神奈川県日本ユーラシア教会の会員の皆様、支持者・支援者の皆様、協会の活動にご参加の皆々様に、協会を代表して新年のご挨拶を申し上げます。当協会は昨年、日本とロシア・ユーラシア諸国との友好・親善活動の方面で様々な活動を展開し、少なくない前進をかちとることができました。これはひとえに、会員をはじめとする多くの皆様のご協力の賜物であり、改めて厚く御礼申し上げます。
今年も、ロシア語教室、日本語教室、民族音楽教室をはじめ、ヨールカ祭りや、パスハ、夏のロシア旅行など定番となっている活動をよりいっそう充実したものに発展させるとともに、さらに、新しい企画として春と秋に文化活動月間を設け、会員や市民の皆様の多様な関心にこたえたいと考えております。皆様の積極的な提案・参加を希望します。
当協会の現状をかえりみる時、新しい会員を多数迎えると同時に、その定着化をはかり、会員の皆様が末長く当協会の活動に参加し続けて下さるような体制を、一国も早くつくらなければなりません。そのために、役職員一同初心に戻り、奮闘努力する決意でございます。会員の皆様の変わらぬご支持、ご支援をお願い申し上げます。
2004年5月の当会ロシア語教室第100期記念講演「ロシア語の魅力」、2005年2月の第1回定期総会記念講演「日本各地に残る日露交流史」に続き、金田一真澄先生に3年ぶりにご登場いただきます。
前回は鹿児島の漂流民ゴンザの話を中心に、日露交流の歴史をやさしく面白く講義されましたが、今回は別の角度から新たなテーマで講演されます。こちらにもご期待下さい。
日時:2008年2月24日(日)15:00〜16:00
会場:横浜平和と労働会館2階
講師:金田一 真澄 (慶應義塾大学理工学部教授)
演題:「日本におけるロシア」
その後は「待ってました」のアトラクション。まずは、TさんのバラライカとNさんのギターのデュエット。バラライカの旋律をギターが引き立てて、絶妙なハーモニー。「行商人」「アムール河の小波」などのおなじみのメロディに聞きほれました。
続いてはドムラと歌のステージ。やはり、歌がなくては盛り上がりません。奏者兼歌手のHさんには、惚れ込んだ女性のファンの喝采。楽器と歌の両方が出来るのは本当に素晴らしいものです。
そして、会場が大爆笑と万雷の拍手に包まれたのが、腹話術。人形「ダイちゃん」と一体になっての腹話術の面白さはこの文章で伝えるのが難しいほどです。しかも、会場にいた人たちに前に出てもらっての即席腹話術教室には笑いと歓声。ここで、出演者のMさんには「是非ヨールカ祭に出演してください」とのラブコールも。「野毛の大道芸にはいつ出るんですか」とまで。楽しみな出演者が増えました。
ロシア語教室が終わった後に参加する人もいて、宴は9時近くまで。興にのった人が次々と前へ出て、歌や演奏で大いに盛り上がりました。来年も楽しく元気な年となることを約束するような望年会となりました。
非常によくできた作品で、練り込まれたプロットと役者の演技にぐいぐいひきこまれ最後まで目が離せませんでした。30年以上前の作品で3時間以上の長編作品であるにも関わらずロシアで毎年大晦日にテレビで何度も放映されるというのが納得できました。一口にいうと、大晦日とソ連の均一な住宅事情という2つの特殊要因によって引き起こされた世にも奇妙なプロポーズ騒動を描いた作品なのですが、同時にたくさんの魅力的な特徴を備えています。
まず、飲む場面がとにかく多い映画です。そもそもの事件の発端が大晦日のバーニャ(ロシア式サウナ)での社交的年末行事に持ち込まれたウォトカにあるのですが、主人公たちが酔ってグロツキーになる過程と酔っぱらった立ち振る舞いの演技が実に素晴らしく、呑ん兵衛のやることは世界を問わず普遍なんだなあと妙な感慨に耽られることうけあいです。あまり書くとネタバレになりますが、決して酒に飲まれること自体が強い非難の対象にならないところが、ロシアらしいおおらかさを具現しているようで厚味のある人間性を感じさせられました。
そしてまた、歌う場面が多い映画です。ギターを片手にシンプルな旋律とともに訥々と歌い上げられていく70年代のロシアフォークが主人公たちの陥ったおかしくもあり切なくもある奇妙な状況をもり立てています。
それから日本のお笑い技術の型の一つである「天丼」が活用されていることも特徴と言えます。※「天丼」とはあるシチュエーション(時にシリアスな)が起こっているときに必ず別の出来事がセットで発生するという仕掛けのことなのですが、どこでかはネタバレになりのでヒミツです。
内容が盛りだくさんで、人生の表層が見え隠れするような考えさせられる部分もありながら、全体としてはコメディとしてきっちり完成しているすごい作品でした。ロシア語に関わっている方なら是非一度はご鑑賞をとオススメいたします。
日本の団地でも同じ規格のつくりになっている場合が多いので、部屋を間違えたという話を聞きます。ありえない話でもないと思って見ました。その背景に加えて、なんと間の悪いことがこうも続くかと。それが面白かったのですが。後半、主人公ジェーニャと間違えた部屋の女性ナージャとの間の感情の交差の描写がよかったです。
そして最後のところで、ナージャが主人公ジェーニャの部屋を訪れたことに感動しました。しかしそのような結末になった最大の原因は、ナージャの恋人のイポリートが、ジェーニャの話を信じることができなかった、ナージャを信頼できなかったところ の、心の余裕の無さにあると思いますね。(ソ連ではイポリートがかわいそうとの感想も多かったそうですが。彼が一番悪い。)
ここでイポリートを、あるいはナージャとの関係をソ連体制と置き換えてみると、内在する問題を解決しておかないと、偶然のきっかけで崩壊しますよという体制批判、警告の映画として見れないことも無いですね。
【教室に関する規定】
セミプライベートレッスン/個人レッスン/アシストクラス
毎週月曜日〜土曜日。
見学(1回30分・3クラスまで)や中途入学も可能です。
見学・入学ご希望の方は事務局045−201−3714まで。
通常のロシア語講座終了後、当協会ロシア語講師有志による特別講座が開かれます。普段学べないテーマが盛りだくさん。この機会に集中的に学んでみませんか?
現在開講を予定している講座をご紹介します。
今後、追加・変更される可能性もありますので、協会ホームページもごらん下さい。
最少開講人数・4名。準備の都合上、お申し込みは開講の1週間前までにお願いします。
お問い合わせ・受講お申し込みは事務局まで。
●今井イリーナ先生
<速習ロシア語>
土曜日全4回(3/1,8,15,22) 12:15‐15:30(連続2コマ×4週)
受講料 会員26,700円 一般29,300円
発音から始める短期集中講座。初級および中級レベルを対象にした、ロシア語を総合的に学ぶクラス。少し先を学びたい初級者にも、一から復習したい中級者にもお勧め。
<ロシアの音楽>
土曜日全4回(3/1,8,15,22)16:00‐17:30
受講料 会員13,300円一般14,600円
ロシア民謡、ロマンス、吟唱詩人オクジャワ、ヴィズボル、現代のポップスなどをテーマにCDを聴きながらその歌詞に含まれた語彙や表現を解説。
歌からロシア語を学ぶ気軽で楽しいクラス。
●長谷川恵美子先生
<ロシア語発音クリニック>
木曜日全2回(3/6,13) 19:00‐20:30
受講料 会員6,700円 一般7,300円
ロシア語の日本語にない音、日本人に発音しにくい音、間違えやすい音等を中心にチェック。ロシア語の音を改めて意識しながらより通じやすく美しい発音を身につけましょう。
●大山麻稀子先生
※下記5講座はロシア語のわからない方でも大丈夫です。
<アレクサンドル二世暗殺とロシア・インテリゲンチアたち>
火曜日全4回(3/4,11,18,25) 19:00‐20:30
受講料 会員13,300円 一般14,600円
テロリズムによる皇帝暗殺を機に、1880年代のロシアは反動と知的混迷の時代へと落ち込んだ。その時代のロシア・インテリゲンチアの悲壮な意識を問う。
<ロシア精神のルーツを探る〜ナロードニキ思想とその文学>
水曜日全4回(2/6,13,20,27) 19:00‐20:30
受講料 会員13,300円 一般14,600円
ロシア革命運動の原点ともいえるナロードニキ思想を、歴史と文学、二つの面から学びつつ、ロシア精神のルーツを探ってゆく。
<亡命ロシア人〜弾圧の陰にあったもう一つの知的財産>
水曜日全4回(3/5,12,19,26) 19:00‐20:30
土曜日全4回(3/1,8,15,22) 18:00‐19:30
受講料 会員13,300円 一般14,600円
ロシア革命後、ボリシェヴィキ政権下で亡命を余儀なくされた人々がいた。過酷な時代を背景に、第二次世界大戦までのロシアを、反体制側の知識人のまなざしから見つめ、ボリシェヴィキ革命の真相を問う。
<謎解きロシア文学>
金曜日全4回(2/1,8,15,22) 19:00‐20:30
受講料 会員13,300円 一般14,600円
ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ、ゴーゴリ、プーシキンから、プラトーノフ、ザミャーチン、ブルガーコフ、トーカレヴァまで…。ロシア文学の深みと面白さ、その魅力を解き明かす。
<ロシア中世史講座〜草原の国家と遊牧民>
金曜日全4回(3/7,14,21,28) 19:00‐20:30
土曜日全4回(3/1,8,15,22) 10:30‐12:00
受講料 会員13,300円 一般14,600円
今からおよそ千年余前、ロシアは草原の小さな国家に過ぎず、常に遊牧民の襲撃におびえていた。巨大国家ロシアの源流をたどり、その伝説上の創始者リューリックを始まりとするロシア中世史を学ぶ。本紙連載ファン必聴。
●大塚明先生
<露語で学ぶ物理/数学>
火曜日全4回(2/5,12,19,26) 19:00‐20:30
受講料 会員13,300円 一般14,600円
露西亜の高等学校程度の教科書を用いて、露語と同時に物理や数学までも学んでしまおうと云う欲張った講座です。
<ドストイェフスキーでも読んでみようかい>
木曜日全4回(2/21,28, 3/6,13) 19:00‐20:30
受講料 会員13,300円 一般14,600円
言わずと知れた(露西亜のみならず)世界文学の頂点に君臨する「カラマーゾフの兄弟」や他の作品を通して、ドストイェフスキー(或いはチェーホフ等)の露西亜文学の本質に原文で迫ってみようと云う講座です。中〜上級者向け。
<露語検定対策 2級>
土曜日全4回(3/1,8,15,22) 12:15‐13:45
受講料 会員13,300円一般14,600円
<露語検定対策 3級>
土曜日全4回(3/1,8,15,22) 16:00‐17:30
受講料会員13,300円 一般14,600円
毎年10月に実施されている東京ロシア語学院主催の同上検定試験の内容・特徴・出題傾向の説明から始まって、受験対策としての勉強方法を実際の過去問題解説等をも踏まえて伝授しようと云う講座です。
日本語講師有資格者(420時間修了)、またはロシア語能力検定試験2級程度の会話力のある方歓迎。交通費全額支給、授業の分はボランティアでお願いいたします。
授業は平日10:00〜17:00の間に1コマ2時間行われます。(受講生の都合により90分または60分の場合もあり)
教材は文字練習用「かなマスター」、文法・会話などの総合学習に「みんなの日本語初級I・II」本冊とロシア語訳文法解説、漢字の学習に「みんなの日本語 漢字」、検定受験希望者には検定対策問題集などを使用しています。
是非、お力を貸して下さい。お待ちしております。
みなとみらいマトリョミン教室、今回は参加している生徒さんの感想を載せたいと思います。
小さくてぽってりしたマトリョミンは見ているだけでもかわいいですが、だんだん曲を弾けるようになると、もっとかわいく思えてきました。
平野先生は一人ひとりに合わせてポイントを指摘してくださるので、とても分かりやすいですし家に帰っても復習しやすいです。
月1度のレッスンなので、のんびりしたペースで楽しみに通っています。
(Iさん)
マトリョミン教室一受講生の声
人生70ウン年生きてましたら 色々悪い癖が身についてしまいました。その一つ 40年近く教師業をしていたせいか、直ぐに何でも採点してしまうのです。
今はマトリョミン教室の生徒の立場なのに・・・
平野麻里先生は〜〜〜容姿、声、言語、知識、情熱、指導力「教え方」・・・全てにすぐれていらっしゃる 明るいお方で、満点先生です。
私はかなりの老化現象で、若いお仲間のオジャマムシ的存在なのですが、皆さんはとても優しく 温かいムードを作り出してくださるので、頗る居心地のよいレッスンを受けています。
世界で一番古い電子楽器テルミン!時代を経て「ロシア人のお父さんと 日本人のお母さんから生まれた」というマトリョミン!とてもユニークな楽器です。
はじめはグヮォ〜 ピィ〜 ゲゲガ〜〜など奇音の連続でしたが、最近ようやくメロディのかたちになってきました。
先日は「きよしこのよる」や「ホワイトクリスマス」など、クリスマスもどきの演奏を楽しむことができました。
これからも 好奇心を全開にして挑戦していくつもりです。
(Nさん)
内容:個人レッスンまたはグループレッスン
レッスン日程:毎月第四土曜日の午後
時間:応相談 講師:野田宣博、粟井国広
受講料:3,150円/回 月3,000円で楽器レンタルも可
※ドムラ演奏体験も随時受付中です。ご希望の方は事前に事務局045−201−3714までご連絡下さい。
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今月は執筆担当者の都合により休載いたします。
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今なぜか巷で人気を集めているマトリョーシカ各種、当協会事務所でも販売中です。3個〜5個組、色やサイズも色々ですのでお好みのものをどうぞ。
内容量:1kg
原産地:中国
ビタミンB1、B2の多い健康食品。ロシア風のカーシャ(お粥/ピラフ)の材料として、在日ロシア人にも好評です。
カーシャの作り方
※分量はそばの実1:水2の割合です。
【その1】そばの実を少量の油で軽く炒め、水と塩を加え、柔らかくなるまで煮る(素焼きの壺に入れて蓋をしてオーブンで煮ると良い)。バター・炒めた玉ねぎを加え、牛乳と一緒に食べる。
【その2】そばの実を7回洗って水を入れ沸騰させる。ゆで汁を捨て、もう一度熱湯を入れて塩味をつけ、好みで砂糖を入れて煮る。蜂蜜・バターを入れ、牛乳と一緒に食べる。
商品の詳細は協会事務所、または協会主催オンラインショップ「うにべるま〜ぐ」で。
◆ グルジアワイン 協会事務所にて好評頒布中
サペラヴィ(赤、辛口) ¥1,470
コクが豊かでビターな風味と酸味のバランスが良く飲みやすい。肉料理に最適。
ツィナンダーリ(白、辛口) ¥1,365
本格辛口白ワインの定番。
デリケートな香りと熟成した味わいが楽しめる。
ピロスマニ(赤、やや甘口) ¥1,995
フルーティでしっかりした口当たり。名はグルジアの画家ピロスマニにちなむ。
トカイ マサンドラ(白、甘口) ¥2,520
ハンガリー原産の葡萄を用いたクリミア半島産の高級デザートワイン。
この年末はグルジアのスパークリングワインが大人気でした。
在庫のない銘柄でもご希望があれば取り寄せ可能です。
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◆ 映画情報
牡牛座―レーニンの肖像
『太陽』のA.ソクーロフ監督が描く最も美しくなぞめいた孤独
最期の巨大な星が落ちていく―
監督:アレクサンドル・ソクーロフ
出演:レオニード・モズゴヴォイ、マリーヤ・クズネツォーヴァ、ナターリヤ・ニクレンコ、レフ・エリセーエフ 他
2001年/ロシア、日本/カラー/94分/35mm/スタンダード/日本語字幕:児島宏子 配給=パンドラ
劇場:渋谷・ユーロスペース2 2008年1月下旬公開
ユーロスペースのサイト
「暗殺・リトビネンコ事件(ケース)」 "Rebellion The Litvinenko Case"
アンドレイ・ネクラーソフ監督作品
渋谷 ユーロスペースにて、お正月ロードショー
◆ 亀山訳「カラマーゾフの兄弟」蔵書あります
今話題の文豪ドストエフスキーの最後の長編小説「カラマーゾフの兄弟」(亀山郁夫訳・光文社古典新訳文庫)1〜5巻、亀山郁夫著「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する」が協会の教室内本棚に揃っています。
未完にして空前絶後といわれるこの作品は1879年に新聞に連載され、その翌年に単行本化されたものだとか。
帝政崩壊の予兆をはらむロシアのある町で殺人事件が起こり、ミステリータッチの衝撃的なストーリーが展開されます。全く性格の違うドミートリイ、イワン、アレクセイのカラマーゾフ3兄弟が家に戻り、その父親と共に妖艶な美人をめぐって葛藤を繰り広げ…
まだ読んだことのない方、古典はとっつきにくいと敬遠してきた方、まずはこの新訳から試してみては。
◆ 街で見かけたプチ・ロシア
〜マトリョーシカ風バースデーカード〜
ときどき復活する「街で見かけたプチ・ロシア」。
お師匠がムルマンスクにおられるので、代理でこんなもの見つけました。
ずばり、マトリョーシカ風バースデー・カード。発見地は横浜高島屋6階のITOYA。
大きなマトリョーシカから小さなマトリョーシカが出てくるのではなく、一点止めで扇のように開きます。
茶系とピンク系の2種類。こんなデザインなら買わずに自分でも作れそう?
ところでムルマンスクのお師匠さま、そちらでみかけた「プチ・日本」はありませんかね?!
(滝沢)
〜ヨドバシカメラでロシア語のアナウンス〜
今日ヨドバシカメラでロシア語の案内が流れているのを聞きました。
今までは外国語の案内は、中国語、朝鮮語、スペイン語などで、ロシア語はありませんでした。
ロシア人の客が増えてきているのでしょうね。
(田中)
◆ ロシアを楽しむ会「サモワールスポット」
12月8日(土)、ターニャ先生と生徒6人で開催しました。今日は、部屋や病気の言い方を教わりました。 гость からгостиная 、 приходить から прихожая など。
また、クリスマスにあわせて、故国から取り寄せていただいたカードとマトリョーシカのマグネットも頂戴しました。最近町で売られているカードには、裏面に詩が印刷されており、お客さんは、表面の絵と共に、詩の気に入ったものを選ぶそうです。眠っているように静かな雪景色とおおみそかの夜(12時以降にみんなでどんちゃん騒ぎ!)の楽しみを歌った詩の解説をいていただきました。カードに書くとき、相手が単数なら、Поздравляю Вас. 複数なら Поздравляю вас.とするそうです。
勉強のあとクリスマス会をし、メンバーのMさんお手製のお赤飯もいただきながら、подмосковные вечера を歌いました。先生から料理の本をもらいましたので、08年はそのレシピにチャレンジしていきたいと思います。
次回予定は1月26日(土)10時30分からです。当サークルは、開催は月1回。出欠・継続・単発参加など、自律・自由で、参加費はその都度参加した人数で割り勘にするという、とってもいい加減なサークル。平均年齢は60歳をたぶん越える、初心者中心です。参加希望やお問い合わせは協会まで。
(前田)
◆ ムルマンスク便り
С Новым Годом! С Новым Счастьем!
ロシア連邦の北の果て、ムルマンスク市からПривет, Ребята!!
こちらは日本よりも6時間遅れて新年を迎えました。
こちらは地球温暖化の影響か、夜になっても氷点下10度を下回る日が稀で、雪が降ったり解けたりの繰り返しです。
12月下旬には、市中心街の広場に毎年恒例・背高ノッポのクリスマスツリーがお目見えしました。(※今月の表紙参照)
目抜き通りには、港町ムルマンスクを象徴するような電飾アーケードがずっと続いています。
現地ムルマンスクから、ブログにて最新情報を発信しています。
タイトルはこのメッセージタイトルと同じ「ムルマンスク便り」。
またムルマンスクの基本情報は、「ムルマンスク情報アリョーシャ」をご覧下さい。
これからも応援どうぞよろしく♪
(MOPA)
◆ 会員からのお便り
会員の皆様、会費納入ならびにご寄付をありがとうございます。
今後とも皆様のご要望に添えるような活動を広げていきたいと思います。
会員の方からお便りをいただきましたのでご紹介します。
***
表彰状をお送りいただき、ありがとうございました。思いがけないことで、役立つことは何もできなかったのに、恐縮しています。あわせて送っていただいた「35年の歩み」を眺めて、粉骨砕身された方々のことを想いおこし、本当にご苦労様でしたと申し上げます。
私はJさんに貴方の研究所から1人役員を出してほしいとすすめられて、入会し、多分4人の入会者とともに参加したと思います。 (中略)
開港150周年行事に参加とのことで僅少ですが、カンパを会費とともに送金します。さらに友好運動を進めてください。世界の平和のための大運動の一つとなります。
まずはお礼まで申しあげます。
(Yさん)
***
●1997年に発行された「日本ユーラシア協会神奈川県連合会 35年の歩み」を、
10年以上在籍のお申し出のあった会員の皆さんに表彰状と一緒にお送りしました。
35年史はまだ5冊ほどあります。ご希望の方は事務局まで。
●先日の会費請求用紙に書かれていたメールアドレスが、2007年末中止予定の古いものである旨をご指摘いただきました。大変申し訳ございません。今後メールで当協会にご連絡いただく場合は次のアドレスまでお願いします。
eurask2@hotmail.co.jp(@を半角文字に変えて送信してください)
●当協会に関するご意見・ご要望・ご指摘などがありましたら、郵便、FAX、Eメールなどで何でもお気軽にお伝え下さい。宛先はこちらに記載されている通りです。
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◆ t.A.T.u.情報
1) MTVの音楽コーナーで新譜「白いレインコート」のPVがヘビロテ放送されました。
新譜「白いレインコート」のPVが、世論を席巻してるそうです。この事態にユーリャもレーナも大満足。
PVの流れはこうです。ユーリャ扮する身重のヒロインが投獄中で、レーナ扮する厳格なヒロインが銃殺するため囚人(=ユーリャ)を連行する。銃弾は腹部に、実際にお腹もびっくりしていると思うが、まっすぐ向けられていた。
西側のタブロイド誌は新譜について、「急速にチャートに割り込んでいる、回を追う毎に評判を高めている。」と報じられました。またMK紙は、「未公開のフルバージョンPVがまだあって、その中にはより真に迫った描写がなされている。」とも報じています。
PVのあらすじについて、レーナは独自の意見を持っています。
「中絶禁止のために演技しているのではありません。私達は人々に責任をもつように呼びかけているのです。子供達自身について学ばなければならないと思うのです。胎児の死を望むのでなく。私達は法律とか禁止とかを言っているのではなくで、精神状態や心理学とか、内部の調和のことを言っているのです。もしいま人生の中で重く不安定であっても、子供とは棄却してはならない神からの贈り物であると。中絶した人達はいつもきまってこのことを遺憾に思うの。そんな知り合い、私に沢山いる。でも子どもが欲しいと何年も夢を見ているのに、それが得られない人もいるの。自身のメッセージの中にもっと親愛をもち明るくあれって呼びかけているの。そうしたら殺戮、暴力、悪をつくる願望が生まれないと思うわ。」
2) 2年の沈黙を破って、スキャンダルデュオt.A.T.u. (+1?!)が帰ってきた!来年始めに3rdアルバム「УПРАВЛЕНИЕ ОТБРОСАМИ(屑どもによる支配)」、初演「t.A.T.u.を捜し求めて」、そして待望のユーリャの第2子!今度は男の子!その新局面を追った番組「История в деталях」がCTCで放送されました。
3) 1週間前ファンがyoutube.comにエントリーしたPV「白いレインコート」が、先月ロシアのビデオ視聴回数トップ10中の1位・2位・8位にランクインしました!これ以外には、新譜は最高得点を受け「お気に入りビデオ」カテゴリーのトップになりました。
4) マキシシングル「白いレインコート」には、新譜remixバージョンのカップリング、無修正ビデオ、白いレインコートのボーカルマスター、カラオケバージョン入り。それと2月の始めには何処かのメディアにオンステージ予定。3月には3rdアルバム「УПРАВЛЕНИЕ ОТБРОСАМИ(屑どもによる支配)」の中から2ndPVをオンエア予定。
5) アルバムは2008年4月にリリース変更になりました。
(MOPA)
◆ Русская десятка (ロシア・トップ10)
Привет из России!毎週順位がめくるめく速さで変わっていくロシアのホットな新譜をネットで視聴してるかな?(^^)
さて、いつもだと毎月最終月曜のチャートをお伝えしているのだけど、今月だと31日になってしまい、この頃には機関紙がすでに発送されているので、二週早い2007年12月第3週のMTVトップテンをお送りします!
遂に来ました!БАНД'ЭРОСが先週からトップ10入りし今週奪首、見事第一位に輝きました!今街の彼方此方でバンデロスの音楽が陽気に流れています。
HipHopユニットБАНД'ЭРОСは、2005年に結成された幼馴染仲良しグループ。写真は左からルスラン、ラーダ、バチシュタ、ナターシャ、イーゴリDMCB。HipHopのテンポとコーラスワークが明るい・クール・楽しい・完璧です(^^)
メンバー夫々が音楽業界で活躍してきている人達だから、完璧なのはうなずけるウンウン(^^)
新年&クリスマスはバンデロスのヘビロテで決まりでしょう!
(MOPA)
1.Банд'Эрос / Про красивую жизнь
バンデロス 「美しき人生に関して」
2.Maxi-M / Мой рай
マキシム 「私の天国」
3.Serebro / Дыши
セレブロー 「息吹」
4.Серега/ Чики
セリョーガ 「チキ」
5.Дмитрий Билан / Number One Fan
ドミトリー・ビラン 「一番のファン」
6.Сергей Лазарев / TV or Radio
セルゲイ・ラザレフ 「テレビかラジオか」
7.А-Студио / Ангел
アー・ストゥーディオ 「天使」
8.Влад Топалов & Рената / Цунами
ブラッド・トパーロフ&レナータ 「ツナミ」
9.Город 312 / 213 дорог
ゴーラド312 「213の道」
10.Жанна Фриске / Я была
ジャンナ・フリスケ 「私はいたわ」
(12月17日付)
TOP
◆ バレーボール ワールドカップ2007
11月2日から12月2日まで4年に一度のワールドカップが日本各地で開催された。
女子大会から始まったが、ロシア女子チームはヨーロッパ選手権で3位となり今大会の出場権を逃してしまった。
2006年世界バレーはロシア、そして今年のワールドグランプリはオランダ、今大会のワールドカップはイタリアが優勝しヨーロッパ勢のレベルは高い。世界ランク1位のロシアでもオリンピック出場権を手にするのは容易ではない。今回3位以内にオリンピック出場権が与えられるが、1位イタリア2位ブラジル3位アメリカという結果に終わった。
男子大会はロシアが8連勝と絶好調だったが、ブルガリア戦フルセットで敗れ、ブラジル戦ではストレート負け。まさかの2連敗で最終試合までもつれた。ロシアチームはサーブの出来不出来によって試合結果が大きく左右される。ブラジル戦では20本ものサーブミスと全く自分達のペースで試合を進めることが出来ず完敗だった。
最終日のアメリカVSロシアは勝ったチームが3位以内で敗れたらオリンピック出場権が得られない。まさにどきどきの試合だった。4セットの中盤まではアメリカが優勢だったがロシアの15番ボルコフのサーブから一機に流れはロシアへ。強烈なジャンプサーブ、高いブロック等連続得点で4セット目を奪取し、その勢いはファイナルセットまで続いた。1時間53分の激戦を制しオリンピック出場権も手中に収めた。
1位ブラジル 2位ロシア 3位ブルガリア
【おまけ1】
ポルタフスキー選手はベストサーバーに選ばれた。
【おまけ2】
東京体育館での3連戦はロシア人の大応援団(20〜30人)がロシアの旗を振り、鳴り物や掛け声と大声援で選手達も励みになったのではないでしょうか!
(菊池 幸江)
◆ NHK杯国際フィギュアスケート競技大会
11/29〜12/2 仙台市体育館
ロシアから男子二名、ダンス二組、ウクライナからペア、ダンス各一組、アゼルバイジャンからダンス一組、ベラルーシから男子一名、グルジアから女子一名の参加があった。
グルジアの女子エレーネ・ゲデバニシビリは、トリノ五輪に出場し15才ながらショートプログラムで6位にくい込み(最終グループで滑ったフリーで失敗し結果は10位だったが)当時周囲を驚かせた選手である。将来を大変期待されたが、その後母国グルジアがロシアとの関係が悪化したことにより競技生活を続けることが一時困難に陥った。どのスポーツにも言えることだが、独立後もロシア内の施設を利用しロシア人コーチから指導を受けていた為に、関係悪化によりそれが許されなくなったのである。現在はアメリカに本拠地を定め新しいコーチの元で競技生活に専念しているが、やはり本調子に戻すのは大変なことである。NHK杯での成績は今ひとつ芳しくなかったがスピードとキレは健在。会場でもグルジアの国旗が数多く振られていた。
女子結果は安藤大乱調によりイタリアのコストナーが優勝。
男子は前評判どおり優勝は高橋大輔。またチェコのベルナーが茶目っ気のある性格で会場では大人気、2位に入った。男子はこの高橋とベルナーの実力が飛びぬけていたため、ロシアから参加したドブリンやグリアゼフは目立たなかったが、世界選手権にはプルシェンコが出場予定の為、ロシアの巻き返しが期待される。
ペアにはウクライナのボロソジャル・モロゾフ組が参加。昨シーズン世界選手権では4位に入ったが今回はフリーで調子を崩し四位に終った。
アイスダンスは昨年に続きホフロワ・ノビツキー組が参加し3位に入った。
(森 美和)
◆豊田国際体操競技大会
12/8〜9 愛知県・スカイホール豊田
2004年を最後に休止していた中日カップを継承する形で、今年より豊田市において国際種目別大会を開催することになった。
中日カップと異なる点は種目別のみ競う大会であり個人選手権はないという点である。しかしながらその利点は、あらゆる国からスペシャリストを呼ぶことが可能であり、その分レベルの高い演技を目にできるということである。
使用された体育館も落成したばかり、会場につめかけた観客も生で初めて体操競技を観るという人たちばかり、といった大変フレッシュな大会となった。
また難しくなりすぎた採点競技を理解してもらう為にライブで池谷幸雄氏が解説、単調になりがちな観戦をひきしめる役目を担い効果的であった。
残念ながら今回はロシアからの参加がなかったが、ウクライナやベラルーシが参加。
また、旧ソ連時代から代表選手として活躍していた女子のチュソビチナ選手がドイツ選手として参加。彼女は現在32才、かれこれ20年近く競技会に出場しているとてつもない選手であり、日本でも大変有名である。初来日はソ連選手として、92年バルセロナ五輪はCIS選手として、95年鯖江での世界選手権には母国ウズベキスタン選手として、そして今回はドイツ選手として参加。現在のドイツ国籍は子供の病気治療がきっかけとなっている。まさに激動の中競技生活を送ってきたのである。結婚もし子供もいるが肉体的衰えは全く感じさせないスーパーウーマン。今回も跳馬において優勝を飾った。
また段違い平行棒ではウクライナのクラスニャンスカが優勝を飾った。
初めてづくしの大会だったが、会場は満員になりおおむね好評だったようだ。難しくなりすぎたルールと反比例するようにファンが離れ気味の体操競技であったが、これから巻き返しを図りたいところである。
(森 美和)
12月2日投票が行われたロシア下院選(450議席、4年任期)で、プーチン大統領を比例名簿のトップに据えた与党統一ロシアは単独で315議席を確保し、3分の2、7割以上の得票率を獲得した。下院の議席分布は、準与党の自由民主党40、公正なロシア38を合わせれば9割近くなり、野党の共産党は57議席にとどまった。野党の農業党、ヤブロコ、右派連合は最低得票率7%を突破できなかったため議席を獲得できなかった。
統一ロシアは単独で首相人事承認、憲法改正、大統領弾劾手続きの開始などの権限をもつ下院を向こう4年間、支配する力を収めた。5月の任期切れを前に圧倒的な勝利を収めたプーチンは次にどんな手を打つであろうか。
下院選挙後の10日プーチン大統領は、来年3月2日に行われる大統領選に第一副首相で天然ガス独占企業ガスプロム社会長のメドヴェジェフ氏(42)を候補として推す考えを表明し、与党の統一ロシアは17日に開かれた党大会で同氏を正式に擁立することを決定した。党大会にはプーチン大統領が出席し、メドヴェジェフが当選すれば、首相を務める考えを表明した。
プーチンはメドヴェジェフを「極めて誠実で、秩序だった人物だ」と評価、自身の後継者とする考えを強調した。また自身が首相に就任したとしても、大統領と首相の権限配分を変えるつもりはないと表明したが、プーチンが大きな影響力を残すことは間違いない。任期満了まで大統領職を続けるとすれば、議院との兼任を禁じられているため、今回の当選を辞退し、来年5月の大統領の任期終了後改めて議員となり、下院議長とか首相のポストに就くことができる。
立候補を受諾したメドヴェジェフは「ロシアを先進的で繁栄した国家にしたい」と述べた。大統領選には共産党のジュガノフ委員長、自由民主党のジリノフスキー党首、カシヤノフ元首相も立候補する見通しだが、メドヴェジェフの当選は動かない情勢。
最近の世論調査によれば、国民の57%が、プーチン大統領がだれを指名してもその候補に投票すると回答、「選挙戦はすでに終わった」(イズベスチヤ紙)との論評もでている。