたが、市民が飢え死にしたという話はありませんでした。
日本だったら大変なことになっています。

ダーチャについてこんな話があります。
「地球を預言者に告げられた破局から救ったのは、ダーチャで働いている人たちです。
その人たちは、機械を使わず、小さな菜園を自分の手で耕しています。
日々、人の手で、地球に丁寧に触れ、愛を注いでいます。
地球はとても大きいですが、優しさにも残酷さにもとても敏感です。
ダーチャの人たちの何百、何千、何万人の暖かく思いやりのある手を感じた地球は
最後の破局を思いとどめた、のです。」
ペレストロイカの頃か、その後のロシアの混乱時に出来た話でしょうか。

当協会では、ハバロフスクダーチャ協会(「ハバロフスクダーチャ運動」を主宰)との協力関係を樹立し、
草の根の日ロ交流を企画しました。
ダーチャを通じて“不思議なロシア”をより深く理解する契機になればと思っています。

   書籍「ハバロフスクのダーチャ運動」表紙


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