2010年11月号(通算589号) バックナンバー |
今月の表紙 新体操イオンカップ2010 エフゲニヤ・カナエワ選手 |
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行事予定シリーズ「ロシアの現在」◆ 講演会「ロシア経済はどこへ向かっているか」
テーマ ●ロシア経済の過去・現在・未来 ●世界経済におけるロシアの位置とロシア国内の現在の経済問題 ※11月14日に予定されていたアンドレイ・フェシュン氏との懇談会「ありのままのロシア」は諸事情により延期になりました(期日未定)。何卒ご了承下さい。 ◆ 11月のサモワール茶会
日時:2010年11月28日(日)14:00 ◆ 望年会
日時:2010年12月25日(土)18:00 ◆ 2011年ヨールカ祭
日時:2011年1月30日(土)
お申し込み・お問い合わせ:協会事務局 活動報告◆ 横浜国際フェスタ2010
10月16日(土)、17日(日) 今年の国際フェスタは、天候に恵まれました。昨年まではMM地区のパシフィコ横浜展示ホールで行われてきましたが、今年から、大桟橋のつけ根の「象の鼻地区」にテント村を作っての開催となりました。一つのテントを半分に割った、それぞれの食販ブースは正面2.7m、奥行き3.5mと、パシフィコ時代に比べるとだいぶ広くなりました。 屋外なので、お天気により出足が気になるところでしたが、10月16日(土)17日(日)の両日とも、快晴になり、街歩きの人が立ち寄るなど、出足は順調でした。 スタッフは、16日(土)は渡辺千穂さん水野さん棚田さん梅津さん森さん、それに小野ダリヤ先生とドムラの生演奏をしていただいた樋口さんと木佐森の8名。17日(日)は、内海今日子さん水野さん関戸さん田中さん田邊さんと木佐森の6名。手薄と思われた16日が、逆に充実していました。15日(金)の仕込みは、小野ダリヤ先生の指導の下竹村美衣子さん棚田さん水野さん吉原さん木佐森が夜遅くまで頑張りました。 売上は、両日合わせて、ボルシチが185食、ペリメニが90食、グルジアワインが88杯もありました。 (木佐森) 去る10月16・17日に「横浜・象の鼻パーク」にて開催された、【よこはま国際フェスタ2010】に、出店してきました。 「国際」の名が示す通り、色んな国関係のNGO/NPO団体が出店しており、写真展示や各国料理など目にも鮮 やかでした。ですが「鮮やかさ」では我々のボルシチも負けておりません。情熱の赤いスープも飛ぶように(!?)売れてました。 また、道行く人達の目を引いていたのが「チェブラーシカ」グッズ!冬に映画化されることもあり、注目が高まってるようです。チェブを契機に、ロシアに興味を持って頂けるって素敵なことですよね。 このようなイベントって、外への目を開くきっかけになると思います。皆さんも是非、次の機会に参加…いえ、顔を出してみるだけでも如何でしょうか? (渡辺) 10月の半ばなのに暑い日でしたが、晴れてよかったなと思いました。 大好きなペリメニを作ったり、ボルシチを売ったりすることが楽しかったです。 ロシア民族衣装を着て客の呼び込みを行うと3〜4人にロシア人かと間違われました。ロシアと聞くとピンと来ないお客様が多いような気がしますが、マトリョーシカは有名で大人気なので並べて置くと、必ずお客様は足を止めますね。まさに招き猫です。とにかく面白かったです。 (内海) ◆ ロシア語能力検定試験10月9日(土)10日(日)第56回ロシア語能力検定試験が全国一斉に実施され、横浜会場では、1級1名、2級11名、3級22名、4級19名の計53名の方が受験されました。今回も受験者アンケートをお願いし、53名中52名の方から回答がありました。 (1)「ロシア語を何処で学習していますか」では、一番多いのが「通学している学校」で48.1%。次が「独習」で26.9%。横浜ロシア語教室のような専門学校は11.5%。ラジオテレビ講座は5.8%でした。受験級別に見ると、「通学している学校」は4級が52.6%、3級は50.0%、2級は36.3%に逓減します。逆に、「専門学校」は、5.2%、12.6%、18.2%と増加します。 (2)「検定試験を何で知りましたか」では、「ホームページを見た」が半数以上の55.8%。次が「学校の先生に勧められたから」19.2%で「会社で勧められたから」は0件でした。 (3)「ロシア語をどのように活かそうと思いますか」では、「仕事・ビジネス」に活かしたいとする人は57.7%。それに対して「個人的な趣味」は40.4%でした。受験級別に見ると、「仕事」は、4級42.1%、3級63.6%、2級72.7%と逓増していきます。一生懸命勉強しているものが将来の仕事に活かせれば学習意欲は向上していくものですね。 (木佐森) ◆ 第12回大自然とハバロフスク市民交流の旅に参加してわずか2時間ちょっとのフライトで、沖縄に行くより近い国なのに今まで何も知りませんでした。シベリア=極東という印象で、日本よりずっと寒くて文化もそれ程発達していないだろうと予想していました。しかし、市民もその人たちの生活も日本とそれ程変わりありませんでした。 ユーラシア協会のこのツアーに参加し、ただの観光ではなくホームスティやハバロフスク市民や子供たちと交流し、体験を通してロシア極東というロシアのほんの一部分だけでも垣間見ることができ、私の人生がもう一回り広がったような思いがします。 今までヨーロッパやオーストラリア、アメリカ、中国などを旅行し、ホームスティも何度か経験してきましたが、英語が通じず、通訳を通さなければ地元の方々とコミュニケイトできないもどかしさをこれほど感じたことはありませんでした。2年生から英語を学習しているというのに不思議でした。親しみやすい人たちなのに、聞けない、話せない、書けない、読めないという四重苦の言葉の壁は考えていた以上に高いものでした。 私は、スラブ系やロシアの音楽や文学が大好きです。なぜ、あれほど雄大な文化が生まれたのか謎です。いつか東欧に近いロシアに行き、肌で感じ取りたいと思います。そのときまでには、少しでもロシア語が聞けて話せたらいいなあと思っています。 最後に、同行された皆さん方の温かさに感謝したいと思います。ありがとうございました。 (伊藤) 教室案内◆ 第113期ロシア語教室 開講中!
入門、初級、中級、上級、会話 毎週月曜日〜土曜日、各コース全15回(一部全17回のクラスあり)。
お申し込み・お問い合わせ: ◆ 相方急募!土曜午後「初級II」クラス
現在、勉強熱心なSさんが一人で頑張っている同クラスですが、1名では個人レッスン扱いになるため費用がかさみますし、仲間と一緒に勉強した方がもっと楽しいのに…ということで、一刻も早くクラスレッスンにすべく、相方を募集しております。今すぐお問い合わせ下さい! ◆ ロシア語特別講座への誘い特別講座とは何でしょうか。 各学期が終わったら、特別な授業を行います。それはまだ習っていない、難しい文法は登場しません。とても興味深くて面白い、90分の授業を4回に分けて構成されており、ロシアの感覚、習慣、伝統を紹介する講座です。毎回、新しいテーマを考えて発表します。基本的には先生が発表しますが、受講生にも参加していただけます。日本に存在するロシアと似ている伝統を考えたり、比較したりします。それぞれの国の独特な習慣もたくさん出てきます。その上、当日のテーマに合わせて実際に使っている表現をロシア語で教えます。 この講座は既に2度、行っています。色々な受講生がいらっしゃいました。ロシアという国に興味がある方、ロシアという国をもっと詳しく知りたい方などに参加していただきました。授業は90分となっていますが、たくさんの質問があり授業がなかなか終わらずに何度も延長しました。時間はあっという間に過ぎ、皆様も満足されたと思います。 勿論、ロシア語を覚えるには文法や単語、適切な言い方などが大事です。しかしロシア語というのは、ただ知らないだけの外国語ではありません。ロシア語とその国、その民族には非常に大きなつながりがあります。ロシアで暮らし、ロシア語で話すロシア人の感覚、感情、考え方を理解しなければロシア語は相変わらずの、ただ知らないだけの外国語になってしまうのではないかと思います。 この特別講座を受ける皆様にとって、ロシアに対しさらに興味が出てくれば非常に嬉しく思います。日本語を話す私にとっても、日本という国を考えずに日本語だけを勉強するのはとても不思議なことです。やはり国や民族の気持ちが日本語という言葉に反映されていると思います。
興味がある皆様、是非いらして下さい。 (当教室講師 須藤アレキサンドラ) ◆ 日本語教室 Курсы японского языка 生徒募集中!!
月曜〜金曜、10:00〜17:00の間、1コマ90分。 ◆ ロシア民族楽器 「バラライカ」「ドムラ」教室 中途入学も歓迎!
毎月2回、土曜日開講
予定:(前半)11月6日、11月20日、12月11日、12月18日、1月15日、1月29日 (後半)2月5日、2月19日、3月12日、3月26日、4月(2回、日程未定) ◆ みなとみらいマトリョミン教室 2010年後期 10月開講!
毎月1回、土曜日開講 日程:10月2日、11月6日、12月18日、1月15日、2月19日
お申し込み・お問い合わせ 政治・経済◆ 領土問題とロシアの立場(資料)ロシア政府は「メドヴェージェフ大統領による、クリル諸島訪問を、外国と審議するなど馬鹿げている」と声明した。大統領の諸島訪問に対する、日本側の非常に否定的な反応についてロシア政府はコメントし、「自国の領土訪問に関して、ロシアは他者からの相談を受けるつもりはない」と伝えた。 大統領は9月末に訪問準備をしたが、日本政府は前例がないほど厳しい外交処置を伴う声明をした。前原外相は、「日露関係に重大な支障が生じる」とし、大統領は「この計画を放棄すべきだ」と声明した。外相は、大統領がもし訪問するならば、日露間の領土問題に否定的な影響が及ぶことになり、日本側は断固とした反撃に出ねばならないと述べた。 しかし、このような挑戦的な声明にも拘らず、大統領は計画を変更しなかった。 問題の諸島は、国際法によって認められたロシア連邦の領土であり、第二次世界大戦の結果、特に国連憲章によって確定されたものである。 日本側はソ連崩壊後、ロシアが4島の帰属という交渉のテーマが存在していることを認めたことで喜んでいた。なぜならソ連時代にはこのようなテーマはそもそも存在していなかったからである。「択捉、国後、色丹、歯舞はソ連領である」それが全てだった。第二次大戦の結果について再び争おうなどとは誰もしなかった。しかしロシアはソ連と違い、日本と話し合いを始めた。また両国は諸島の合同経済開発プロジェクトを作成した。しかし最近になって日本側は、このような方法にはもはや関心がなく、ただ諸島を手に入れたいと声明するようになったのだ。その結果、両国の間には政治的対話の空白が生まれた。しかも、ロシア側からは何度も、対話をいつでも始める用意があるとの声明が出されている。 日本は隣り合うほぼ総ての国々との間に領土問題を抱えている。これは近代世界においてそう多く見られる状況ではない。ロシアのほか、日本は尖閣諸島を巡って中国との関係を緊張させ、南北朝鮮との間では、竹島問題を巡って長い論争を続けている。 ロシア政府は、領土問題で日本が立場を硬化させれば、状況を全く袋小路に追い込む可能性があるとの見方を示している。 「ロシアの声」(日本語放送)2010年10月29日の放送より要約 (柴田) 組織・財政◆ 組織状況
(2010年10月31日現在) ◆ 財政状況
10月末現在の財政は予算額(1‐10月)11,629,666円に対し、実績11,621,277円で99.93%の遂行率です。
(柴田) 文化&スポーツ◆ 映画・演劇「家族の写真」 俳優座劇場そろそろチェーホフも飽きてきたなあ、と思っていたところへ行った俳優座の「家族の写真」、すでに再演だそうだ。2005年発表の家族コメディは、1949年生まれの脚本家・舞台演出家、ナジェージダ・プトゥーシキナによるもの。今のロシアを土台にした現代のおとぎ話である。 年老いた母と暮らすターニャは嫁に行きそびれた45歳。先が長くないと思う母は、娘の幸せな結婚を見ないうちは死んでも死にきれないという。そんな母のために、恋人の家と間違ってターニャの家を訪れた男性を「自分の昔の彼氏」と紹介したがために、事態は思わぬ方向へ・・・。非常に親近感の持てるテーマでありながら、偶然の出会いが必然と変わるテーマは、映画「運命の皮肉」を生んだロシアならではのファンタジー感で、なおかつ向田邦子の作品を連想する。ただし、現実のロシアは少子高齢化・高い離婚率・アル中・薬物の蔓延・ネグレスト・民族と宗教の対立と、決して明るくはない。 ちなみにプトゥーシキナの戯曲は、モスクワのマーラヤ・ボロンナヤ劇場、スタニラフスキー劇場などのレパートリーに入っている。まさに上質の「ボートビル」にふさわしい。 (滝沢) S・ボドロフ監督最新作は『ヤクザの娘』『コーカサスの虜』、『モンゴル』などでおなじみのセルゲイ・ボドロフ監督最新作、『ヤクザの娘』。 なんと、今回のボドロフ監督最新作は日本のヤクザ社会をテーマにした「ドタバタ・コメディ」! まだ日本での公開は決まっていませんが、ウラジオストク国際映画祭のオープニングを飾るほか、第3回したまちコメディ映画祭りin台東で特別招待作品として上映され、大好評を博しました。 主演の荒川ちかさんは、横浜出身の11歳。この映画のためにロシア語を特訓してウクライナでロケ。ほかにも日露の実力派俳優が多数出演しています。
この映画が一般公開されるように応援しませんか? (滝沢) チェブラーシカが新作映画のプロモーションに
来る11月13日・14日、チェブラーシカが新作映画のプロモーションをしに川崎TOHOシネマズに来ます。ご興味のある方はおいでください。 ◆ ユーラシア芸能t.A.T.u.情報
みんな大好き♪ロシア発世界のスーパーアイドル「t.A.T.u.」関係の情報です。(^^) ロシア・トップ1010月最終週のMTVTOP10をお送りします。先月からチャートinしているのは、ShazodaとDj Leonid Rudenko だけ。新曲が押し寄せ、10曲中8曲が初チャートイン! (MOPA) ◆ The Story Seriesメンタルホスピタルへの手紙(縮約版)
スレイマン・ジャブライロフ 作 ギャラリーに展示された作品に僕は興奮し、もっと近くで見たくなった。しかし、あまりの混雑の為それは困難を来たし、なかなか進まぬ行列の中で長時間待たなければならなかった。作品を鑑賞できるのもほんの一瞬で、僕にとっては全く不十分だ。それとは裏腹に十分すぎることといえば、行列に並ぶ群衆による作品についての批評、コメントだった。コメントする来場者の多くは、イエスキリストでさえ羨望する程の絶対的な自信を持ちながら変革の試みについて言い争う凝り固まった政治家に劣らず、自分の意見に屈しないのだ。しかし政治家と異なり、来場者の多くは、作品の中身よりもむしろその形に言及していた。ある人はカンバスのサイズが大きすぎると主張したり、又別の人は色彩豊かな小さな絵の前に立ち、画家のサインが「長すぎる」、それ故「この絵に不適切」とこぼしたり。画家の人生、噂話、社会的身分と資産、つまり作品そのものを除く全てが自分を爪先の骨の髄まで「芸術の目利き」と思い込んでいる来場者によって、綿密な審議にさらされる。 (つづく) ◆ ユーラシア通信サンクトペテルブルグ留学記一週間ロシア語留学としてデルジャービン語学学校ペテルブルグ校へ通いました。学校のスタッフも先生たちもフレンドリーでロシア語が下手な私を受け止めてくれ、一生懸命教えてくれました。特に発音の仕方も熱心でした。先生と一緒にケーキを食べながら冗談を言って笑いころげたのもいい思い出です。 ホームステイ先は現在リタイアですが、彼女は元医者でした。一人暮らしでペットは犬と猫がいます。犬は甘えんぼで猫も人なつこくていつも私の膝の上で寝ていました。ホストマザーもフレンドリーでゆっくりとロシア語で語ってくれたり、美味しい料理も出してくれました。彼女が真剣な顔で「ロシアは好きか?私はロシアを愛しているよ。」と自分の国の誇りを持っていることでたくさん語りあったことが印象に残っています。 いい学校といいホームステイに恵まれてロシアがますます好きになりました。一週間は短すぎると思いました。美しくて古い町並み、騒がしい地下鉄、中世時代を思わせる石畳、どれも懐かしくて帰りたい気持ちになります。 (内海) 日本語教師緊急募集!夏は白夜冬はオーロラが舞う、ロシア連邦ムルマンスク市で日本語を教えてみませんか?2011年9月から3年間、週6日連続勤務で1日1〜2回(1回=90分)です。 応募資格は(1)日本語教師資格(420時間)修了か日本語教師検定合格、(2)ロシア語学力判定試験2級程度かそれ以上 またはTORFL(ТРКИ)第1レベル程度かそれ以上 を満たす方。写真つき履歴書(必須)と日本語教師経歴書(あれば)をメールでお寄せください。書類選考後、面接と模擬授業があります。応募締切は1月末まで。 応募や照会はmurmansk@live.jp(担当:福島)まで。 サモワールカフェ@京都先日当協会オンラインショップ「うにべるま〜ぐ」でグジェリ柄のサモワールをお買い上げいただき、京都で「サモワールカフェ」を開催された滋賀県の池田さんから、使用レポートも兼ねて早速下記のお便りをいただきました。 ***10月11日のサモワールカフェは無事終了しました。当日は10月とは思えない暑さになり、残念ながらホットはちょっとつらかったですね。涼しくなった夕方からはたくさんのお客様に楽しんでいただけました。グジェリ柄サモワールも可愛い!と評判でしたよ。 電圧は100Vで充分。水3Lが40分で沸きます。(変圧器を使用したら、沸きすぎるのでは?(危険!)と思いました。)4〜5時間つなぎっぱなしで、お湯を使うたびに水を足していました。陶器のポットはちょっと熱くなるので、熱くならない持ち手のものがいいみたいです。本体が熱くなると塗装が柔らかくなるせいか、上に置いていたポットが少しくっつく感じがありました。(しばらく使用すれば、焼き付け塗装効果でましになるかも?) サモワールは、お客さまがお茶を自分でいれる(セルフ)形式。サモワールの説明をしたあと、自分の気に入ったカップを選び、好みの濃さのお茶を作って召し上がっていただきます。黒パン工房のサンドイッチや焼き菓子、手作りジャムと一緒に楽しんでいただきました。 グジェリなおサモさん。これからもどんどん活躍してもらうつもりです!この度は、かわいいサモワールを譲っていただきありがとうございました。それではまた。 (イクラ食堂・黒パン工房担当:池田信之) ※「イクラ食堂」では黒パンの通信販売もしています。取り寄せて試食してみたところ、なかなかのお味でした。お問い合わせや購入お申し込みはリンク先をご参照ください。 ロシア人もすなる「ハロウィーン」10月30日、在日ロシア人児童ロシア語教室「ラシンカ」でテーマ授業「ハロウィーン」が行われ、ほとんどの生徒と親が出席しました。「かぼちゃ畑の幽霊」「おばけの目玉のスープを煮よう」といったゲームに興じ、魔女、ドラキュラ、お化け、妖精、カリブの海賊などの仮装を楽しみました。 (オリガ) 30 октября в Альтернативной русской школе "Росинка" был проведен тематический урок "Хэллоуин". В нарядно украшенном зале собрались почти все учащиеся школы и их родители. Весёлые подвижные игры, такие как "Провести привидение по тыквенному полю", "Сварить супчик из глаз монстра" и т.д. никого не оставили равнодушными. Ведьмочки, вампиры, привидения, феи и даже Карибские пираты повеселились на славу. 「ロシアの声」のアンケートから最近、「ロシアの声」日本語放送が聴取者にアンケートを行いました。テーマは「どんな国が「強い」と思いますか?」というものでした。
回答数は 237通でした。 聴取者は殆どロシアに関心を持っているか、ロシア好きの方と思われますが、国の強さを軍事力で評価する人が15.2%でその他の殆どが内政、外交、文化、経済などに国の強さの根源を認めていることが印象的で、国際交流が平和のためにどれ程有効であるかを改めて知らされました。 皆さん、当協会の楽しく、多面的な活動を盛んにし、機関紙や会員、ホームページ・ビジターを増やすことに一層のご尽力をお願いします。「国際交流は平和の力!」です。 (S) ◆ NHK大河ドラマ「坂の上の雲」について(10)11.外務省による戦争の総括これまで10回の連載で私は日露戦争が「祖国防衛」戦争ではなく、当時の英、米、仏、独、露など帝国主義列強のアジアにおける「植民地争奪戦争」の一環であったこと、そして、それが国民に後々の世代にまで及ぶ過酷な負担を負わせ、国民の貧困化によって国内市場が狭められ、日本を更なる海外侵略の道へと導いたことを指摘した。この戦争は中国、韓国を舞台に展開された為、両国の人民にも大きな災を齎した。このことについては別の機会に触れることとする。 さて、わが国の外務省は明治以降の戦争についてどのような評価をしていたのか? 以下は外務省調査部が昭和11年(1936年)にまとめた「日清戦争ヨリ満州事変ニ至ル日本外交ノ経済的得失」と題する研究報告書(未定稿)である。その概要は、日本の対外政策についての分析と批評で、「日清戦争以来ノ領土的膨張政策ノ成果」は「経済的見地カラハ全く御話ニナラヌ損ヲシテイル。」と断言している。 その骨子は次の通りである: 報告書は「新領土ガ日本二與エタ経済的利益ハ何カ」と切り出し、「五十八億円ノ費用ヲ支出シタ者ハ一般納税者デアリ二十一萬の戦傷死者ヲ出シタノハ忠実ナル我ガ国民デアリ、コノ莫大ナ犠牲ニ依ッテ二十億円ノ利潤ヲ得タノハ植民地貿易及ビ投資ニ関係スル少数ノ商工業者デアッタ。」と明確に指摘している。 しかし、このような研究報告書は当時の軍国主義の下、国民に知らされることは無かった。日露戦争から106年も経った今でも国民に真実を隠す政府のやり方は根強く残っていることを現代に生きる私達は忘れてはならない。 (柴田 順吉) ◆ ユーラシアスポーツ新体操 イオンカップ201010月8日〜10日 東京体育館 すっかりおなじみになったエフゲニヤ・カナエワや、成長著しいダリア・コンダコワなどが集まり、世界最高峰の美技を披露、会場を魅了した。 昨シーズンまでの新体操と変わった点は、何といってもウクライナのアンナ・ベッソノワがいなくなってしまった、ということだろう。ウクライナの顔でもあるベッソノワは常にその存在感を放ち、永年に渡るロシアとウクライナのせめぎ合いを、新体操の一つの見どころとしてくれた選手だ。ベッソノワ引退後、9月の世界選手権でもウクライナはアリーナ・マキシメンコの5位が最高、かつてベッソノワと共にウクライナを牽引したナタリア・ゴデュンコは18位。いつものイオンカップであれば、ロシアとウクライナが互いに牽制し合う場面がそこかしこで見られたものだが、今ではそれもが懐かしく感じられてしまった。 ロシアに次ぐ二番手の位置を占め始めているのがベラルーシだが、メリチナ・スタニュータが、イオンカップジュニア時代から順調に成長を遂げ、先の世界選手権で16歳ながら3位を占めた。これは、ロシア・ベラルーシの2強時代に入ることを予感させた。 イオンカップ個人総合は、芸術点で満点を出すなどしたカナエワが2連覇。2位にコンダコワ、3位にスタニオウタと、くしくも世界選手権と同結果だった。またクラブチーム戦においては、ロシアのガスプロムチームが10連勝(旧称時代を含めれば11連勝)を飾り、この記録がどこまで伸びるのか、もはや推測しきれない域に入った。 (森 美和) スケートとは人生 〜エフゲニー・プルシェンコ〜10月2日 ジャパンオープン2010にて フィギュアスケートシーズン幕開けの地域対抗戦「ジャパンオープン2010」が、さいたまスーパーアリーナで開催された。チームヨーロッパとして参加したプルシェンコは、今夏日本のアイスショーに引っ張りだこ。競技会の準備に取り掛かれたのは、大会わずか10日前だったという。「何とか、生き延びた(滑り終えた)。今はハッピーだよ」競技を終えると、いつものように茶目っ気たっぷり。この日に滑ったプログラムは、日本のファンによるリクエスト「ニジンスキーに捧ぐ」。2003、2004年頃のプルシェンコがもっとも脂ののった時期の人気のナンバーだった。現在、アマチュア資格はく奪問題に揺れるプルシェンコだが、夢はあくまで競技生活を続けることであり、母国のソチでの五輪に出場することだと断言。国際スケート連盟へは資格回復を求めた要望書を送ることを明らかにした。 「スケートとは人生そのもの。スケートの中にもファミリーがいて、競技の中での人生を僕は楽しんでいる。」 この日は、初めてスケートの世界へと誘ってくれた母親の存在や、再び競技の世界へと連れ戻してくれた妻ヤナについてなど、セカンドライフについても触れた。そして、誇らしげに「素晴らしい人生だよ」と語った。 (競技結果は、チーム日本の優勝、チームヨーロッパは3位に終わった。) (森 美和) 催し物情報●第55回 はたらく女性の中央集会in横浜
日時:全体会 11月20日(土) 13:00〜16:30 ●サンクトペテルブルグ室内合奏団「クリスマス/アヴェ・マリア」
とき:12月11日(土)18:30、12月20日(月)13:00 ●レニングラード国立バレエ ミハイロフスキー劇場「くるみ割り人形」
12月24日(金)18:30 神奈川県民ホール ●レニングラード国立歌劇場管弦楽団・東京ニューシティ管弦楽団「メサイア、第九&アヴェ・マリア」
12月24日(金)19:00 横浜みなとみらいホール ●電劇公演 ミュージカル『ゴール』
原作:レフ・トルストイ 帝政ロシア時代のある馬の物語 ◆ ユーラシア関連記事・写真の投稿、ご意見、ご感想等 大歓迎!
字数は読み物なら400字程度(長ければ連載で)、案内なら1行〜200字以内でお願いします。
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会 機関紙編集部 (機関紙編集部) お勧め商品◆ クリスマス刺繍ナプキン(2) 1,500円 (税込)
ロゴはウクライナ語で「クリスマスおめでとう!」と書かれています。今年のクリスマスはいつもと違った雰囲気で♪ ●取扱商品の詳細は協会事務所、または協会主催オンラインショップ「うにべるま〜ぐ」でごらん下さい。 ●2009年4月〜協会事務所販売商品 会員は全品消費税分OFF! 中世ロシア興亡史講義◆ 第55回 ユーリー・ドルゴルーキーという呼び名の由来協会サイト内 ロシア興亡史のページ をごらん下さい。 |
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