ユーラシアの国々を知る会、第2弾は「キルギス」!
若いキルギス人講師から現在のお国事情を聞けるまたとない機会です。奮ってご参加ください!
詳細はチラシ(PDF)をごらんください。
日時:2016年10月23日(日)14:00~
会場:横浜平和と労働会館5階
講師:イスマノフ・ヌルガズィ、カンバラリエフ・ジャヌィベク、ジェイナリエワ・グルムカン
参加費:会員1,000円 一般1,500円
お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
パニヒダとは正教会において永眠者の為に行われる奉神礼。永眠した人が神の国に安住するために祈り、かつ永眠した人の信仰を受け継いで共に永遠の国に与れるよう祈願するものです。
前回の開催2006年11月5日から10年。今回は11月6日に行います。
横浜外国人墓地に最初に葬られたのはロシア太平洋艦隊所属のロマン・モフェトとイワン・ソコロフという海軍軍人でした。開港後、横浜で没する外国人が増え、墓地は港近くから段々と山上へ向かっていきました。現在、観光コースとなっている丘の上は実は裏口ということになるのです。そのことを知る人はほとんどいません。また、関東大震災までは横浜が在日ロシア人の最多の地であったことも知る人は多くありません。
今回のパニヒダでは、埋もれた歴史に光を当て、21世紀を迎えた今日、改めて日本とロシアの相互理解と親善を深める一歩としたいと思います。
当日は、横浜ハリストス正教会の水野宏神父に執り行っていただきます。異国の地であるこの横浜で骨を埋めることになった二人のロシア軍人に思いを馳せ、草の根からの友好を深めたいと思います。
日時:2016年11月6日(日)14:00~
会場 横浜外国人墓地(当日は「みなとみらい線 元町・中華街駅 3番出口(中華街口) ※訂正 6番出口(アメリカ山公園口)」で集合)
お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
「森の人」。シベリヤの大森林に暮らす人をそう呼びます。人跡未踏のシベリヤには今もなお未知であり、未開発の地が残されています。
そのシベリヤで生き、文明と接しながらもその文明を受け容れられず、シベリヤに戻り事件により非業の死を遂げた20世紀初頭の実在の人物を描いた「デルス・ウザーラ」を上映します。2016年を締めくくる上映会です。そして、この映画のソ連ロケの際、協力監督として参加した河崎保氏も来られます。いろいろな撮影の裏話も聞くことができます。日ソの映画事情に通じた河崎さんならではの興味深い話に耳を傾け、映画を楽しみましょう。
日時:2016年11月27日(日)14:00~
会場:横浜平和と労働会館5階教室
参加費:500円(黒パン・お茶付)
【映画情報】
ロシア人探検家(作者)のアルセーニエフは、当時ロシアにとって地図上の空白地帯だったシホテ・アリン地方の地図製作の命を政府から受け、探検隊を率いることとなった。先住民ゴリド(現ロシア名:ナナイ)族の猟師デルス・ウザーラが、ガイドとして彼らに同行することになる。シベリアの広大な風景を背景に、2人の交流を描く。黒澤明監督、1975年ソ連・日本合作。ユーリー・ソローミン、マクシム・ムンズク他出演。
お申し込み・お問い合わせ先:神奈川県日本ユーラシア協会事務局
Tel/Fax 045-201-3714
E-mail eurask2@hotmail.co.jp
ハバロフスク旅行事後交流会
9月25日(日)は行事が二つ重なりました。料理教室と旅行事後交流会です。簡単ロシア料理教室で4類のカツレツを作った後、というよりもその最中に今年の旅行参加者が来てくれました。料理教室の中にも旅行参加者・スタッフがいたので、料理の出来上がりとともに交流会が始まりました。
まずは、出来立てあつあつのカツレツを頬張りながらの一人一言。料理教室講師の滝沢さんから始まりました。今年の参加者のみならず、来年への参加を胸に参加してくれたロシア語教室受講生や会員の方も。旅行参加者は旅行の感想を、他の方はご自身のロシア旅行や来年への希望や質問を述べられました。
そして、お待ちかねのDVD。田中さん苦心の作です。特に今年は、田中さんがダーチャコースに参加されたのでダーチャの詳細な映像がすばらしかったです。見ていた参加者はいずれも「初めて見た」「自然そのもので、美しい」「こんなところで暮らしてみたい」という感想を言われました。アムール川の景色やダンスと歌。オケアンキャンプの子供たちの姿。いずれも懐かしく感じ、来年もまたという思いを持ちました。
この文章を読んでいる会員の皆さん、来年はぜひご参加を。
(関戸)
大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅報告
NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会の主催で、2016年8月9日~14日まで「大河アムール・ハバロフスク市民交流の旅」に参加した。
8月8日成田空港のホテルに前泊して翌日昼過ぎに飛び立ち、9日夕方ハバロフスク空港に到着。成田から約4時間半だった。(日本との時差は1時間)
飛行機は乗ると速くて便利だが、事故が起きたらどうしようと思う気持ちと隣り合わせだ。無事着いてホッとし、インツーリストホテルでゆっくりした。
インツーリストホテルの窓から見えるホテルや家はあざやかな原色を使った文字や絵が描かれ、その風景を見ていると、ロシアに着いたのだなと思った。
8月10日午前 自由行動
ホテルからすぐ近くの州立郷土史博物館の公園には、1800年代に(当時ソ連)活躍した英雄の像や大砲が展示されていた。私たち6人の旅行者と通訳はその公園の高台にある展望台に上がり、ロシア正教の寺院や眼下に流れるアムール河をみた。
海のように広い河だ。2013年には氾濫して近くの島のダーチャの家が天井まで水に浸かったと聞いた。
中国を流れる時は黒龍江という河はロシアにはいるとアムール河と呼ばれオホーツク海に注ぐ。
英雄たちの名前を刻んだ立派な慰霊碑、その規模の大きさに驚くばかりだった。
街の丘にのぼるとレーニン広場があり、公園には噴水や花の植え込みもあり、マリーゴールドがきれいに咲いていた。もちろんレーニンの像もあった。
午後からアムール河にかかるアムール鉄橋をわたり、肥沃な土地のダーチャ村に行く。ダーチャはロシアの菜園付き別荘のことで、日本の別荘と異なる。ロシア国民の6割ぐらいの人がダーチャをもっており、週末になると、都会から来て農作業をしたり宿泊したりして楽しんでいるそうだ。私たちが農作業を体験ための家に着くと、カラフルな色の建物があった。畑にはビーツやピーマン、沢山の野菜、木の実、ブドウなど植えられており、広大な農園だった。ジャムはここでとれたブルーベリーやラズベリーを使ってつくったという。とても美味しい自然の味だった。
女主人はクラキナ・リュドミラさんで国後(クナシリ)の生まれという。夫は元パイロット、女主人の友達はニーナという。私たちといっしょに行動し通訳をしてくれたデムチュク・エカテリーナさんは若くて美しく、日本人以上に正しい日本語が話せる人だった。日本人は3人でここに2泊し、サウナ(ロシアではバーニャという)に入ったり、美味しい料理をごちそうになったり、雑草の刈り取りを手伝ったりした。土地は肥沃な上、化学肥料も消毒剤もなしで育てていた。
ごちそうをいただきながら楽しく会話した。彼女達はロシアの社会について「年金だけでは生活できない」とか「子供への助成が3年後には減額されるので困っている」など、まるで日本での会話かと思うほど共通の話題があった。私は今年の原水禁世界大会で確認された“核兵器廃絶国際署名”を出してお願いしたら、快くサインしてくれた。ロシアに来てロシア人の4人分の署名が集まった。ユーラシア協会本部が発行した『日本国憲法九条を世界に普及しよう!』のパンフをお礼に差し上げると、ニーナさんはロシア語で読み上げ皆で平和の大切さを話し合った。
呉からいっしょに行った村田さんが日本から持って行った小麦粉と酵母菌を混ぜてパン生地をつくり、一晩ねかせて次の日朝みるとふっくらとふくれたパン生地を厚手の鍋で焼き、ロシアの人を喜ばせた。良い食文化交流になった。
~次号につづく~
(佐々木/呉支部)
10月15日(土)より、第125期ロシア語教室を順次開講します。
初めて学ぶ方のための「入門」クラスは、火曜夜・土曜午前の2クラス共、開講決定済です。今からでも間に合いますので、ぜひご入学ください。
既存の初級・中級・上級・会話・演習の各クラスも生徒募集中。中途編入も可能です。見学は3クラス・各30分以内まで無料です。
詳しくは教室ホームページをごらんください。受講お申し込み・お問い合わせは教室事務局まで。
授業補習サービス「ロシア語寺子屋」
当教室受講生補習のための「ロシア語寺子屋」は、学期中の第2土曜日と第4土曜日に行っています。
ロシア語を学んでいて何か分かりにくいことなどありましたら、どうぞ気軽にご相談ください。
ご利用の際には前もって教科書のページや質問内容をご連絡下さい。
人数が多い時は、個別に20分単位で時間の調整をさせていただきます。
皆様のご利用をお待ちしています。
【今後のロシア語寺子屋開催日】
10月22日(土)13:30~15:00
11月12日(土)13:30~15:00
11月26日(土)15:00~16:30
12月10日(土)13:00~15:00

9月24日にロシア語教室の体験講座を行いました。この日は10月の新学期から始まる「入門」と「体得会話」の2本を体験レッスンとして開催しました。
【入門】
入門講座へは6名が参加。担当したのは土曜入門を受け持つオリガ・タラルイキナ先生。
体験講座を担当するのは初めてとあって多少緊張したようですが、アルファベットの発音や簡単な文法をレクチャーしました。
参加者からは10月の本講座への申し込みもあり、新学期に向けて楽しみな入門体験になりました。
【体得会話】
申込者は6名でしたが、1名の方から急用で参加できないとの連絡があり、5名の参加者でした。
会話は教科書を相手に下を向きながらするものではなく、人と向き合ってするものだからと教室の机は片づけられ、椅子が丸く並べられていました。
テレビ画面に映るパワーポイントのテキストを目と耳で学びながら、ゲスト講師のオリガ・タラルイキナ先生や受講者同士で「誘う、応じる、断る」などの会話で使われるフレーズの実習をしました。
2016年度前期(2016年4月~9月)
レッスン予定日:2016年度後期(2016年10月~2017年3月)
前半:10月8日、10月22日、11月5日、11月12日、12月3日、12月17日
生徒募集クラス:
17:00~17:45ドムラ中級
18:00~18:45バラライカ初級
講師:北川 翔(バラライカ奏者、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ主宰)
会場:横浜平和と労働会館5階
会員受講料(1回45分×6回分):3~5名クラス:24,000円、2名クラス:36,000円、1名クラス:54,000円
日程:毎月1回、土曜日開講
2016年度後期日程:10/15、11/19、12/17、1/21、2/18、3/18
※レッスン日に見学随時可能です。発表会、協会行事等で演奏の機会もあります。是非お気軽にご参加ください!
◆グループレッスン:
Aクラス 13:00~14:00(空席2)
Bクラス 14:10~15:10(空席2)
◆アンサンブルクラス(90分):
15:20~16:50 (お問い合わせ下さい)
※10月から時間帯が変わります
入学金:3,000円(継続の方、休学1年以内の方、当協会会員は免除)
受講料:アンサンブル3,600円×6回=21,600円、グループレッスン3,085円×6回=18,510円
会場:横浜平和と労働会館2階 神奈川音楽センター 音楽ホール
講師:檜垣 紀子
芸 能
Русская Десятка ロシア・トップ10
ロシアから、9月第4週のRussia Airplay Chart TOP10をお送りします。
先月号で休載により今月紹介する新曲は10曲中9曲!!!先々月からチャートで粘っていたテムニコワ以外、全部新曲!
スタヴローポリ出身、露全土で共感を沸き立たせる熱~い男達のユニット・グラードスィの新譜«Градус 100»が第1位になりました!尚これはシングルタイトルだけでなく、6月末にリリースされたミニアルバムのタイトルでもあり、このユニットが2008年に初コンサートした際のユニット名でもあります。他に前回のヒット作«#ВалиГуляй»も収録されて、楽しいアルバムに。iTuneで購入できます。シングルPVでは、2トップVoロマンとルスランが、ビラーン、ルツコフスカヤ、ガガーリナ、テムニコワ、ソトニコワなどの錚々たるメンバーを乗せて、モスクワをドライブするといったストーリー。おめでとうございまーす!:-)
画像引用元
Градусы→http://www.all-stars.ru/
Баста→http://www.all-stars.ru/
Serebro→http://www.all-stars.ru/
Егор Крид→http://www.all-stars.ru/
Юлианна Караулова feat. ST→http://www.all-stars.ru/
Сергей Лазарев→http://extranews.org/sergej-lazarev-odobril-vybor-kudryavcevoj_13183.html
Ханна→http://rocketbooking.ru/
Время и Стекло→http://zvezdanutye.com/
Loboda→http://www.all-stars.ru/
(Tophit.ru, Russia Airplay Chart 2016年9月19~25日/MOPA)
演 劇
THEATER ATMAN 第8回公演
「オールドアクターズソング~白鳥の歌・熊・結婚申込」
8月20日 於:シアターシャイン(東京・阿佐ヶ谷)
定番中の定番といえるチェーホフの小品喜劇「熊」と「結婚申込」に落ちぶれた老俳優の悲哀を語る「白鳥の歌」の組み合わせ。THEATER ATMANはこの3作品を「オールドアクターズソング」と題して、とある劇団による劇中劇という構成に仕上げた。
団員たちが本番を前に次々と舞台に滑り込んでくる。演じ終わったあとはぱっと解散。「片付けやっといて」とか「これからオーディション」などと言いながら舞台を去っていく。アフタートークで聞いたが、この部分はすべてアドリブだそうだ。とはいえ、舞台上で「登場人物」を演じているときの彼らは、まぎれもなくチェーホフの世界の人間。「結婚申込」での下世話な自慢話に笑わせられ、「白鳥の歌」では鬼気迫る独白で圧倒させられる。
演出は仁川出身の李哉尚(イ・ジェサン)氏。韓国の劇団MIRレパートリーの代表であるが、日本で行ったワークショップを母体として2011年にTHEATRE ATMANを結成、同劇団の芸術監督を務めている。韓国は日本以上に舞台芸術がさかんな国だ。おそらく歌舞伎のような「型」で演じる芸術ではなく、情念が沸き立つような「唱」「舞」「語り」がベースにあるためだろう。伝統演劇から近代演劇の発展の歴史を俯瞰すると、日本以上に風刺や諧謔が好まれる傾向がある。こうした素地にチェーホフがマッチするのは、ある意味必然だろう。
(文:滝沢 三佐子/写真:劇団提供)
映 画
「みかんの丘」(ザザ・ウルシャゼ監督作品 2013年)
「とうもろこしの島」(ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督 2014年)
人間の営みと愚かな戦争の対比が鮮やかに描かれたジョージア映画2本。どちらも1992年に勃発したアブハジア紛争を背景とした作品だ。
「みかんの丘」は、エストニア人2人が主人公。みかんを売った金でエストニアに疎開しようとする男と、彼のために木箱を作るもう一人の老人。ある日目の前で戦闘が起き、2人の兵士を介抱することに。ところが彼らは敵同士であるアブハジアを支援するチェチェン人とジョージア人。互いに殺意を抱く彼らだが、家主の許可なく殺人はできないと言い渡される。近づく戦線と敵同士をかくまうリスク、彼らの間に生まれかかった友情など、ユーモアとせつなさが観る者を引き込む作品。
「とうもろこしの島」は、セリフを極力廃した作品。エングリ川に毎年できる中州にとうもろこしを栽培する老人と孫娘が主人公だ。黙々と働き続ける彼らのそばには、ときおり砲弾が飛び交う。あるとき、傷ついた敵兵(ジョージア兵)が中州に流れ着き、老人は危険を承知で介抱する。孫娘との淡い感情もロシア兵の巡回で吹き飛ばされる。豪雨に見舞われながら、二人は必死のとうもろこしの収穫を続け、想像を絶するラストシーンがやってくる。現在、岩波ホールで公開中。
(滝沢 三佐子)
「フランコフォニア ルーヴルの記憶」
(アレクサンドル・ソクーロフ監督作品 2015年)
ありきたりを嫌うソクーロフ作品らしく、エンドロールが冒頭にくる斬新な始まり。監督自身がナレーターであり、作品のコンダクターである。
「ルーヴルのないフランスは必要なのか?」こうした問題提起から始まる本作品は、1739年の美術館誕生からナポレオンの時代や第二次世界大戦を経て現代に至るまでを行きつ戻りつしながら思考する、“記憶の迷宮”へのいざないだ。
ナポレオン1世が「戦利品」として集めた宝物から出発したルーヴルは、「自由・平等・博愛」を唱えるマリアンヌとは真逆の存在。
一方、美術品を保護する使命を帯びたナチスドイツのメッテルニヒ将校とルーヴル美術館館長のジョジャールの奇妙な連帯感、エルミタージュ美術館の美術品は保護の対象にならなかった事実などが描かれ興味深い。
同監督による「エルミタージュ幻想」(2002)は、1カット撮影という贅沢で華麗な作品だった。この作品はそうした華麗さよりも、ルーヴルの成立とその存在意義を観るものに問いかける。
10月29日よりユーロスペース(渋谷)で公開。
(滝沢 三佐子)
「レミニセンティア」
11月12日(土)より、渋谷ユーロスペースにてレイトロードショー
日本人監督によるロシアSF感動作
今作はハリウッドと日本で長編作品賞を受賞。ロシアの巨匠アレクサンドル ソクーロフ監督の映画「太陽」の日本人スタッフがロシアに渡り、自主制作、しかも初監督でロシアSF映画を作り出した。人の記憶とは真実なのかという哲学的なテーマのエンターテイメント作品である。
撮影場所はロシア、モスクワからさらに300km離れた古都ヤロスラブリ。黄金の輪と呼ばれる歴史的な建造物が立ち並ぶ街でありながら旧ソ連時代は工業地帯だった街。娘以外の役者達は実際にこの街に住む役者達。ヤロスラブリ劇場に所属し、ソ連時代から演技を学ぶ本格的な役者達がこの映画のテーマを感じ取り協力してくれた。忘れたくない記憶という父と娘のつながりを描き、そして、悩める人々の苦悩を描くことで、忘れられることができることも救いであるという記憶の二面性を描いている。展開は、謎が謎を呼び、そして謎が解けた後に続く、何度も繰り返されるどんでん返し、そして衝撃的なラストへと続く。
出演: アレクサンダー・ツィルコフ、井上美麗奈、ユリア・アサードバ、イリーナ・ツィルコバ、デニス・ヤコベンコ 他
脚本・監督:井上雅貴
製作:INOUE VISUAL DESIGN
2016/日本/カラー/16:9/STEREO/89分
(c)INOUE VISUAL DESIGN
音 楽
オーケストラ・ナデージダ 第15回演奏会
9月25日の日曜日、私共オーケストラ・ナデージダ 第15回演奏会を無事終える事が出来ました。お越し頂きました皆さまに心より御礼申しあげます。ありがとうございました。
タワーホール船堀での演奏会は今回で2回目でしたが、前回(第13回)よりお客様が倍増いたしました。大きな感謝です。
■演奏会を振り返って■
ナターリヤ・コーリチェヴァさんのルビンシテイン「ピアノ協奏曲第4番」からプログラムは始まりました。情熱的な演奏を終えたナターリヤさんは、まるで無垢な子どもが心からの感情を体で表現するように、身振りで喜びを表現して下さいました。きっと、お客様もナターリヤさんと同じ気持ちを共有されたことでしょう。この曲を初めてお聴きになったお客様が多く、曲の美しさに大変驚かれたようです。
続いて、中村初惠さんによる歌が始まりました。白いドレスをまとった初惠さんがラフマニノフ「ヴォカリーズ」を歌い出し、ホールにゆったりとした空気を招き入れて下さいました。続くスヴェトラーノフ「3つのロシアの歌」は、古き良きロシアを紹介する音紀行でした。圧巻はアリャービエフ「ナイチンゲール」です。初めてこの曲を聴かれたお客様は驚かれたに違いありません。絶品のコロラトゥーラ、本当に鳥の鳴き声のようで素敵でした!
最後の曲はグラズノフ「交響曲第4番」です。本当にこの曲はオーケストラならではの力強さを聴き手も演者も実感出来るユニークな、それでいて大変美しい曲で、グラズノフの「自由な作風」をお客様と一緒に体感する事が出来ました。
次回演奏会は2017年3月5日、再びタワーホール船堀にて行います。ナデージダを応援して下さっている皆さま、そしてまだ見ぬ皆さまにお会い出来る時を心より楽しみにしております。
オーケストラ・ナデージダ 第16回演奏会
2017年3月5日(日)昼公演
タワーホール船堀
指揮 渡辺新
エルランド・フォン・コック/交響曲第2番「ダーラナ交響曲」
ストラヴィンスキー/交響曲第1番 変ホ長調 作品1
ハバロフスク児童絵画展で観客好感度賞にノミネート!
今年4月にハバロフスクの児童絵画展「私たちは同じ惑星の子供たち」に、私と妹の子供の作品5点を送りました。
上から、11歳、9歳、7歳、5歳、4歳の子供の作品を送らせていただきましたが、その中の4歳の子(私の三男)の作品が、何と“観客好感度賞”にノミネートされました!
ノミネートということで正式受賞には至らず、また、この“観客好感度賞”自体が、おそらく、おまけ的な賞だと思うのですが、素敵な賞状ももらい、親も嬉しくて、子供には「賞もらって良かったね!」と話しています。他の子供にも、参加賞として綺麗な賞状をいただきました。
昨年はおよそ300作品が集まったようですが、今年は25周年ということで大きな企画がなされ、事前の段階で700以上の申し込みがあったようです。過去最高の応募数ということです。
ハバロフスク内の芸術学校からはもちろん、日本(横浜、青森、新潟)や韓国、中国、ベトナム、ブルガリア、ベラルーシ、トルクメニスタン、チュヴァシ共和国、カルーガ、チェリャビンスクといったところからの参加もあったようです。
“観客好感度賞”に晴れてノミネートされた三男の作品と、三男&賞状の写真をお送りします。(写真は表紙をごらんください)
(大山)
チェルノブイリ子ども基金は、チェルノブイリ原発事故後、甲状腺がんの手術を受けた子どもたちの医薬品の援助や、保養プロジェクトを行ってきました。当時子どもだった世代は、母親、父親として自分たちの子どもの成長を見守っています。残念ながら子どもを残して命を落とした人もいます。各月の小窓には、ベラルーシの子ども健康回復センター「希望」で保養をした子どもたちの写真(撮影は子ども基金スタッフ)が掲載されています。
定価1100円 送料別(6部まで200円)(10部以上:1部1000円/送料無料)
お申込みはチェルノブイリ子ども基金 cherno1986@jcom.zaq.ne.jp にメールをお願いします
お支払方法:お届けするカレンダーに同封の郵便振替用紙でお振り込みください
カラー、サイズ:縦42cm×30cm 見開きA3サイズ
デザイン:川島進デザイン室
投稿歓迎!
「日本とユーラシア」神奈川県版は会員みんなで作る機関紙です。もっと面白くしたい方、新しい企画を思いついた方、協会や機関紙について感想や意見のある方は、読むだけでなくぜひ投稿してください。
ユーラシア関連ネタなら文章でも写真でも絵でも、ジャンルを問わず何でもOK。
ただし全てボランティアで、自分のオリジナル、または権利者の許可を得たもの、著作権法に触れないものをお願いします。ペンネームや注意事項があればそれも忘れずに。
文章は1記事800字以内が目安で、長ければ編集・分割して掲載する場合もあります。
原稿はメールやFAXや郵便で下記へ送ってください。締切は毎月末で、翌月15日頃に発行されます。投稿をお待ちしています!
(機関紙編集部)